酸っぱいアレでもレモン氏が発見したとかでもない、レモン山サーベイで発見された彗星。機械的に夜空を撮影しまくって不穏な輩を探し出す、リニア彗星とかニート彗星とか、その類のもの。
かつては、黎明薄暮に自作のシーカーで低空を狙うコメットハンター、なんて物語もあったが、いまや個人名の付く彗星はかなり減ってしまっている。
発見当初の予測よりだいぶ明るくなったとはいえ4等星。彗星は薄らボンヤリ見えるものなので+2等級ぐらいは見込む必要がある。目のいい人が暗夜で6等星が見える、ということなので、ふつうに肉眼で見るのは無理。
撮ってみると、やはり弱々しい。薄明でも確認できた昨年の紫金山・アトラス彗星などと比べると、だいぶ残念。
ただ比較的コンパクトで集光しているので、双眼鏡で眺めれば見つけやすい彗星ではある。すぐ脇に太い三日月のある空、7cm双眼鏡で、1~2°の太い尾が1時方向に伸びているのが判った。
彗星は、近日点通過からその後あたりで成長することが多い。地球からはやや離れつつ11月8日が近日点通過なので、より見やすいコンパクトで彗星らしい姿になるかもしれない。
以下に、10/27および10/28の西の夕空のタイムラプス映像を貼っておく。
撮って出しでいきたいところだが、暗すぎて見えないので、27日は18:00頃から、28日は18:24頃から強めの補正をかけている。AviUtlの色調補正で、明るさ、コントラスト、ガンマを適量上げている。
画面中央付近をだんだん下っていく、上方に太い尾を引いたものが件の彗星になる。小さいので、大画面で見ないと判りづらい。暗い夜空でエキスパートが眺めれば、このぐらいには見えるのかもしれない。
撮影機材は、カシオのEX-10。光学撮像系は、丸ごとオリンパスXZ-2の借り物というコンパクトでないコンデジ。
50mm相当、TL、夜景モード、1sインターバル(0.8s露光)、+2.0EV、WB曇り、という設定。EX-10にはインターバル撮影機能がないので、カメラ任せのタイムラプス映像となる。
日周運動で星は動いていくが、動かない星のようなものもたくさん見える。これは撮像素子のホットスポットで、キャンセルする機能がないのでそのままにしている。
いずれの映像にも、多数の飛行機、多数の人工衛星が映っている。薄暗く点滅せずに動くもの(≒人工衛星)を調べると、大概はSTARLINKだったりする。確認はSatelliteTrackerが便利。
よく見ると、フラッシュするもの、点滅するものなどもある。精査してみるのも面白いかもしれない。
10/27の西空低空
10/28の西空低空
ちなみに28日の18:26ごろには、長い流星が見られた。天頂のベガと同じに見えたので0等級以上。-4等が閾値といわれるので、火球にはちょっと届かないか、というレベル。流星にしてはゆっくり目の動きで数秒間見えていた。
動画から抜き出した画像を比較明コンポジットしてみる。ちなみに彗星像は、中央の明るい飛行機光跡の一番下に重なっている。

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