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打上げ2時間後の南西の空
一昨日27日。情報収集衛星光学6号機という偵察衛星が打ち上げられた。

2日遅れのこの打ち上げは、13:34:00に行われた。
昼間なので、遠望は叶わず。ロケット雲も、仮に見えていたとしても、通常の雲との判別はできないだろう。

打上から日没までだいぶあるので、夜光雲も難しいだろうな……とは思いつつも、一応撮ってみた。現場はいつもの立須たちす
予想通り、ロケット雲(夜光雲)は欠片も見えなかった。NG情報も情報、ということでまとめておくことにする。


ロケットを眺めるいつもの岩場に赴き、日没ごろから撮りはじめる。通常の動画撮影では30分余で切れてしまうので、TL(タイムラプス)を使って20倍速映像とした。
晴れてはいるものの、春霞がひどい。浜名湖の向こうが霞んで見えない。富士山は言わずもがな。天頂東寄りにはレモン形の11日月。

打上げ地の方位を中央に据えると、右端に太陽が入る。目の前の町並みは井伊谷いいのや。水面は浜名湖北東の引佐細江と呼ばれるあたり。
日没は17:43ごろ。30分後……1等星が見えだした。太陽が沈んだその上あたりに、宵の明星が見えている。
1時間後……星座がよく判るまで暗くなった。雲も普通に暗くなった。ということで、夜光雲は無し。

過去をおさらいしてみると……
2015年のF29は、16時ごろに打ち上げて17時半にかなり間延びした姿が観測されている。
2016年のF30は、日没直後の打ち上げ。よく見えた。
2017年のF32は、16:44打上げ、17:10日没。これもよく見えた。

打上げ1.5h後ごろまでには、そこそこ暗くなっている必要がありそう。今回はそのタイミングですでに4.5h経っており、お話にならないことが判る。


以下に撮影したものを掲載しておく。

EX-10の設定は、28mm相当で、MFでピントを合わせた以外はすべてオート。TLモードでスタンダードを選択し、1秒インターバルでFullHD画質とする。
TL機能は以前も試したが、画質が芳しくなかった(2017年F32)。今回は、おさらいも兼ねての挑戦だったのだが、ダメダメさがよく判った。
夜間の光点を見ると、2×2にビギニングされたような甘々な画質。ホットスポットも目立つので、映像編集で消しておいた。

映像処理はAviUtl、フォントはあずきフォントを使用した。


2018/2/27 H2AF38の夜光雲……は見えず。眼前は井伊谷。向こうは浜名湖。

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