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中国の宇宙ステーション実験機、天宮1号がまもなく地球に還る。月末まで持たないとすると、浜松では12~13日あたりが見られるラストチャンスとなる。
ちなみにWikipediaによれば、日本語読みは「てんぐう」らしい。Thank youかと思ってた……
☆   ☆   ★
週が明けてから高気圧が居座り、ずっと晴れて暖かい。しかし、すっかり春霞の季節でもある。
12日は、仰角35°まで昇ってきて、地球の陰に入るという。予報等級は1.9等級。いつも予報より暗いので、3等星ぐらいか。
昼間は晴れていたが、日が傾くにつれ、だんだんと雲も流れてきた。

流れ雲のあるときは、長時間露光すると光跡が雲に上書きされてしまう。そもそも天宮は、暗くて速いので写りは悪い。最高光度のタイミングを短めの露出で狙ってみた。


2018/3/12 天宮1号@浜松市北区

カシオEX-10、28mm相当、F2.2、ISO80、30秒露出。DNGファイル(RAWデータ)を、Yimgで階調補正70%。

写真中央、飛行機光跡が「ソ」の字になっているその中に、おひつじ座のα星、β星がある。そこから辿れば、かすかな天宮1号の光跡が確認できる。
肉眼ではまったく見えなかった。

ちなみに、右端のオレンジ色の街灯あたりが龍潭寺。中央左寄りの光の塊の中に、直虎で詣でる人の増えた、井伊家出生井戸が見える。
☆   ★   ☆
ラストチャンスの13日。
この日は西北西から出て、南南西仰角35°まで昇り、オリオンの足元、うさぎ座で消える予報。
1.3等予報なので、オリオン座を構成する星らと遜色ないレベルに見えるはず。霞は酷いものの、雲はない。月もない。太陽も十分沈んでいる。


2018/3/13 天宮1@浜松市北区

補正をかけて浮かび上がらせる

カシオEX-10、28mm相当+中華製0.45xワイコン、F2.2、ISO80、160秒露出。
右下ケラレ上あたりから、左上のうさぎ座まで、見える行程のほぼすべてを収めるつもり……が、欲張りすぎて春霞に埋もれてしまった。
背景とのわずかな差を取り出すため、中間部のみ抽出して低照度側を持ち上げる加工を施した。これもYimgによる。

肉眼では、くじら~エリダヌスたりから確認できた。3等クラスにしか見えなかったが、κOriと同等だったので、実際は2等星ということになる。はやり霞が濃い。

Heavens-Above画像にも書き込んであるが、予報時刻はコロコロ変わる。日が変わればもちろん、朝と晩とでも数秒違う。
まさに末期の雰囲気。
★   ☆   ☆
当初は2017年末にも、と言われていた落下時期。延びに延びてきたが、いよいよ切羽詰っての予報は3月末~4月頭となっている。

3月15日時点の予測としては、米・エアロスペースは4月4日±1週間ESA欧州宇宙機構は3月30日~4月6日としている。


Heavens-Aboveでマイナス等級予報!

月初めのHeavens-Above予報では、3月31日、4月1日あたりに0等級予報が出ていた。
今日の予報では、30日にマイナス等級が出てきた。この通り見えるはずもないが、こんな予報もなかなか見られない。
Satellite Trackerでは軌道要素が異なるのか、この時刻には地平線の下を示している。

何はともあれ、無事落ちますように。拜拜バイバイ、天宮。

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