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浜松市天竜区、竜頭山登山ルート
以前には、スーパー林道から登ったことのある竜頭山。季節は夏で、頂は景色もよく清々しいところだった。

正月2日。誘いもあって、冬の竜頭山へ登ってみた。とりあえず、GPSロガー「旅レコ」をつけて行く。

地図とルートの重ね合わせは、カシミールで行った。頂上付近での複線化は、実際に違うルートを通ったためだが、それ以外は同じ道を歩いている。行きと帰りで差し引き50mもずれている。山かげ森の中ではこの程度の精度しか出ないのかもしれない。

ロガーはリュックの横にぶら下げている。真後ろに着けたら、もしくは行きと帰りで反対サイドに着けたら改善されるかも、などと今になって考えている。


本当は白線際に止めないと……
すでにスーパー林道は冬季閉鎖中なので、麓の平和口から登る。8時過ぎに現場に着くと、すでに10台近い駐車車両。一番後ろへ突っ込んでおく。


竜頭山登山口
天気は雲が多目ながら悪くない。しっかり冬で寒いが、特別寒気が来ているわけでもない。シャツ2枚に防寒用のベストとジャケット、作業ズボンに合羽の下、といういでたちで出発。

標高130m、山頂まで6220mなどという看板がある。


退屈な植林帯の中の岩場
はじめはごく普通の植林帯を行く。岩場や雑木林も多少あるものの、ほとんど標高を上げず、ひたすら緩々と針葉樹林を行く。
下草も多く、フユイチゴが実っている。裏山となんら変わらない。


石垣
途中、右の山手側に石垣が目立つ場所がある。その反対側には廃屋らしき影もあり、おそらくは地図上にある「平和」集落の跡と思われる。


集落跡?
歩き始めてまもなく暑くなり、合羽とジャケットは脱ぐ。


折り返した沢を振り返る
40分足らずで、沢を渡って折り返す。標高400m弱。フユイチゴなどが生えるのはこのあたりまで。
地図からすると、この沢は仙戸地区から南に伸びる、福沢川の源流のひとつ。

すぐに山頂まで4300mの看板がある。このあたりから登りに入る。
脇道が各所にいくつもあるが、この近辺から右手へ入っていく。案内板はある。


水場1
1時間たらず、400mを超えたあたりで初めの水場に出会う。コップがひとつ置いてあるだけの小さな湧き水。さきほど渡った源流に流れ込む水脈のひとつ。

道は標高505のポイントを目指す。450mを越えるころから、霜柱や小さなつららが出現するようになる。


尾根道と崩れた沢道
505は「青なぎ」と呼ぶらしく、ちょっとした広場になっている。ベンチなども置かれ、地蔵が祀られる。

国土地理院の地図では、大輪橋あたりから尾根で来るルート、沢沿いで来るルート、南から山頂へ向かうルートなどが、ここから伸びている。ところが登山口にある案内板を見ると、大輪からのルートは沢道のみらしい。また、南ルートはここより先で分岐して書かれている。
歩いたルートを地図に落としてみると、点線とまったく合ってない。竜頭山への登山道に関しては、国土地理院の地図はあてにならない。


登山口にある看板
ここへは登り始めて1時間余で到着。山頂まで3700mの表示がある。
写真右手前から登ってきて、左手前へ折り返していく。「青なぎ」看板右側が、なんとなく尾根道っぽい。正面の崩れた向こうには、山道らしきものが見える。おそらく沢沿いルートだろう。

この数分先に、案内板どおり南コースへの分岐がある。「杣小屋」とやらを経由する「中級コース」とあるが、スルーしてそのまま進む。
なお、南ルートは、夏に登った際に合流した道と思われる。


北西にわずかな眺望
1時間20分で、「標高600m、頂上まで3085m」の看板を見る。1時間半で700m、2750m、1時間40分で800m、2400mに到着。

ここは竜頭山の支尾根の先端付近で、北西に少しだけ眺望がある。看板には800mとあるが、実際には840mほど。
冒頭の地図には844とあったが、ルートの赤線で文字が潰れている。

小休止を挟み挟み、1時間55分で900m、1980m、2時間5分で1000m、1610mの看板を通過。
ひたすら登りで、汗は流れるほどかいているものの、手や腕が冷たくなってくる。残雪や立派な霜柱が目立つ。


水場2を振り返る
1050mあたりにも水場がある。黒パイプ(ポリエチレンパイプ)で引いてあり、派手に噴き出している。その水が凍って、周囲は氷の世界。



植林帯が終わる
2時間20分で1100m、1250m。徐々に尾根から外れていく。標高1150mあたりで植林が終わる。落葉樹の雑木林になり、一気に明るくなる。このあたりからは涸沢を歩く。

2時間半で、公園らしい案内板に出会う。舗装こそ無いが、すっかり公園然とした雰囲気になる。冒頭地図では、山頂付近で南南西にルートが折れた場所。
竜頭山山頂の案内に従って進む。案内板には1150mとあるが、実際は約1200m。



道全体が浮いてる感じ
竜頭山の北尾根の西を南下する。道幅は広く、丸太で階段も作られている。

ザラメ状の積雪が0cm。霜柱は10cm近い。道全体が霜柱に持ち上げられ、そのまま固まった風。踏んでもたまにしか潰れない硬さ。風も常時10mはありそう。時によろけるほどの強風。

素手はしもやけ様に腫れぼったくなり、シャツ2枚の腕は感覚がなくなってくる。手は、かじかむというより「分厚い手袋をはめて曲げられない」風。耳、鼻も痛い。たまらず、ジャケット、合羽フル装備に。手はポケットで我慢する。

2時間50分で、舗装路に出る。ザラメ雪が道路の半分以上を覆う。


竜頭山山頂
登り始めから2時間55分、1351.6mの竜頭山山頂に到着。夏にはまったく眺望がなかったが、落葉しているためずいぶん明るい。

すぐ南の東屋にも寄ったが、すっかり曇って眺望は無し。視程10kmほど。

ともかく寒い。
そのときの佐久間の気温は5℃。標高差1200mあるので、確実に氷点下な上に台風並みの強風。体感温度はマイナス二桁か。冬山登山練習用、と看板に書かれているだけのことはある。
休憩していては凍えそうなので、即下山した。

植林帯に戻ると、空気が和らぐのがわかる。下れば下るほどに優しくなり、手の腫れも引いてくる。風が当たらないのもありがたい。
なるべく標高を下げ広場を探して下っていったが、1000mを切ったあたりで昼になったので、着替えと昼食、休憩をとる。
さらに下って、505ポイントあたりになると、上着も要らなくなった。下りは正味で2時間半たらず。

正月にもかかわらず、大勢の登山者がいた。10人は下らない。登山口では、「常光(寺山)まで行ってきた。雪に降られた。こっちは積もってたかね?」と竜頭の様子を聞きにきた人にも会った。物好きは結構いるらしい。

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