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平成最後の日の出@浜松市北区
まもなく平成時代が終わる。

平和を願い、国民に寄り添うことを務めとしてきた平成天皇。高齢により職務遂行が難しくなることから譲位を望み、それが果たされるときがきた。
ただ昨今の「平成最後の○○」「新元号、令和」など、年の瀬を思わせるようなお祭り騒ぎを見ると、喪に服することなく代替わりすることにより、国民を元気付けるイベントになることを見越していたのでは、とも勘ぐってしまう。
特例法を作る際には、「天皇は死ぬまで祈っていさえすればいい」なんて反対する人もいたわけだけれど、いまの賑わいをどう見てるんだろう。


さて、日の出。本来は4月30日になるわけだが、生憎の荒天の予報。29日も曇り。浜松市北区では、28日が見ることのできた最後の日の出となった。
寒波が訪れ、西高東低の気圧配置。久々に一桁の最低気温、そしてこの強風。しまいかけたダウンジャケットを引っ張り出しての撮影になった。

 


5月1日 ダイヤモンド富士予測
5月1日をもって、元号が平成から令和に変わる。
その令和の初日の出は、房小山の北、1860標高点あたりでダイヤモンド富士となる。左図はカシミール3Dによる。

ちなみに、バラ谷の頭でダイヤモンド富士となるのは、4月28日(および8月15日)ごろ。日を追うごとに南下し、ゴールデンウィーク最終日の6日には、房小山と鋸山の中間あたりまで下がってくる。いずれにせよ、あの尾根上のどこかで見られるのだが、さすがにテント持ちでないと厳しい。
泊まれないなら夜間登山でご来光の手も、と考えたのだが、アクセスはなかなか厳しい状況であることが判った。4月21日時点の状況を記す。

 


ニシムラキイチゴ論文より
何気にトヨラクサイチゴRubus × toyorensisでググっていたら、こんな論文を見つけた。
バラ科ニシムラキイチゴ(Rubus nishimuranus)四国で発見(pdf) : 植物地理・分類研究 バックナンバー第62巻より
内容をざっとまとめる。
カジイチゴR. trifidusとクサイチゴR. hirsutusとの雑種には3つの型がある。染色体数に着目すると、2倍体がトヨラクサイチゴでほぼ不稔、3倍体は不稔性の雑種、4倍体はニシムラキイチゴで稔性を持つ、となる。ニシムラキイチゴは発芽も正常で、雑種由来の「種」と考えられる。ニシムラキイチゴは、小笠原および伊豆諸島で見つかっている。これ以外では、今回の徳島での発見が初である。

ちなみにこの論文で「ニシムラキイチゴ」と呼んでいるものは、Ylistではハチジョウクサイチゴを標準和名としている。また別名として、ハチジョウイチゴ、ニシムライチゴが挙げられている。
雑種起源と考えられるが、学名にあるようにひとつの種として扱われている。

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