マタタビ科の鉢植えがいくつかある。
春野のR362脇で木天蓼の生っていた株(マタタビ雄株)、天竜スーパー林道のマタタビ雌株、同林道のサルナシ、しらびそ高原のミヤママタタビ。ほかに野良キウイ(雄株)などもある。
株には雌雄があるので、基本的に小枝をもらってきて挿し木をする。葉っぱ1枚でも着くが、穂木が2~3本採れる30cmほどの枝があると安心。蔓は、先端のほうが元気がいい。ひょろひょろのクルクル巻きの状態でも大丈夫。上手くすれば、翌春にも花が着く。
振り返れば、最初のトライが木天蓼株の2003年夏なので、長いものでは10年もいじっていることになる。ところが、株によっては花が着かない。花は着いても実が着かない。実は着いても完熟までもたない。なかなか難しい。小さな鉢でも小さな株でも実を着けている、盆栽あたりにヒントがないか模索中。
枝だけになる冬は、あまり注意が行かなくなる。が、ふと見るとミヤママタタビの冬芽がルビー色に輝いていた。
少し光を通すような緋色がなかなか綺麗だったので、他のものと比較してみた。
マタタビ類の冬芽は、幹の膨らみに隠れている。陰芽や半陰芽と呼ばれる。葉の落ちた葉痕の近くが膨れるので、それを枕に見立てて「葉枕内陰芽」などとも呼ぶらしい。キウイやマタタビは芽の頭が少し覗くので葉枕内半陰芽、サルナシやミヤママタタビは葉枕内陰芽となる。ただし線引きはきっちりしたものではなく、マタタビでもほとんど顔を覗かせない株がある。逆にサルナシでは、小さな穴が開いていることが多く、芽が出かかるものもある。
ちなみにこの葉枕があるせいで、葉が反対向きに押しやられ、挿し木をする際に天地を間違えやすい。どうにも判らない場合は、枝はすべて埋めてしまい葉だけ地表に出しておいてもいい。
以下、写真はいずれも右が根側。
キウイだけは毛むくじゃら。冬芽の潜り方は、キウイとマタタビおよび、サルナシとミヤママタタビが近いイメージ。色や皮目は株による個体差もありよく判らないが、ミヤママタタビの葉枕の赤だけは目立った。
since 2007.8 by K-ichi
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