昨秋、ひょんなことで入手したカヤランが咲いた。
現地であらかた樹皮に挟んできたが、一部はもらってきた。
着生ラン定石のカキノキと、水場に近いポポーに装着。根を広げ、少々のミズゴケとともに幹肌に這わせ、針金で巻いておく。ヘゴ板や炭に付けて可搬にしたかったが、あいにく手持ちが無かった。
調べてみると、湿度をかなり欲しがるとのこと。確かに自生地は苔むしたようなスギ林だった。一応、真冬でも朝一回は水を掛けておく。2月頭には、かけたらそのまま凍ったりもした。
採取時、フウランを引き伸ばしたような本体から、ボンディングワイヤのような細線が伸び、1~2mmほどの粒が付いていた。実なのか蕾なのか何だか判らなかったが、それが蕾だった。
3月頃から微妙に大きくなり、頭をもたげるものが出てきた。下旬には、明らかに膨らみが判るようになる。4月に入ると、黄味がかるとともに急激に膨らんだ。もう一息、というところでいくつかは何者かに食われてしまったが、生き残りが今日、開花した。
直径は7mmほど。萼片は大きく、花弁は小さい。唇弁は大きく袋状。柱頭は奥まって小さくよく見えない。全体に薄黄色。唇弁先端中央に1点、両サイドに複数の縦線として赤色が差す。写真から、柱頭の両サイドにも赤色が見える。香りは無い。
since 2007.8 by K-ichi
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