MSXでは、カードエッジコネクタを使ったカートリッジという形態で機能拡張を行う。2.54mmピッチ、25ピン両面で計50ピン。それほど特殊でもないので、マイコン用基板などを加工すれば作れないこともない。
ただ、このコネクタのせいで、安いユニバーサル基板で気軽に、というわけにはいかないのも事実。プリント基板を起こすにしても、端子金メッキという大きなひと手間を必要とする。
そこで、もっともポピュラーなボックスヘッダ・コネクタに変換するI/Fカートリッジを作ることにした。
回路図は右記の通り。
基本的には、全線直結で、フラットケーブルなりすだれケーブルなりで引きだし、外部に50ピンボックスヘッダを付ければよい。ここでは、カートリッジと外部基板にはオスのピンヘッダを、ケーブル両端にはメスのボックスヘッダを付ける形とした。1ピンを表す▼マークに注意する。ケーブル長は15cm強。
せっかくのカートリッジの箱ががらんどうではもったいないので、バッファ機能も付けることにした。
実際の製作は、個人的気力の問題からU1、U2、R1でデータバスだけバッファリングし、他は直結とした。すべて74HCTや74ACTで構成すれば、外部コネクタの先はCMOSレベル(74HC、74ACなど)でも回路が組めるので、さらに実用性は増す。
パーツ類はいずれも昔買ってあったもの。
カートリッジ部分はサンハヤトのMSX用基板(廃盤)、コネクタ類はIPIの通販(現在取り扱いなし?)、ケーブルはマルツの測り売り、ICはノイマンで注文(倒産?)。特にIPIは、品揃えよく価格も安かったのだが……
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