浜松風力発電所の風車と鉱山跡地
(電子国土より)
幾度となく取り上げている浜松風力発電所。浜松市北区
引佐町から同区滝沢町にかけての尾根に、10機の風車が建つ。最大総発電量は20MW(2万kW)。一般家庭の町ひとつ分ぐらいは賄える能力を持っている。全高は120mもあるため、浜名湖対岸や遠州灘近くからも見える。
鳶ノ巣山や
秋葉山からも確認できた。
このあたり一帯は石灰岩質の山が多く、鍾乳洞も多数あるという。中でも東海地方最大を謳う
竜ヶ岩洞は有名で、観光洞として営業している。
採石場も多く、風車列近隣にも2ヶ所存在する。1号機南には
良眺望の立須があり、その下部には岩肌が階段状になった部分がある。また3~4号機間は少し間が空いているが、ここも遠方から眺めると岩場が見える。前者は三岳鉱山跡地、後者は都田鉱山跡地で、いずれも現在は
住友大阪セメント(株)が所有している。
現代を象徴する風力発電と、モニュメント的存在でもある鉱山跡。そして有無を言わせず貫く、新東名・三岳山トンネル(旧称:浜松トンネル)。対比の面白さに惹かれ、鉱山跡について検索してみたもののヒットせず。無いものは仕方ないので、自分でまとめてみた。