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衛星データベースページ
人工衛星には通し番号が振られている。本体そのものの他に、打ち上げロケットの残滓、Iridium33やASTRO-H(ひとみ)のようなバラけた分離物など、観測できたものはすべて含む。
衛星カタログ番号などとも呼ばれるこれは、人類初の人工衛星スプートニク……を打ち上げたロケットに1番を振り、現在は45000を超えている。

国際衛星識別符号というものもある。こちらは打ち上げ年などがそのまま記述され、例えば今年打ち上げられたスターリンク1308は2020-019-BMとなる。
もちろん、STARLINK-130845419などと呼ぶこともできる。1997-051-ABM(イリジウム33の破片)のように、アルファベットが3文字になることもある。

僕らの生まれてくるずっとずっと前には月へ行っていたわけだが、それよりさらに10年も前に人工衛星は打ちあがっていた。じつはその頃の衛星が現在も回っている。
スプートニク(SPUTNIK 1/2/1957-001-B)はもう落ちたが、ヴァンガード1(VANGUARD 1/5/1958-002-B)、ヴァンガード2(VANGUARD 2/11/1959-001-A)あたりは残っている。通過予報を眺めてみると、ヴァンガード1は9等、同2が7等、またそれらの打ち上げロケットが8等、6等という。とりあえず、双眼鏡では見えそうだ。

 

4月になり、冬季閉鎖が解除された天竜スーパー林道。この日曜に、ゴールデンウィークへ向けての足慣らしも兼ねて、偵察に行ってきた。
左図、浜松市の林道情報によれば、林道・野鳥の森線(スーパー林道の北半分、山住峠~水窪ダム)はまだ通行止めらしい。

南半分の林道・天竜線(秋葉山参道~山住峠)の様子も見たかったので、東雲名の赤い橋を渡り、スーパー林道の南端から入る。
秋葉山ではサクラを眺めつつトイレを借り、食事処・一本杉跡は片付いていて鉄塔工事が終わったことを知る。左手に小ぶりな風力・太陽光発電所、右手にパラグライダー台など経過すると、やがて竜頭山が見えてくる。
登山口でもあるこの天竜の森・中央駐車場で、めでたく77777kmに到達した。車齢21歳5ヶ月。正月に登って凍えたり、ダイヤモンド富士やらスーパー・パール富士やら、思い出の多い山でもある。
比較的落ち着いている天竜線だが、ここから山住神社までの間は少々荒れ気味。でっかい水溜りがあったり、舗装が抉れたり。グレーチングが落ちているところもある。暗くなってからの走行では注意したい。

 

去る3月24日、早朝5時過ぎ。東海、関東など日本の腹のあたりで、スターリンク・トレイン(STARLINK train)が見られた。
これは3/18に打ち上げられた第6弾(名称は「Starlink 5」)のもの。

打ち上げ時刻は12:16(UTC)という今までにない時刻(Wikipedia)。しばらく日本からは見られず、5日あまり経っての対面となった。
適度にバラけ、高度は200km前半とまだ低く、天頂付近を通過する。薄明がキツめなので、眺めるには良いが撮影は難しい。高度200kmしかない衛星は、暗夜では光らないので仕方ない。
冒頭キャプチャのように、予報は1等級台後半。実際には、ベガ(0.0等)にやや劣るもデネブ(1.3等)よりは明るい、0.5等程度と見積もった。

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