since 2007.8 by K-ichi

 

しばらく前に、具合の悪くなったPCの救護を要請されたときの顛末メモ。


「WinME機をまっさらにしようと、リカバリーを始めたが一向に進まない。」
出向いて見ると、本当に進まない。あれこれ調べたところ、初めにパーティションを切る段で、半分強のあたりから進まない。当然、それ以降のフォーマットおよびインストールも行えない。メーカであるNECの電話サポートと話してみたものの、最終的には「ハードウェア的にダメかもしれませんねぇ。」
ちなみにこのマシンには、パーティションをいじるツールを使った経歴があったが、それは問題ないとの言質をサポートから得ている。

ダメかもとまで言われたので、ダメ元でローレベルフォーマットを試みることにした。ググってみると、いくつかのツールが見つかる。幸いFDD付きのマシンであったので、MaxstorのMAXLLFを使うことにした。
使い方などは詳しいサイトがある。ちなみにMaxstorはSeagateに吸収されているので、このツールは現在はオフィシャルではない。

別のWinXP機でフロッピを起動用にフォーマット、そこにmaxllf.exeをコピー。日本語キーボードを認識させるために、autoexec.batには「keyb jp」を記述しておく。

当該機をそのフロッピから起動し、MAXLLFを実行。フォーマットは非常に時間が掛かるので、動き出したのを確認して、「終わるのは深夜だろうから、完了後にまた普通にリカバリーやってね」と言い残して帰宅。翌日、なんの問題もなくリカバリーまで完了した、との報。その後しばらく経つが、トラブルもなく使えているという。


WinXP MCE(MediaCenterEdition)機が持ち込まれた。Windowsが立ち上がらず、黙りこくったまま。放っておくとコマンドラインにエラー表示が出る。もし拾えそうなデータがあれば拾っておいてね、とのこと。

表示されるエラーは、「OSに必要なファイルが無い」ようなことを言っている。しかも、起動を試みるたびにファイル名が変わる。とりあえず中身を見てみようと、WinXPのCD-ROMから回復コンソールを起動。しかしルートとシステムフォルダぐらいしかアクセスできず、まったく使えない。chkdskを掛けてみるが60%あたりでほぼ停止。一晩寝かしても71%止まり。Windowsからではダメっぽいので、別のOSからのアクセスを試みることにする。

覗くにはDOSの類が手軽そうな気がしたが、このマシンはFDDベイにはカードリーダが収まっている。またそのDOSで「ファイルの共有」ができるのかも判らない。調べていくと、CD1枚で立ち上がるlinuxがあるらしい。knoppixといい、最新版は6.0.1。ただこのバージョンには、samba(「ファイルの共有」相当)が入っていないので、5.1.1の方を使うことにした。

CDイメージであるknoppix511-TC-Geeks-101.isoをダウンロードし、CD-Rに焼く。ライティングソフトは、@ITで紹介されているISO Recorderを使う。右クリックからシンプルに作業ができて便利。

当該PCでknoppixを起動し、「ドライブをマウント」など目新しい作法に戸惑いながらも、HDDの中身を確認する。セキュリティの関係か単に壊れて消えたのか判らないが、Program Filesなどありそうなフォルダが無かったり、既存フォルダもほとんど空だったり。sambaを起動し、とりあえず目ぼしいものをLAN経由で別PCへ移した。

OS部分だけでも再生させてみたらどうか、と、WinXPのCDから修復インストールを試みる。system32フォルダなど基幹部分のあたりが壊れているようなので、それらフォルダ名はリネームして「使用済み」を演出しておく。インストールが終わると、新たにシステムフォルダなども作成され、なんとかデスクトップが出るところまでこぎつけた。HDDを再確認してみるが、knoppixから見たのと変わり映えない。起動中にエラーも出ていたので、データ救出はここまでとして、新規のインストールを試みる。

diskpartでパーティションを切り直し、formatでドライブをフォーマット。しかし、このフォーマットがのっけの1%あたりで止まってしまう。再びローレベルフォーマットを試すことにする。

FDDレスのマシンであるので、今回はCDブート可能なSeaTools(PowerMAX後継ツール)を使う。Seagateのサイトから辿っていきDOS版SeaToolsをダウンロードする。ライセンス規約承諾、メールアドレスの入力を経た後、言語やメディアでダウンロード対象を選ぶ日本語のISO CD-ROM Image版を選択すると、ISOファイルがダウンロードできる。このファイルを、先にも使ったISO Recorderで焼く。

ブートすると、FreeDOSが起動し、その上でSeaToolsが実行される。動作は非常に緩慢。クリックが1秒後に反映される感じ。ワイヤレスマウスなどの影響だろうか。ともかくフォーマットを試みるが、「エラーの数が99個を超えた」と断られてしまう。表示メッセージには、「70℃を超えたか超えたことがある」云々、とある。スリムタワー型の狭い中に押し込められて、灼熱地獄で逝ったのかもしれない。

ともあれ、ローレベルフォーマットができないことには仕方がないので、前回使ったMAXLLFをなんとか使ってみることにする。MAXLLFはフロッピから起動するので、Virtual Floppy DriveでFDDイメージを作り、fdtoisoでISOイメージファイル化、それをISO RecorderなどでCD-Rに焼きこむ。このCDでブートすると、あたかもFDDから起動したように動作する。作成の詳細は後述。

結局のところ、MAXLLFはIDE(parallel-ATA)専用らしく、serial-ATAのこのマシンのHDDは、認識自体しなかった。熱ストレス歴があり、フォーマットすらできないHDDであるので、回転数の低めな新品に換装し、リカバリインストールして完了とした。


FDDから起動するように見せかける、ブートCDの作り方は次のとおり。

必要ツール類:

1.Virtual Floppy Driveを起動し[ドライバ]タブ-[インストール]ボタン押下
2.[ドライバ]タブ-[開始]ボタン押下
3.[ドライブ0]タブ-ドライブ文字:[変更]ボタン押下
4.ドライブ文字をB:などに変更
5.[ドライブ0]タブ-[開く/新規]ボタン押下
6.適当な場所に適当な名前でイメージを作成、ディスク種別は[FILE]に変更し[開く]
7.explorer上にB:ドライブが現れるので、「MS-DOS起動ディスクを作成する」フォーマット
8.maxllf.exeをB:にコピー
9.B:¥autoexec.batに「keyb jp」を追記
10.[ドライブ0]タブ-[閉じる]ボタン押下
11.[ドライバ]タブ-[アンインストール]ボタン押下
12.Virtual Floppy Driveを終了する
13.fdtoisoを起動し、6.で作成したイメージファイルをD&Dし、ISOイメージファイルを作成
14.ISOイメージファイルを右クリックしてISO Recorderで書き込む

 

T-ZONE終了 メルマガが来なくなったな……と、ふと立ち寄ってみたら、T-ZONEが終了していた。Webページ情報では11月29日付で廃業、とのこと。


MPEG2がコマ送りになる、PDFのページ送りに数10秒かかる、ブラウザが緩慢でサポートも切れる……などWin95機があまりに時代遅れとなり、やむにやまれず購入したWinXP機。そのマシンも8年を経て、MPEG4がスローモーションになり、Web上のフラッシュで反応が鈍くなるなど、つらい状況になってきた。ただ、多少の投資で延命はできそうなので試みた。


動画を扱うとすぐに足りなくなるHDD。これに関しては、かなり以前から増設済みで、IDEの空きは全て埋まっている。HDD3台+光学ドライブ構成で運用中。

VGA換装済みメモリ追加 DELL Dimension8200は、ワンプッシュで開けられる筐体で、内部は余裕がありケーブルもきれいに整理されている。HDDの本体への固定はDELL独自のレール式(緑色プラスチック)になっており、アクセシビリティは非常に良い。マスタ/スレーブ設定以外は考えることなく増設可。
最近はSATAが主流になりIDE(=PATA:ParallelATA)のものは見かけなくなってきている。あっても容量は500GBどまり。旬のビット単価からも外れてきているので、このインターフェイスで増設するなら早い方がよい。

かつてSCSIのMOを積んでいた頃は、HDDを増設しようにも、空きが5インチベイしかなくケーブル長も足りない、ということがあった。そのときは、旧機のATA33ケーブルを流用し、両面テープで5インチベイへの貼り付けることでしのいだ。両面テープは、発泡材を使った1mm程度の厚さのあるタイプがよく着く。

写真は、左下方向が背面。通常使用時の正面向かって左面および正面がL型に蓋になり、それを開けたところ。ドライブ類は蓋側に着いている。増設バス最上部がAGPで、グラフィックカードは換装済み(後記)。購入したRIMM(RDRAM)をC-RIMMと挿しかえる(後記)ところ。

次期マシンへの流用や移行を考えると、USB接続の外部HDDも選択肢に入る。購入したときには、1TBが1万円を切っていたが、現在は1.5TBがそこに位置し、2TBも1万円そこそこで買えるようになった。外付けは、速度は内蔵に劣るが、データ置き場には支障ない。ただし、Dimension8200はUSB1.1。これではあまりに遅いので、USB2.0ボードも追加した。PCI用のUSB2.0ボードは1000円程度。

光学ドライブは、最も安かったCD-Rドライブを載せていた。数年でCD-Rの読み取りができなくなるなど不調だったため、DVDマルチドライブに換装。これは3000円あまり。このマシンで唯一故障したのがこれ。


PC性能の要はCPU。購入当時はPentium4の1.6/1.8/2.2GHzあたりから選ぶことができ、コストパフォーマンスの良かった1.8GHzを選んだと記憶する。調べてみると、FSBを533MHzとすることで3.06GHzまで載せることができるらしい。本機は850E搭載機のようなので、533MHz化は可能。ただ、ヤフオク相場3000円でクロック1.5倍にして効果を体感できるか、250Wしかない電源から食わせるだけの意味があるのか、などを考慮し見送ることにした。

メモリは、スロット4本のうち2本を使って512MBが載っている。1GBの追加を目論んだが、RDRAMの512MBはかなり高く、2枚組3000円台が底値という相場。256MB×2だと1MB/円程度、256MB×1や128MB以下ではそれよりだいぶ下がる。実用性とコストパフォーマンスに見合うであろうということで、256MB/16 PC-800/45nsを2枚追加し1GBとした。


U2711用に机を拡張 以前から使っていた21インチCRTが壊れたため、つなぎで15インチを使っていた。1600×1200を常用していたが、15インチではこのモードは対応していない。

いま売られているディスプレイはLCDのみ。縦1200px以上は欲しいが、視野角の狭いTNを除くと選択肢は限られてくる。安いSAMSUNGか輝点ゼロ保証のDELLか……どうせ買うならちゃんとしたものの方がいい……もう1.5万円足せば27インチも射程に……と、結局5万円ちょっとの時を狙ってU2711を購入。それでも21インチCRTの半額。
あまりに大きかったので、机も拡張。こちらは材料費タダ。

ちなみにDELLは、個人でも個人事業主として法人製品の購入が可能。個人より法人向けのメールの方が安値が多い感がある。また、価格.comが最安値の場合もある。さらに、ググれば常時3~5%引きクーポンが配布されている。なお、法人向け製品には、PCリサイクル料金は含まれないので、処分時には別途必要になる。

U2711は、韓国LG製のIPSパネルを使っている。マックの27インチの同等品と言われ、ノングレアであることが異なる。ノングレアにしたために「ギラツブ」「目潰し」などと呼ぶ人もいる。近寄って見ると、たしかに細かな「もじゃもじゃ」感はあるが、常識的なレベルに輝度を下げ距離を離せば、まったく気にならない。


MX420とHD4650 U2711は、27インチワイド、2560×1440という広大な画面。この解像度はDimension8200に搭載のGeForceMX420では出せない。必然的にグラフィックボードは買い替えとなる。

本機は850EでAGP2.0(4x)。ハイビジョンクラスのMPEG4再生はかなり重く、ソフトウェア再生は既に破綻している。電源はたかだか250Wなので、大飯食いはダメ。そんな諸条件から、SAPPHIREのHD4650 1GB DDR2 AGPを選んだ。日本語サイトではAGPスピードは8xとなっているが、英語サイトでは4xの記述もある。再生ソフトを選ぶが、ハードウェアによる再生支援機能もついているので、MPEG4もぬるぬる動く。日本版との価格差が大きいので、T-ZONEで並行輸入品を8000円弱で購入した。U2711とはDVIで接続。電源ケーブルが多少短いが、特に追加購入を要するものはなかった。

写真はMX420とHD4650(右)の大きさ比較。HD4650にはこのあと、左下のコネクタに黄色と黒の電源ケーブルが接続される。

 

9月に発芽したハエトリソウ。結局一つしか出なかったが、それなりに生きている。

ハエトリソウ双葉 9/12、双葉が伸び種の殻を脱いだ。
双葉は尖っていて、捕虫葉はついてない。
ハエトリソウ冬支度 その後、小さな捕虫葉を持つ本葉も展開。ただし、まったく大きくなる様子はない。
そして12月に入ると、だんだん赤っぽく色づき始めた。12/19撮影。
中央の謎の物体がそれ。下方に伸びるのが根。上方および右に延びて上にカールしているのが双葉。右上方向に伸びるのが本葉。先端に捕虫葉が見える。

1年生は無理に冬越しさせない方がいいとも聞く。とりあえず枯死防止のため、凍る頃には軒下に入れた方がいいかもしれない。

 

速いような長いような、今年もこれで最終。
猛烈に暑い夏、短い秋を経て寒い冬。猛暑厳寒の厳しい変化には地球の警鐘だと言い、冷夏暖冬では異常気象だと言う。さじ加減はなかなか難しい。とりあえず今年は、台風は少なかった。
撮影は19日。

エビガライチゴ(Rubus phoenicolasius

紅葉したエビガライチゴ エビガライチゴの冬芽 いい具合に紅葉したエビガライチゴ。霜がよく降りるようになってから、ぐっと色づいてきた。


カジイチゴ(R. trifidus

カジイチゴ カジイチゴ冬芽 さすがのカジイチゴも冬芽の準備を始めた模様。露地植え日当たり良好風当たり弱し、環境が厳しくないせいか紅葉はあまりしない。


クサイチゴ(R. hirsutus

クサイチゴ 日当たりは悪いが風もほとんど当たらない。徒長気味ながら青々としている。


クマイチゴ(R. crataegifolius

クマイチゴ黄葉 クマイチゴ冬芽 クマイチゴは小汚く黄葉。冬芽はしっかり。
天竜スーパー林道でトゲのないクマイチゴを見つけたが、栽培してみると結局トゲだらけになった。木陰で柔に育っていただけらしい。


コジキイチゴ(R. sumatranus

コジキイチゴ コジキイチゴは芽が吹いてしまっている。
これから来る寒波で、また葉を凍らせて痛めるのに。


ナワシロイチゴ(R. parvifolius

ナワシロイチゴ ナワシロイチゴ冬芽 このあたりの雑木(エノキ、ムクノキ)が大きくなり日が当たりにくくなってきている。競っていたススキはすっかりおとなしくなり、ナワシロイチゴも一時の勢いがなくなってきている。代わりに目立ってきたのが、ヒガンバナとテイカカズラ。
移植するまでもなく、すでにあちこちに生えている。ここは5年と持たないかもしれない。


ニガイチゴ(R. microphyllus

ニガイチゴ紅葉 ニガイチゴ冬芽 ニガイチゴは、普通に育てればきれいに紅葉する。写真は悪い例。
白粉をした枝に真っ赤な冬芽。トゲが猛烈だが眺めても楽しめる。


バライチゴ(R. illecebrosus

バライチゴ バライチゴは去年とあまり変わらない様子。基本的に、枝を残して冬芽で越す、というスタイルではないのかもしれない。カタバミに埋もれた下部では、まだ緑色の茎を残している。
天然の開花結実冬越しを見たことがないので判らないが。


ヒメバライチゴ(R. minusculus

ヒメバライチゴ ヒメバライチゴ冬芽 ヒメバライチゴは多少紅葉。冬芽と思ったものは芽吹いてきている。


フユイチゴ(R. buergeri

フユイチゴの実 下草のフユイチゴ。秋から熟しはじめ生るのは生っていたが、ここにきて周辺の草が枯れてきたために、赤い実がとても目立っている。
緑の葉に真っ赤な実、ちょっと雪でも乗っかれば画になる。


モミジイチゴ(R. palmatus

モミジイチゴ モミジイチゴ冬芽 モミジイチゴは、あまり紅葉しないまま、さっさと葉を落とす。半分程度散ったところ。
真っ赤でぷっくり太った冬芽が育っている。


雑種:カジコジキ(R. trifidus × R.sumatranus ※※)

カジコジキ カジコジキ冬芽 カジコジキは、コガネ子により一鉢死滅。黄葉を始めた株もある。


雑種:コジキカジ(R. sumatranus × R.trifidus ※※)

コジキカジ コジキカジ冬芽 コジキカジは、相変わらずカジコジキより大きめ。


雑種:カジモミジ(R. trifidus × R.palmatus ※※)

カジモミジ カジモミジ(小葉) カジモミジ冬芽 カジモミジは紅葉。上手く育てれば鑑賞に耐えうるかもしれない。冬芽もしっかり。
小葉の方は、オレンジの縁取りになるだけで、あまり色づかない。多少成長したようにも見える。


雑種:トヨラクサイチゴ(R. × toyorensis

トヨラクサイチゴ トヨラクサイチゴ冬芽 トヨラクサイチゴも紅葉しかけ。
風の当たる自生地では、かなり赤くなっているのを見たことがある。


雑種:ヒメカジイチゴ(R. × medius

ヒメカジイチゴ ヒメカジイチゴはよく紅葉する。うっすら白む枝もあり、ニガイチゴの影響を思わせる。
カジイチゴとニガイチゴやモミジイチゴとの組み合わせは、相性がいいのかもしれない。


ブラックベリー・エバーグリーン(R. laciniatus ※)

エバーグリーン エバーグリーン冬芽 エバーグリーンは、多少色づきつつも濃い緑を維持している。その一方で、冬芽もしっかり。


ブラックベリー・ソーンフリー(R. fruticosus ※)

ソーンフリー ソーンフリー冬芽 もう一つのブラックベリーも色づき始め。


ボイセンベリー(R. ursinus × R.idaeus ※)

ボイセンベリー ボイセンベリー ボイセンは、四方八方に脱出しかけていたのをまとめたため、よく解らない状態。冬芽はしっかりできている。


ラズベリー・インディアンサマー(R. idaeus ※)

インディアンサマー インディアンサマー冬芽 ラズベリーも紅葉し始め。頂部には秋果のミイラ。


ラズベリー・ファールゴールド(R. idaeus ※)

ファールゴールド ファールゴーウド冬芽 ファールゴールドは、赤い色素を持たないせいか、黄葉しはじめ。
相変わらずの元気のなさ。



学名出典:

無印……YList
※……Wikipedia キイチゴ属
※※……文献無し

 

すべて終わった。

2008.12.13@立須 かつては立須から見え、今年は北に移動して、陣座峠や秋葉山あたりから見られるハズだったパール富士。しかも今日は、夕暮れの富士山から皆既月食中の月が昇ってくるという、とてつもなくレアな日だった。朝方は日も差していたのだが、昼ごろにはすっかり曇り。今は雨が降っている。そして明日には回復するらしい。

10/26は19:04、翌27は20:00、11/23は17:55、12/21は16:41。月が丸くなるべく北にある条件を探すとこのあたりだったが、すべて見られず。まったくもってツイてない。

・   ・   ・   ・   ・

2010.11.23@秋葉山 2010.12.21@秋葉山 カシミール3Dというフリーソフトで、山並みの眺望のほか、太陽や月も計算して描画できるということを聞いていた。1年ほど前に導入し、ぼちぼち使いはじめていたが、それなりの下準備も必要だった。思い出しながら記述する。

カシミール3D本体をダウンロード、インストールした状態では、2Dでしか使えない。3Dにするためには標高データが必要。カシミール自体のヘルプには、標高データへのリンクはない。カシミールのWebサイトでは、有料データベースなどの紹介がたくさんあるが、国土地理院による標高データをネットからもらえば、無料で使うことができる。
導入方法については、ホームページの大量のバナーを眺めながらページを下っていき、左カラムの、カシミール使える地図一覧基盤地図情報(標高)、または資料基盤地図情報(標高)などを参考にする。

実はここからがちょっと面倒くさい。
この国土地理院の「基盤地図情報・数値標高モデル」は、かなりボリュームがある。たとえば現在の標準データである10mメッシュで、都道府県区切りで全国分を得ると、山別データのzipファイルが、96ファイル64MB、展開すると96ファイル、0.75GB。都道府県別データは467ファイル5.8GBが、展開すると4430ファイル、53GBとなる。ちなみに北方4島は250mメッシュの大雑把なデータしかなく、上記データとはシームレスにアクセスできないようなので、特別に必要でなければ入れなくていい。
Pen4 1.8GHzマシンで、展開するだけで1時間。さらにこれらをカシミールで使えるxem形式に変換(カシミールにD&D)すると1.4GBになり、これに4時間あまりかかった。

国土地理院のダウンロードサイトでは、ダウンロード候補リストを選択した時点で、おおよそのデータ量が表示される。全国分すべてを選択すると16.8GBというサイズになるが、実際には重複分があるためか3倍近い「誤差」のある数字になっている。

この標高データは、解説ページにあるとおり、一括ダウンロードができない。一気に大量のファイルをダウンロードしようとすると、ある程度のところで止まってしまう。ファイル数制限があるのか、突然反応しなくなるので、おおむね5県程度ごとに落とすのが無難のよう。終わったらIEを立ち上げなおして、を繰り返す。またWinXPでは、同時コネクションが2となっているらしい。レジストリを変更すれば10だか16だかまで増やすことができるので、バックで10数個落としながら他の作業をして、という形でなんとか終えた。これら全てこなすには、半日ないし一日がかりなので、CD-ROMを購入した方がいいかもしれない。ちなみに今再びググってみたところ、もっとかなり大きく解除できるツールなどもあるらしい。

そんなこんなで導入を終えたカシミール3Dを使って、今年見られたであろうパール富士と、立須で見えたかつての状況を再現してみた。
立須で見えたときは、実際にはかなりすそ野から登っており、映像化したものはちょっと違う気もする。手持ち撮影で角度も位置も一致してない画像からでは、完全な再現は難しい。

 

エコバイオブロック検証用水槽
ビッグバイオ社の例の水槽
先日、NHKの朝のニュースの雑ネタコーナーで、ドーナツ状のブロックを沈めておくと水がきれいになる、という話題が出ていた。支度がてら耳だけ傾けていたところ、元主婦の阪本恵子さんが立ち上げた会社で、水中でも活動できる納豆菌を見つけ出し、ドーナツ状のブロックに収めた、とのこと。いざ製造しようにも、協力してくれる会社がなく苦労した、などの話もあった。

ネットで調べてみると既に話題になっているようで、開発販売をするビッグバイオには、9年間水替えをしてない水槽もあるとか。水槽用のエコバイオリング を初めとした製品には、BB菌と呼称する複数種の枯草菌群が使われ、これらによって細菌などを含む有機物が分解されるという。

それにしても、この会社のページ最下部のフラッシュは重過ぎる。馬が出てくると、Pentium4マシンでは、CPU使用率が100%になってしまう……

● ● ●

枯草菌の仲間である納豆菌を使ったネタとしては、バイオトイレンZがある。
特殊球形有機物から製造したそれを、数個をトイレのタンク内に投入、数個を潰してタンクの蓋の裏に摺り込んでおく。これだけで効果があり、数ヶ月は持つという。またこれは、結露によるカビにも有効だとのこと。

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枯草菌類は、農薬にも使われている。
GREEN JAPANのサイトの、微生物農薬などとある欄のものがそれ。殺菌剤は、予め自らが繁殖しておくことで、病原菌の住む場所を奪う。殺虫剤は、虫にだけ効く毒素を発生させるもの(BT剤)や、虫に感染して殺し、骸を苗床に再び拡散するものなどがある。

● ● ●

これだけ強力な枯草菌、強すぎるがために困ることもある。
酒造や天然酵母によるパン作りでは、納豆が天敵。壊滅的な被害を蒙るので、作る人が触れたり食べたりするのはもってのほか、そばに置くのも避けなければいけない。
……という話を聞いたことがあった。ただこれは、都市伝説らしい

 

とあるサイトに貼ってあったGoogle AdSenseに、「Google で、もっと。」というGoogle自体の広告が出ていた。「くましゃん」を認識して検索ができるらしい。
検索結果画面を見て「はっ」とするかどうかは置いておいて、くましゃんを聞き取れるのはちょっとすごい。

従来のobjectとembedを使った埋め込み。
<object width="640" height="385">
<param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/Wi-0SCnEUAc?fs=1&amp;hl=ja_JP"></param>
<param name="allowFullScreen" value="true"></param>
<param name="allowscriptaccess" value="always"></param>
<embed src="http://www.youtube.com/v/Wi-0SCnEUAc?fs=1&amp;hl=ja_JP" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="640" height="385"></embed>
</object>

新しいiframeの埋め込み形式(現在ベータ版)。
<iframe title="YouTube video player" class="youtube-player" type="text/html" width="640" height="390" src="http://www.youtube.com/embed/Wi-0SCnEUAc" frameborder="0"></iframe>

ただしこの検索、Googleで使えるわけではなく、iPhoneやandroid搭載携帯での話

見渡せば、簡単携帯やIMEなどにも、使えるレベルの音声認識機能はついているらしい。midomiのような、歌って曲を見つけるようなサイトも、だいぶ前から存在する。ちょっと聞き覚えのある曲なら、ある程度の長さを歌えば、まず間違いなくヒットする。
いつのまにか声によるUIが普通になりつつある。



もっと。のページでは、Youtubeにアップされた映像を格好よく表示させている。ソースを見るとスクリプトが絡んでいるようでよく解らない。
とりあえず新しいiframe仕様では、再生/停止のつもりで再生ウインドウをクリックしたらYoutubeに飛んでっちゃった、ということはなくなっている。



そんなこともあり、試しにこのページにもGoogleAdsを貼ってみようかと申し込んでみた。が、既存のGoogleアカウントを使おうとすると「 指定されたメール アドレスのユーザーは既に存在します」と出て進まない。かといって、最初からGoogleアカウントを入れてもAdSenseの登録がされてない、と言われてしまう。

よくよく記憶を辿ってみたら、かなり前に認証手続きメールが来たところで放置していたのを思い出した。そのメールにあったリンクから手続きを進めると、すんなり終わった。認証確認用のURLは、3年以上放置しても生きているらしい。
手続きは終わったものの、審査を通ったらあらためて連絡する、とのこと。そこいらのアフィリエイト(アソシエイト)のように、申し込んだらすぐ貼れる、というものでもないようだ。

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