スズミグモが皇居で多く見られるようになった、という話。以下はその要約。
国立科学博物館は皇居の生態調査を行っているが、スズミグモが3~4年前から見られるようになった。南方系のクモとされており、九州四国などが生息域だったが、10数年前から首都圏でも見られるようになった。スズミグモは、風に乗って相当距離を飛べるが、都内で卵を抱えたものも見つかっており、繁殖もしていると思われる。冬の最低気温が上がったことが一因と考えられ、温暖化や都市化による気温上昇の指標になるのではと注目されている。
子どもの頃には、こんな伏せた巣は見たことがなかった。この南方系のクモは、30年程前には静岡県まで北上、10数年前には首都圏に届き、そして皇居でも、ということのよう。
昨年は庭先で見かけた記事を書いた。今年も1張り見かけたが、やはりいつの間にか消えてしまった。