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飛行高度を調べてみる
18日の日曜に、浜松基地で航空祭(エア・フェスタ浜松2012)が開催された。

ブルーインパルスの練習飛行は、例年は土曜に行われるが、今年は金曜。青空をバックに、第一区分と思われる演目を披露していた。遠方からの観覧者もすでに来ており、奈良、福井、所沢、袖ヶ浦といったナンバーが見られた。
土曜は寒冷前線により雨天。日曜は一転して快晴。午後には低い仰角に雲が見られたが、よく晴れてくれた。

'10にも三岳から眺めてみたが、あいにくの曇天。灰色の雲をバックでは、スモークの確認だけでも大変な状態だった。'09はサンダーバーズ出演により来浜なく、'11は公演予定自体が無し。翌日月曜に、基地に寄っていっただけだった。

久々の晴れの本番。再び三岳山へ登ってみた。カップル、家族、ほか数名に出会う。
三岳山は基地の北12km。距離があるので、細かな部分はよく判らない。機体も、菱形の黒ゴマに見える程度。そのかわり、大きな航跡の全体像が眺められる。
開始予定は13時。前回同様、13:30過ぎに滑走路にスモークが立ち上り、演技が始まった。順調に演目が続くが、終盤の上方開花&スタークロスは省かれた模様。風が強すぎたのもしれない。金曜の練習では行っていた。

演目については、The Blue Impulse - 4th wing 11sqを参考にして、以下にまとめてみた。カメラはCaplioR2。fは15mm(90mm相当)。

カシミール3Dのカシバード機能を使って、飛行高度も調べてみた。カシバードで出力した画像と写真とを、フォトクリエーターSEで合成した。冒頭の画がそれ。
飛行位置は正確には判らないが、基地の真上と想定している。赤い線は「ルート作成」機能による。縦の線は、始点と終点を同じ位置とし、標高のみを変えた。左端にあるのがアクトタワー(地上高212.8m)、横に伸びるのは滑走路、縦に伸びるのが滑走路からの垂直高(2350m)。
演目は、最も高く見えた「バーティカル・キューピッド」。ちなみに「デルタ・ループ」は、「直径2000mの円を描く」ということなので、計算は合っていそう。


ダイヤモンド・テイクオフ

ダーティ・ターン

ローアングル・テイクオフ(#5)

ロール・オン・テイクオフ(#6)

フォー・ポイント・ロール(#5)

チェンジオーバー・ターン

チェンジオーバー・ターン(続き)

チェンジオーバー・ターン(続き)

コンティニュアス・ロール(#5)

レイン・フォール

バーティカル・クライム・ロール(#5)

チェンジオーバー・ループ

ハーフ・スロー・ロール

レター・エイト

オポジット・コンティニュアス・ロール

フォー・シップ・インバーテッド

バーティカル・キューピッド

バーティカル・キューピッド(続き)

バーティカル・キューピッド(続き)

バーティカル・キューピッド(続き)

ライン・アブレスト・ロール

360度ターン&ループ(#5)

360度ターン&ループ(#5 続き)

ワイド・トゥ・デルタ・ループ

デルタ・ロール

デルタ・ループ

ボントン・ロール

バーティカル・キューバン・エイト(#6)

斜め点線?

タック・クロス

ローリング・コンバット・ピッチ

コークスクリュー



演目その他について調べていたところ、30年前の墜落事故の映像を見つけた。つまらない少年野球の練習最中、遠目に見ていた憶えがある。墜落したのは後尾機(中央後尾)。現在の演目「レイン・フォール」にも似るが、こちらには後尾機がいない。
当時の機体は、ブルーインパルス2代目、代替わりしたばかりのT-2。現在はその次の代でT-4。日ごろ浜松上空を飛んでいる、T-4練習機と同型。
いまやすっかり市街化した中区高丘も、どことなく長閑な雰囲気。「けんみんテレビ」は、現・静岡朝日テレビ。


30年前の墜落事故

各社の報道

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