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2017/9/22 のSKYMED4予報
最近知った人工衛星予報サイトにCalSKYというものがある。

日本語表示がなく、なんだかごちゃごちゃしていて、しかも使用時間制限(1時間アクセスできなくなる)まである。どうにも取っ付きにくい。
ところが使ってみると、Heavens-Aboveにはない予報がある。以前は「天頂付近を通ればフレアが見える」程度の認識であったSKYMEDシリーズも、ちゃんと計算されている。
説明書きを読むと、設定によっては月光によるフレアの予報も出せるらしい。もっとも、最高の条件でも7等台らしいが。


とりあえず、必携のページとなっているここの使い方を、自ら忘れないためにもメモしておく。

フレア予報を見るには、観測地が重要。CalSKYにアクセスしたら、まず右上の地球儀をクリックして観測地を設定する。
上部中央のメニューで Satellites → (Iridium) Flares と辿ると、フレア予報リストが出てくる。 start of calculation で日時、 duration で計算期間を再設定できる。
各操作では、go!マークをクリックすると確定の意となる。

観測地や対象期間などは、URLに含めることもできる。ショートカットで毎回同じ設定で確認したいときは、この方が便利。
URLパラメータについては、上部中央メニューの Setup → About を辿ると、ページの下の方に列挙されている。
冒頭のブラウザキャプチャ画像でも、lon、lat、intervalなどが記述されているのが判る。

もうひとつ。有名な人工衛星イベントとして、ISSの日面通過/月面通過がある。
これは、 Satellites → Sun/Moon Crossers, Occultations → Central Line of Sellected Satellite で、自動的(?)にISSが選択され、見られる地にラインが引かれる。計算期間や対象天体などは変更できる。
ISS以外を調べたい場合は、 Satellites → Sat-Library で衛星を検索。目的の衛星があったら、その右の Satellite Menu → Transit Centerline を選ぶと、前述のラインが引かれたページに移る。




さて、謎のフレアについて。

さまざまな衛星の予報が出ており、それが正確であるのは確認している。ところが、どうしても見えないものもある。
見知ったイリジウムフレアには、ソーラーパネルによるフレア予報が出てくる。またSKYMEDでは、unknown Mirrorという名実ともに謎のフレア予測もある。

何度か眺めてみたのだが、これらは一度も見えたためしがない。しかも日時の変更などをすると、予報が消えてしまう(これは2017年12月半ばのメンテで解消)。
見えない見えない言うだけではしょうがないので、証拠に撮ってみた。


CalSKY予報リスト
2017/12/19朝は、北行するSKYMED3。

予報によれば、5:12:36前後に、しし座で、SAR-Panelによる本来のフレアが発生。-2等級。
1分余後には、北斗七星の隣で、unknown Mirrorによる0等のフレアが発生。
……とのこと。


CalSKY予報星図

skymed3 撮影結果
月の無い暗夜で、透明度も最高。固定で一発撮りしてみた。EX-10で、28mm相当、F2.5、ISO80、160秒露出。
RAW画像に強めに階調補正を掛け、Blogger用に縮小、星座も書き込んでみた。

本来のフレアは予定通り。木星より明るいぐらいの印象。
北斗七星脇通過時は、肉眼で確認はできているものの4等星以下。北斗七星の一番暗い星より暗い。

どう見てもフレアは起きていない。


CalSKY予報リスト
2017/12/30には、イリジウムのソーラーパネルフレアが3発もあった(赤矢印)。
solar panelsとMMA(Main Mission Antenna)の両方が見られる、朝の76、および夕の60を狙ってみた。

特に夕方のIridium60は、ソーラーパネルがMMAより明るい-3等の予報。これは期待できそう。


SatelliteTrackerで再現

Iridium76 撮影結果
朝5時過ぎのIridium76は、暗夜で月なしの好条件。上のSKYMED3と同じ条件での撮影、同じ処理。

ソーラーパネルフレアの時刻に衛星は見えていたが、1等星には見えない。フレアが起こる様子は無し。
MMAによる通常のフレアは予定通りだった。

その下(西)を行き違いに飛んでいるのは、ソ連のコスモスロケット。1967年に打ち上げたもので、まだ飛んでいる。
衛星番号も、いまや43000を越えているが、これは3000番台。
すぐ後にもう一枚撮ったが、2000番台の衛星も写っていた。


SatelliteTrackerで再現

Iridium60 撮影結果
夕方のIridium60は、ソーラーパネルフレア予測が-3等。
ただし、すぐそばに月がある。薄い雲も流れてきた。多重フレアで撮れた経験からすれば、月があっても-3等なら写るはず。

一応、月はフレームの外に出し、フレア予報時刻を中心にした1分露出としてみた。28mm相当、F1.8、ISO80。
RAW画像に強く階調補正をかけて、衛星の痕跡を探したが、まったく見えない。肉眼でも当然に見えなかった。

3分半後の通常のフレアは、くじら座を通過した先のろ座で起こったが、これは問題なく確認、撮影できた。
ちょうど右隣に相当する写野になる。


ソーラーパネルによるフレアについてググってみると、YouTubeに一本だけ映像があった
しかし、何度トライしても、見えないし、写らない。

謎である。


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