
かなりの率で発芽した後、自然消滅や植え替えに耐えられなかったものなど淘汰され、結局現在残っているのは5株。片親がカジイチゴだから、と多少手荒になった気もしないでもない。
そのうち今春咲きそうなのはこのひと株のみ。そしてこれは、「葉柄の色がおかしい、ニガイチゴか」などと懸念していた株。
鉢は8号。草丈(樹高)わずかに15cm。
葉裏は白っぽくはないが、ニガイチゴの血を引くヒメカジイチゴと判じた株も白いイメージは薄かった。蕾の形状の、先端がきゅっとつぼまる様は、ニガイチゴに似ている。幅広で3裂の葉は、ニガイチゴの吸枝の標準形。ただ、裂は湾状に入ることが多く、この株のように単に切れ込むのとは異なると記憶している。
もし結実するようであれば、授粉後の萼の変化によって、開きっぱなしのモミジイチゴ系か、つぼんでしまうニガイチゴ系かはっきりしよう。
ヒメカジイチゴと判じた株も、小さな新葉と蕾が見えてきた。並べて見比べてみれば、なにか違いが判るかもしれない。
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