2025/07/02

H2A F50の夜光雲?

先月29日、1:33:03に打ち上げられた50号機をもって、H2Aの運用が終わった。失敗は1回のみ、打ち上げ成功率は98%という、人を乗せてもいいレベルの信頼性だった。

ラストは夜間打ち上げ。夜なら晴れさえすれば浜松からでも見ることができる。
H2Aは45号機で見ることができた。イプシロンは2発も見ている(2号機3号機)。ただ、星も見える空ながら雲は多く、今回の打ち上げの光跡は見えなかった。
日の出時刻は4:40前ぐらい。打ち上げから日の出までは3時間なので微妙なところだが、ロケット雲(夜光雲)を狙うことにする。H2B F7では3時間後にそれらしきものを見ている。

以下は、ほぼ撮りっぱなしのタイムラプス動画。肉眼でも3:40ごろから、他と違う白い雲を確認している。


H2A F50の夜光雲?

なお、細かい星のようなものがたくさん写っているが、これらはイメージセンサのホットスポット。動画やタイムラプスではダーク引きされないため、派手に残っているが仕方ない。
マスクを合成して引き算すれば一見きれいになるが、空が明るくなると逆にダークスポットになってしまう。そこまで手をかけるのもどうか、と……



おおよその光跡予測
いつもは立須まで出向いて撮影している。背景を盛るにはもってこい。ただ、目の前の田んぼでも十分見えそうなことが判ったので、今回は稲荷山にポーズをとってもらった。

合成しているのはイプシロン3号機の軌跡。
今回のペイロード「いぶきGW」と同じ太陽同期準回帰軌道への投入なので、概ね同じであろうということで採用した。途中で切れているが、この先は地平線へ沈む方向に動く。
本来であれば、こんな感じで見えたはず。

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