速いような長いような、今年もこれで最終。
猛烈に暑い夏、短い秋を経て寒い冬。猛暑厳寒の厳しい変化には地球の警鐘だと言い、冷夏暖冬では異常気象だと言う。さじ加減はなかなか難しい。とりあえず今年は、台風は少なかった。
撮影は19日。
エビガライチゴ(Rubus phoenicolasius)
いい具合に紅葉したエビガライチゴ。霜がよく降りるようになってから、ぐっと色づいてきた。
カジイチゴ(R. trifidus)
さすがのカジイチゴも冬芽の準備を始めた模様。露地植え日当たり良好風当たり弱し、環境が厳しくないせいか紅葉はあまりしない。
クサイチゴ(R. hirsutus)
日当たりは悪いが風もほとんど当たらない。徒長気味ながら青々としている。
クマイチゴ(R. crataegifolius)
クマイチゴは小汚く黄葉。冬芽はしっかり。
天竜スーパー林道でトゲのないクマイチゴを見つけたが、栽培してみると結局トゲだらけになった。木陰で柔に育っていただけらしい。
コジキイチゴ(R. sumatranus)
コジキイチゴは芽が吹いてしまっている。
これから来る寒波で、また葉を凍らせて痛めるのに。
ナワシロイチゴ(R. parvifolius)
このあたりの雑木(エノキ、ムクノキ)が大きくなり日が当たりにくくなってきている。競っていたススキはすっかりおとなしくなり、ナワシロイチゴも一時の勢いがなくなってきている。代わりに目立ってきたのが、ヒガンバナとテイカカズラ。
移植するまでもなく、すでにあちこちに生えている。ここは5年と持たないかもしれない。
ニガイチゴ(R. microphyllus)
ニガイチゴは、普通に育てればきれいに紅葉する。写真は悪い例。
白粉をした枝に真っ赤な冬芽。トゲが猛烈だが眺めても楽しめる。
バライチゴ(R. illecebrosus)
バライチゴは去年とあまり変わらない様子。基本的に、枝を残して冬芽で越す、というスタイルではないのかもしれない。カタバミに埋もれた下部では、まだ緑色の茎を残している。
天然の開花結実冬越しを見たことがないので判らないが。
ヒメバライチゴ(R. minusculus)
ヒメバライチゴは多少紅葉。冬芽と思ったものは芽吹いてきている。
フユイチゴ(R. buergeri)
下草のフユイチゴ。秋から熟しはじめ生るのは生っていたが、ここにきて周辺の草が枯れてきたために、赤い実がとても目立っている。
緑の葉に真っ赤な実、ちょっと雪でも乗っかれば画になる。
モミジイチゴ(R. palmatus)
モミジイチゴは、あまり紅葉しないまま、さっさと葉を落とす。半分程度散ったところ。
真っ赤でぷっくり太った冬芽が育っている。
雑種:カジコジキ(R. trifidus × R.sumatranus ※※)
カジコジキは、コガネ子により一鉢死滅。黄葉を始めた株もある。
雑種:コジキカジ(R. sumatranus × R.trifidus ※※)
コジキカジは、相変わらずカジコジキより大きめ。
雑種:カジモミジ(R. trifidus × R.palmatus ※※)
カジモミジは紅葉。上手く育てれば鑑賞に耐えうるかもしれない。冬芽もしっかり。
小葉の方は、オレンジの縁取りになるだけで、あまり色づかない。多少成長したようにも見える。
雑種:トヨラクサイチゴ(R. × toyorensis)
トヨラクサイチゴも紅葉しかけ。
風の当たる自生地では、かなり赤くなっているのを見たことがある。
雑種:ヒメカジイチゴ(R. × medius)
ヒメカジイチゴはよく紅葉する。うっすら白む枝もあり、ニガイチゴの影響を思わせる。
カジイチゴとニガイチゴやモミジイチゴとの組み合わせは、相性がいいのかもしれない。
ブラックベリー・エバーグリーン(R. laciniatus ※)
エバーグリーンは、多少色づきつつも濃い緑を維持している。その一方で、冬芽もしっかり。
ブラックベリー・ソーンフリー(R. fruticosus ※)
もう一つのブラックベリーも色づき始め。
ボイセンベリー(R. ursinus × R.idaeus ※)
ボイセンは、四方八方に脱出しかけていたのをまとめたため、よく解らない状態。冬芽はしっかりできている。
ラズベリー・インディアンサマー(R. idaeus ※)
ラズベリーも紅葉し始め。頂部には秋果のミイラ。
ラズベリー・ファールゴールド(R. idaeus ※)
ファールゴールドは、赤い色素を持たないせいか、黄葉しはじめ。
相変わらずの元気のなさ。
学名出典:
無印……YList
※……Wikipedia キイチゴ属
※※……文献無し
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