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去る15日、ひとみ(ASTRO-H)の月面通過が見られた。

相変わらず、ぴっこらぴっこら瞬いて飛んでいるこの衛星。複雑な回転をしているようで、点滅の規則性は見えづらい。明るく光ったタイミングで2等星クラス。
浜松では好条件時には、50°余まで仰角が上がる。ちょっと暗めの飛行機のようにも見えるが、ややゆっくり目で単色という違いはある。またときどき、マイナス等級のフレアも起こす。

ここのところは月が明るく、眺める予定もなかったのだが、ふとheavens-above予報を見ると団子が串刺しになっている。拡大してみても刺さっている。
SatelliteTrackerでうんと拡大しても貫いている。これは撮らねば、と急遽デジファミスコを持ち出した。

以前、デジファミスコで拡大撮影したことはある。このときはカメラはf=100mm(35mm換算、以下同じ)とし、合成f=1300mmとしていた。
今回は、ケラレないギリギリのf=60mmとしている。上記から換算すれば合成f=780mm。写った月の大きさから計算すると810mmになるので、おおよそ800mmといったところ。

 

去る25日。浜松基地でエアフェスタが行われた。
三岳山からなら全てが見えるし、しかもあの惨状なら人出もなさそうだ……など目論見もあったが、諸事情によりおとなしくせざるを得なかった。

浜松基地から10km程度の井伊谷いいのやの地は、盆地になっており富士山も三方原台地も見えない。撮影場所は標高50m前後で、一部の演目は見えなかった。
直虎が居城、城山に登れば倍くらいになるので、もう少し眺めは良かったと思われる。

撮影機材は、CASIO EX-10。35mm相当にて。動画撮影では画角が狭くなるので、実際には43mm程度になる。
真昼間で太陽との離角が大きくないので、デジファミスコシステムの一部、ステップアップリング群をフード代わりに装着している。

ブルーインパルスの演技は、5分遅れぐらいで始まり定刻に終わった。

 


三岳山近隣の地図(カシミール3D
日曜深夜、月をまたいで通過した台風24号
中心は隣県を通ったが、浜松は本体東側の南風をまともに食らった。家が揺れる揺れる。歴代2位だけのことはある。

そして大停電。市内27万戸、県内60Hz地域で66万戸の電気が止まったという。最後に復旧した天竜区は、土曜までかかったとか。
スーパー、コンビニが真っ暗。信号は軒並み消灯。でも東名高速の陸橋と、大通りどうしのいくつかの交差点だけは点いている。
ところどころで街路樹が折れ、屋根がめくれる。電線の復旧工事があり、全体に緩慢な交通。テレビの中の出来事だった電気の無い生活も、貴重な体験ではあった。

そんな状況の山道は、想像通りのスギヒノキの枝葉がてんこ盛り。
翌晩、昔に還った浜松でも眺めようかと立須たちすを目指すも、あまりの様子にあっさり断念。めったにない機会だったが、その先に歩が進まなかった。

 


kramP.com実行中……
MSX漢字RAMへの書き込みプログラム(k-ram.bas)を、DOSコマンド用にアセンブラで書き直してみた。プレーンテキストなコマンドも作ったことなので、それを利用して末尾に載せる。

プログラム自体は100hたらず。コマンドファイルに仕立てても、メモ書きを除けば800バイトない。
Windows上でメモ帳を立ち上げ、緑背景の部分をまるごとコピペ。文字コードをANSIとして、kramP.comというファイル名で保存。これでMSX-DOS上で実行できるコマンドになる。

このコマンドは、255KBのkanji.binを32KBずつ8回に分けて読み込み、第一/第二水準まとめて79区分一気に書き込む。
実行時間は25秒~30秒。従前のk-ram.basは、turboRで動かしても1区に6秒くらいかかっていた。さすがにマシン語、桁外れに速い。

 


ptcomx.comの内容と実行結果
MSX脳に切り替わったついでに、ちょっとしたツールを作ってみた。PTComとでも名づけておく。

MSX-DOSで何かをするときは、DOSコマンド(*.COMファイル)を使う。
これはマシン語で書かれた実行形式のバイナリファイルで、テキストエディタでソースを書き、アセンブラを通し、リンカでつなげてできあがる。場合によっては、その前段階にコンパイラが加わる。
バイナリなので、コマンドの中身を見たり修正したり、というのは容易ではない。必要なら逆アセンブルし、エディタでソースを修正、再びアセンブラ、リンカ、と手順を踏む。

DOS上でシームレスに作業できるとはいえ、ちょっとした小物で調整しつつ動作確認、なんて時には少々鬱陶しい。間をすっ飛ばして、テキストエディタで書いて即実行させちゃおう、と企んだのがこのPTComになる。

 

MSX漢字RAM(ハードウェア編)の続き。

MSX漢字RAMをカートリッジスロットに挿し、電源を入れる。スーパーキャパシタは3秒もあれば十分に充電される。
MSX側の電源電圧が5.13Vのとき、RAMの電源電圧は3秒後で4.80V、30秒で4.90V、5.5分で4.95Vと計測された。

ハードウェアがちゃんと動作しているかは、以下の作業で確認できる。
なお、ブラウザの表示フォントによっては、半角「¥」が半角「\」と表示されるので注意。メモ帳などにコピペすれば半角「¥」になる。

  1. BASIC上で、以下の一文を実行する。コピペして行番号をつけて、BASICプログラムとして実行しても構わない。
    ka=1*96+32:out &hd8,ka and 63:out &hd9,ka\64:out &hd9,ka\64:for i=0 to 15:out &hd9,val("&h"+mid$("00402010080402011122334455667788",i*2+1,2)):next

 


H2B F7のロケット雲@立須
昨日未明、9月23日2:52:27。H2B 7号機が打ち上げられた。

悪天候や機材トラブルなどで、再三再四延期された今回の打ち上げ。ISSとのタイミングを計るため、日付が後ずれするにしたがって時刻は早まっていった。
12日遅れて4時間半あまり早まったので、打ち上げや夜光雲(ロケット雲)も見られる可能性が出てきた。この日の日の出は5:36で、天文薄明にもなってない。ただし月はある。

撮影場所は、浜松市北区の立須。イプシロンロケットなどを眺めた地。ただ、いまだH2A/H2B系の打ち上げは見られていない。
前回も夜間、22時半打ち上げだったがダメだった。当夜は雲は多いながらも秋の空気で透明度はいい。……が、

 

9月に入ってまもなく、秋雨前線がウロウロしはじめ、酷暑もやっと一息。街場では降ってなくても、レーダーでは北遠が青いことがしばしば。
台風が来て前線が来て、これだけ降ってトラブルフリーとは珍しい……と思っていたら、やはり通行止めになっていた。
連休最終日の17日。久々に天竜スーパー林道へ出向いてみた。

9月7日、通行止めの報が出た。
12日付の林道情報によれば、天竜スーパー林道の山住以北「野鳥の森線」は、水窪ダムから麻布山登山口までが通行止め、とのこと。
路肩決壊によるもので、通行止め期間は当分の間、とある。

で、これがその現場。

 


バッファカートリッジに接続された
スパゲティMSX漢字RAM
以前、MSXの半角フォントをいじったことがあった。
通常フォントデータはMAIN-ROM内に置かれているのだが、ワークエリアのCGPNT(F91FH,3)を書き換えると、任意のメモリ空間上に展開されたデータで代用することができる。
かつてはソニー機で、call文でフォントを切り替えるウラ技があったと記憶するが、この機能を使ったものと想像する。

その流れで、漢字フォントもいじってみたい……という構想が、2011年節分前にはもうあったのだが、地面が揺れたりFDDがトラブったりで、延ばし延ばしのうちに萎えてしまった。
一応の完成をみたので、ここに公開しておく。これにフォントデータを書き込めば、漢字ROMカートリッジとして動作する。

 

6月中の関東梅雨明けを聞くと、東寄りに陣取った高気圧のせいで西日本は大雨。梅雨が明けると、こんどは猛暑日。もうずっとひたすら暑い
雨が降らないくせにスッキリ晴れないので、星もろくに見えやしない。やっと降ったと思えば台風の連発。そしてまた猛暑。嗚呼!


ヘロヘロのミヤマモミジイチゴ

ヘロヘロのハスノハイチゴ
一応遮光はしているものの、ハスノハイチゴRubus peltatusやミヤマモミジイチゴR. pseudoacerはかなり辛そう。ハスノハは葉がかなり小ぶりに、ミヤマモミジは枯れ込んできている。

一方で、ヒメクマイチゴR. × geraniifoliusは遮光無しでも耐えている。
荒地撹乱地でも、他より一歩厳しい地まで生える、クマの血統は最強かも。

 


左が5年前、右が今回なのだが……
5年前に作成した、持ち込み写真による免許の更新時期が来た。
龍山案件にて謹慎中のため、今回は爽やかにスカイブルーらしい。この5年の間に新しいカメラも手にしたので、そのEX-10で撮り、更新に行ってきた。
しかし……


写真は今回も、富士フイルムのネットプリントサービスを利用した。
かつて30円/枚だったプリントだが、リンクを見ると31円/枚になっている。さらに現在のページでは40円に値上がりしている。価格改定があったらしい。
ちなみに送料は、コンビニ・写真店受け取りの無料は変わらず。メール便は216円だが、現在は無料キャンペーン中。

撮影はEX-10で行った。インターバル機能がないので、映像で撮っていいコマを拾う、という手法。必要な解像度は288×360pxなので、フルHD(1920×1080px)なら画面1/3ぐらいで間に合う。

 


箱から出してキャップを外した
0.45xワイコン一式
とりあえずは使えるようになった中華なワイコン
EX-10に載せての撮影も回数をこなし、またあれこれ調べたこともあるのでまとめておく。

購入品には付属品として、前後のレンズキャップと、気持ちクッション性のある薄手の巾着が同梱されていた。
前キャップは外側にカポッと嵌めるタイプ、後方キャップは捩じ込み式。捩じ込みに気づくまで、しばらく奮闘してしまった。

ネット情報をあたると、これに似たレンズは2011年ごろからレビューがある。売れ残りというよりは、意外と手堅く売れている長寿アイテムなのかもしれない。
なお、ネジ寸法以外はモノサシ測定なので、値は目安程度に。


まずは構造から。

 


2016/7/31 @神坂峠
まだほとんど若実だった
一昨年、岐阜県神坂峠で採取してきたミヤマモミジイチゴRubus pseudoacer

自家不和合性も考えて複数株ほしかったので、実生を試みていた。
7月末では熟しのはしりで、採れたのはわずか9粒。それを播いて翌春出たのが3本。
暑すぎたのか育ちは悪く、カイガラムシにもやられて、辛うじて冬を越した感じだった。

今年になってやっと本気を出し始めたのだが、育てば育つほどに謎の姿に変貌していった。どうみてもミヤマモミジイチゴじゃない。
ちなみに、植わっているのは6号鉢。

 


EX-10にワイコン装着(最終型)
カシオEX-10は、ワイド側はf=28mm(35mm換算、以下同じ)から撮れる。それなりに広角ではあるが、もう一歩引きたいときもある。

純正では、レンズ周りのオプション設定はない。レンズが同じオリンパスのXZ-1/XZ-2でも、テレコンはあるがワイコンはない。ペンタックスMX-1にいたっては、接続用のネジすら切ってないらしい。
しょうがないので、自己責任の世界で中華なワイコンを試してみた。ダメでも堪えられる価格だし。


接続リング(コンバージョンレンズ・アダプタ)は、デジファミスコと兼用とする。これは58mmなので、一般的なCLA-12(55mm)とはサイズが異なる。
ワイコンをアマゾンで物色すると、中華ものであれば2000円ぐらいからある。ただし、接続径58mmに条件を絞ると厳しくなってくる。
困ったときのeBay頼み。探りを入れると、58mm用だけオークション出品があり、うまいこと1000円しない価格で入手できた。幸先ヨシ!

 


ダイヤモンド富士?@静岡県内最南
ワンチャンスはあった。ただ、予測が外れた。

夏至翌日の22日。羽虫対策をしっかり施し、浜松市陣座峠付近へ。大雨の後で、足元は草露に濡れ、大気も激しく揺らぐ。
しかし、梅雨真っ只中としては珍しい富士山日和。日の出位置も、今年の最北の好タイミング。密かに暖めていた「静岡県内最南のダイヤモンド富士」に挑んでみた。

ダイヤモンド富士の定義としては、最初にお鉢から光が射す、こととしたい。多少のオマケはアリ。
カシバード予測ではお鉢から出るハズだった。ハズだったのだが、思い切り脇の出になってしまった。検証考察と、観測結果を映像にまとめてみる。

撮影機材はいつものデジファミスコ。後半の赤い太陽は、天ガの日食グラスを使っている。

 


簡単な実験もしてみた
まもなく夏至。雨でも降らない限り、毎朝の水遣りは必須の季節になった。
ざっと60、70といった数の鉢があるのだが、3鉢水をやってメクラに叩けば5匹は潰せるほどに、ヤブ蚊の大群も住み着いている。

虫除けスプレーは必携。ただ、毎朝のことでもあるので安くあげたい。快適性も重視したい。
使用は短時間なので薄くていい。濃すぎればべたつくし、プラスチックが溶けるので散水ノズルに指紋が着く。
一般的な虫除けミストは、隙なく吹くと減りが早い。エアゾールは、そもそもの単価が高い。ジェルはめんどくさいし、商品選択肢も限られる。
なんやかんやで、ミストを適度に吹いて適宜塗り伸ばす方法に落ち着いてはいるものの、なんとかならんかとも思っていた。

 

ようやっと結実をみた。


6/3 ハスノハイチゴが熟す
2011年に黒井沢で出会い、仲間入りしたハスノハイチゴRubus peltatus葉焼けでボロボロになったりしつつも生きながらえてきた。
花はいくらかは着くが、ごく僅かな粒が受粉する程度で、まともに生ることはなかった。

キイチゴは、種によっては自家不和合性を持つ。これもそうかと、2016年に神坂峠から伴侶を連れてきた。そのまま自然に任せてみたが、どうも芳しくない。
オーミネ希望などのコメントもあったので、ついでに別株の花での受粉作業もしてみた。その結果がこの写真。

5日には手前が、8日には後ろのデカいのが落果。落ちてしまうので、完熟で採るタイミングは難しい。

 


6発撮り終えた朝
今日は平日なんだよなぁ……
金井さんが長期滞在中のISS(国際宇宙ステーション)。以前「天気とタイミングが合えば、一晩に5回ぐらいISSを眺められることもわかった」などと書いたが、ついに先日6パスを撮ることができた。


まずは、おさらい。
ISSは、高度400kmほどを飛行している。このぐらいの高さでは、地上が天文薄明なあたりまで日の光が当たる。
ISSは、傾斜角51.6°の軌道に乗っている。これは、北緯51.6°~南緯51.6°の上空を飛んでいることを意味する。
夏至が近いこの時期、極地では白夜、北緯50°あたりでも薄明から抜けられない。そのあたりを通過するISSは、日本の多くの地から北天低くに見ることができる
ということで、真夜中に日本の真北で、軌道北端を通るようなタイミングの日であれば、一晩中ISSが見えることになる。ただし地球1周に90分ほどかかる。そのタイミングと日の出日の入りとの兼ね合いで、5回見える日もあれば6回見える日もある。

 


ダイソーのUSBハブに関する記事
りんご便りのページより)
すっかり姿を消していた、100均USBハブ。最近、ダイソーからまた売り出されたらしい。4ポート、USB2.0対応を謳いながら108円という破格。
ところがこれが、とんだバッタもんらしい。USB2.0対応だから繋ぐことはできるけど実際はUSB1.1ハブだったということで、掲示板ほか一部では騒ぎになっている。

じつは昨年夏、中華製USBハブを物色していた。
標準的な仕様は、USB2.0とか480Mbpsとかを謳う4ポートのもの。例によって、アマゾンeBayを彷徨っていた。

結果から言ってしまえば、中華廉価品のハブは、USB2.0を謳ったUSB1.1ハブ(フルスピードハブ)である模様。
分かってやったなら詐欺まがいの悪徳さだが、ダイソーもこの手のを掴まされたクチなのではないかと想像している。

 


4/1 キイチゴたち、咲く
3月の高温のため、サクラは1週間も早かったという。
手元のキイチゴたちも概ね早かった気がするが、例えばモミジイチゴ#2Rubus palmatusは3~4日程度なのに対し、#3は2週間早まるなど、かなりバラバラ。
寝坊助ほど影響が大きいのかな、という気もしている。ちなみに冒頭写真では、寝坊助らも含めてモミジイチゴはほぼ終わり。

そんな中で気になったのは、バラゾウムシ(ケシツブチョッキリ)の被害の少なさ。例年、バラだけでなく、キイチゴにもかなりの被害が出るのだが、今年はほとんど見かけない。
この陽気で一気に育った(&咲いた)ことが要因のような気がしてならない。かなりの株が咲き、散った現在でもなお蕾の多いニガイチゴ#2R. microphyllusだけは、そこそこの被害を受けている。
冬場にダイアジノンを撒いたことも、もしかしたら理由のひとつなのかもしれないが。

 


新東名の向こうに月
天宮落下の翌日には、ISS月面通過のイベントが待っていた。忙しい忙しい。

前もって調べてはいたのだが、見るたびに予報コースがずれていく。街場が絡むと、観測場所の選定が難しい。
いよいよ直前には、山奥の寺野公民館にでも出向こうかと思ったが、それもずれて結局は浜北区で観ることになった。
もっとも、400km先のISSが30'の月にかかる範囲は、地上では3.5kmぐらいの幅の帯になるので、「掛かればよい」程度ならそう神経質にならなくてもよい。

撮影機材はデジファミスコ。少し歩く必要があるので、通常のカメラ三脚に載せることにした。ちょっと触れるだけでボヨンボヨンになるので、手放しで映像で撮ることとする。
撮影時のカメラ液晶では確認できなかったものの、一応は撮れていた。

以下に、AviUtlなどでまとめた映像を貼っておく。4/3 22:43:30前後に通過している。

 


5日には日面通過の予報も……消滅
これで見納めと、「拜拜,天宫一号」など書いたものの、しぶとく生き残っていた天宮1号。ついに4月2日9:15(JST)ごろ、チリ沖の太平洋に落下した模様。
AEROSPACEによれば、-42.7,272.9、とのこと。ググる先生によれば、南緯42.7°、西経87.1°は、どっちを見ても陸地まで1000kmある。YouTubeにニセ動画しかないのも無理はないか。

大気圏再突入(reentry)20分前には、日本の上空を通過していた。
そのタイミングの予報はなかなか収束せず、4月1日なのか2日なのかはっきりしないまま当日。直前になっても±2時間などと幅があった。
天宮は、1時間半で地球を一周してしまうので、どこに落ちるのかまったく判らない状況。
最終予報の中心は、仰角70°と絶好の中日本パスの、後30分余。もしかしたら……と薄靄の青空を眺めてみたが、飛行機雲がひとつ見えただけだった。

 

ときどき表を掲げて<table>を使っているが、なんだか毎度毎度つまづいている気がする。
試行錯誤している時間が、リソースを食い潰す無視できない割合となってきているので、メモにまとめておく。

<style>は<body>内に置いてもよい

tableなどを装飾する際、タグのstyle属性で直接CSS(Cascading Style Sheets)を書くこともある。が、基本的にはstyleタグでまとめておきたい。
ところがネットで調べると、styleは必ずhead内に置け、とある。記事を書いていて「ここはちょっとキメたい」ときには使えないことになる。

 


左上が付属の充電器
先日購入し、実験もしてみたNP-130互換バッテリセット。これに同梱の充電器について、簡単にチェックしてみた。

DSTEブランドのマークはついているが、外箱には、BATTERY PACK CHARGER 电池充电器(器は口口犬口口)とあるだけ。
本体にモデル名として、DC-C404200600と記載されている。TRAVELCHARGERという記載もあるが、これが商品名だろうか。

中華バッテリチャージャーについては、いろんな意味でバラエティに富んでいることが紹介されている
いきなり電池を突っ込むのは勇気が要るので、地道にこつこつと電圧を拾ってみることにした。ロガーも持ってないし。

充電器自体には、600mA出力と記載されている。カシオ純正品も、600mAとか650mAとか書かれている。
このあたりで具合のいい抵抗を見繕って、電池の代わりに接続する。ざっと計算してもワットクラスになるので、11円/本の5Wセメント抵抗を使用した。
これで足りない高抵抗域は、手持ちの1/4Wカーボン抵抗を使った。

 

中国の宇宙ステーション実験機、天宮1号がまもなく地球に還る。月末まで持たないとすると、浜松では12~13日あたりが見られるラストチャンスとなる。
ちなみにWikipediaによれば、日本語読みは「てんぐう」らしい。Thank youかと思ってた……
☆   ☆   ★
週が明けてから高気圧が居座り、ずっと晴れて暖かい。しかし、すっかり春霞の季節でもある。
12日は、仰角35°まで昇ってきて、地球の陰に入るという。予報等級は1.9等級。いつも予報より暗いので、3等星ぐらいか。
昼間は晴れていたが、日が傾くにつれ、だんだんと雲も流れてきた。

流れ雲のあるときは、長時間露光すると光跡が雲に上書きされてしまう。そもそも天宮は、暗くて速いので写りは悪い。最高光度のタイミングを短めの露出で狙ってみた。

 


NP-130互換バッテリ&充電器セットら
NP-130は、カシオのデジカメで使われるリチウムイオン充電池。現行商品はNP-130Aだが、いずれも3.7V 1800mAhで互換性があるとする。
この純正品は3000円前後で売られている。一方で、互換、対応などと謳うものは1000円を切る。価格に釣られて、そのひとつを購入してみた。

選ばれし対象は、DSTEブランドの互換バッテリ2個+充電器セット。1280円なので、充電器が300円、バッテリが1個500円、といったあたりか。
2300mAhを謳っており、なんと純正の28%増しらしい。Made in Chinaだが、これは純正品も同様。

アマゾンレビューを見ると、この電池、えてして評判がよろしくない。7割容量とか、1000mAhしかないとか。
イメージしやすいであろう実使用に於いて、可能な限り定量的に、純正品と比べてみることとした。

 


打上げ2時間後の南西の空
一昨日27日。情報収集衛星光学6号機という偵察衛星が打ち上げられた。

2日遅れのこの打ち上げは、13:34:00に行われた。
昼間なので、遠望は叶わず。ロケット雲も、仮に見えていたとしても、通常の雲との判別はできないだろう。

打上から日没までだいぶあるので、夜光雲も難しいだろうな……とは思いつつも、一応撮ってみた。現場はいつもの立須たちす
予想通り、ロケット雲(夜光雲)は欠片も見えなかった。NG情報も情報、ということでまとめておくことにする。

 


2018/2/23
ASTRO-H(ひとみ)@うさぎ座
デジファミスコ(ファミスコ60S+EX-10)で、「ひとみ」ことASTRO-Hを撮影してみた。

ASTRO-HはX線観測衛星の残骸。2016年2月の打ち上げから追っかけているが、現在は白井選手顔負けのヒネリ技をしながら飛んでいる。
ひとみに関する状況解析などは、JAXAのプレスリリース2016年5月~6月あたりに複数出されている。すばる望遠鏡による写真もある。

冒頭画像は、動画撮影したものを合成処理などし、Blogger用に縮小したもの。おおむね、下が北、右が東になる。
映像処理にAviUtl、比較明合成にKikuchiMagick、追記にMSPaint、縮小にBTJ32、フォントはあずきフォントを使用した。

 

CalSKYには、イリジウム以外にもフレア予報が出ていることにはすでに触れたが、このテラサーおよびタンデムもそのひとつ。
いつも仲良く予報が並んでいるので、いったい何者だろうと眺めてみた。

これら2衛星は、独・航空宇宙センターが運用する地球観測衛星(Wikipedia)。
その名の通りタンデム飛行しており、TerraSAR-Xが先行しTanDEM-Xが追いかける。英語版Wikipediaには数100m離れて飛んでいる、とある。



2017年12月20日。早朝に見られる予報が出た。

 

一昨年、瀬戸で採取したビロードイチゴ#2Rubus corchorifoliusが動き始めた。


2018/1/14 ビロードイチゴ#2発蕾
……というか、正月明けに植替え鉢増ししたのだが、すでに発蕾していたというもの。
明日は南岸低気圧で雨、そしてシーズン最強の寒波が来るという。大丈夫だろうか。

思い返せば昨年も早かった。その記事では葉を残した、とあるが、冬芽から展開しているようにも見える。
もうひと株の方は、冬芽が少し膨らんだかな、という程度。いつも一二を争っているモミジイチゴR. palmatusらも同様。

この株は、特に萌芽が早い、個体差の大きいものなのかもしれない。

 

昨日、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所より、イプシロンロケット3号機が無事打ち上げられた。
JAXAによる情報:ε-3打上げ計画書pdf延期リリース打上げ日時リリース打上げ結果リリース特設サイト


カシバードでの簡易予測
打上げは朝の6時過ぎ。2号機に引き続き夜間の打ち上げとなる。
固体燃料ロケットはよく見えるので、浜松市北区の立須から再び狙ってみた。ちなみに立須での日の出は6:56ごろ。

前回と違い、今回はやや西寄りの南への打ち上げになる。こちらから見れば、遠ざかる一方の最悪コース。
カシバードで確認してみると、それでも2段目は7°ぐらいには見えそうなことが判った。7°あってあの明るさなら、雲さえなければ見えるはず、ということで決行となった。
ちなみに関東でも5°程度にはなるので、南に太平洋のある地域なら、どっちに打とうがイプシロンロケットの打上げは見られる、と言ってよさそう。

 


2017/9/22 のSKYMED4予報
最近知った人工衛星予報サイトにCalSKYというものがある。

日本語表示がなく、なんだかごちゃごちゃしていて、しかも使用時間制限(1時間アクセスできなくなる)まである。どうにも取っ付きにくい。
ところが使ってみると、Heavens-Aboveにはない予報がある。以前は「天頂付近を通ればフレアが見える」程度の認識であったSKYMEDシリーズも、ちゃんと計算されている。
説明書きを読むと、設定によっては月光によるフレアの予報も出せるらしい。もっとも、最高の条件でも7等台らしいが。


とりあえず、必携のページとなっているここの使い方を、自ら忘れないためにもメモしておく。

 

2008年には立須で見え2010年には帯食のまま秋葉山で見える予定だったパール富士。18.6年周期の見られない期間が、ようやく終わりつつある。
この周期については、国立天文台の解説ページ(暦Wiki月の出入り方位月の公転運動/最北と最南)が解りやすい。

ようやく北に寄ってきてくれたとはいえ、浜松で見るにはまだ竜頭山まで出向かなければならない。しかも季節は冬。う~む……とりあえず、先月、今月とトライしてみた。


2017/12/5 カシバードでの予測
2017年12月5日。

この日は18時半過ぎに昇ってくる。日の入りは16時半過ぎなので真っ暗な中。
秋葉山から向かったスーパー林道には、ほとんど積雪は無かったが、避難小屋、中央駐車場には積もっていた。しかし、えらく寒い。

最近は山頂やアンテナ東側も伐採され、富士山が見えるようになった。今回は、ダイヤモンド富士も見た東屋(竜頭山展望台)から眺めることとした。

 


画像検索で出てきたクレカの容姿
今朝の日経新聞(3面:総合・経済面、電子版(有料))によれば、三井住友カードが電源機能つきのクレジットカードを発行するという。

電源機能といっても、クレカでスマホが充電できるわけではない。これはセキュリティ対策のためのもので、電源スイッチ付きカードのこと。
カードの電源をオンにして4~8桁のパスワードを入れることで、カードのICが動作し、またカード番号の中8桁分が液晶表示される。
自動的に8分で電源が切れるので、紛失等しても不正利用されることがない。2月にも発行予定、とのこと。

詳細な画像も資料もないが、おそらくは太陽電池駆動と想像する。
液晶+IC+太陽電池(?)とくれば、それはかつての日本のお家芸。ただし、カードサイズ電卓は厚さ3mm程度なのに対し、クレカは僅か0.8mm。
強度、耐久性を確保しつつ薄型化するのは、それなりにチャレンジングではありそう。

クレジットカードは普通に使っていれば、不正使用に関してユーザの責任は問われない。
その対策のために、新たなパスワードを憶えなくてはならないのか……再発行費用も高いだろうなぁ……

 

浜松市の林道情報によれば、天竜スーパー林道(林道天竜線+林道野鳥の森線)は、昨月28日から冬季通行止めとなった模様。積もってしまったものと思われる。
また水窪ダム奥の林道戸中山線も、いまだ通行止めのままになっている。そのあたりを正月にぶらついてきた。


正月2日。とある用事で、福沢林道を登ってみた。福沢林道は、竜頭山の北のあたりでスーパー林道に接続する。
枝道林道は、スーパー林道への合流点でゲート封鎖される。夏タイヤで登れるだけ登り、あとは徒歩で、という目算で向かった。

結局、高圧線をくぐる標高700m付近の圧雪アイスバーンが登れず、その手前から歩くことになった。スーパー林道まで5.5km、標高差450mといったところ。

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