10日から11日にかけて皆既月食があった。
昨年は月出帯食で、しかもパール富士も見られるはずだったが、天気に祟られた(→月出帯食について)。
今日は初霜初氷。クリアな寒空高くに皆既月食がみられた。おうし座の角の間に月が挟まっている。
皆既中心からややずれているため、明るさに偏りのある赤銅色をしている。この赤っぽい色は、地球の縁を回ってきた光によるという。つまり、アメリカの朝焼けとイランの夕焼けとの共演。狭い地球で我を張り合う愚かさを、いい加減に学んでほしいもの。
天体には使えないコンデジ(CaplioR2)で、とりあえず撮ってみた。
月を拡大しても寝ぼけた画像になるだけなので、引いて星野写真として撮ることにする。おうし座の頭とプレアデス星団(M45:すばる)を構図に入れたい。ステップズームで標準レンズあたりの焦点距離に設定。最高感度のISO800、最長の8秒露出とする。ダーク引きは面倒なのでピンクカブリは承知の上で対策せず、粒状性向上だけを考えて8枚ほどのコンポジットとした。コンポジットはYIMG331eを使わせてもらった。
平均コンポジット後、微光星が見やすいようにガンマを2.0ほどに持ち上げ。星像に芯がないので、通常写真よりやや強めにアンシャープマスクをかけた。けっこうザラつくが、これでも1枚画像と比べると明らかに改善されている。
あらためて「使えなさ」を実感。
コンポジットといえば、パノラマ化では欠かせないICE。複数画像を解析して繋げて一枚にまとめるツールで、接続部分は目立たないような処理もされる。同じ撮影範囲を重ねた場合の動作が不明だったので試してみた。
結果的には、平均化コンポジットはされない。1枚画像とほぼ同じ粒状性のままだった。
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