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ふと、昔のフロッピを引っぱりだしてみた。

これは僕の見た秩序。リアルへぇボタン まとめページに貼ってあるフラッシュ。

数年前に流行ったフジテレビトリビアの泉。番組中で使われていた「へぇボタン」が商品化されたり、さまざまなプラットフォーム上に移植されたりと、それなりに盛り上がっていた。

まとめページにあるように、このときすでにMSX2対応のものが発表されていたが、これではちょっとMSXに対する誤解を生みやしないかと感じ、自分で作ることにした。
一応の完成は翌春('04.3)になり、時機を逸した感もあって、結局ごく一部に公開したのみでお蔵入りとなった。


へぇボタン for MSX 【he.zip】 (162,453 bytes) MSXturboR専用



flvファイル / YouTube (2018/10/10 追記)
この映像は、PanasonicのMSXturboR(FS-A1ST)での実行状況。2DDフロッピからの読み込みなので正直遅い。

製作の方向として、広く互換性を取るか深く性能を追求するか、で迷った。当初は、既出品がSCREEN3を使っていることから、色合いだけ上手くごまかせば全MSX対応でいけるだろう、と計画。しかし具現化していくにつれて、譲れない「へぇ」音声再生と、キー入力、画面表示の並行処理は、難しいことが判明。
広くより深く、を追求することとした。

画像は、上のフラッシュから拝借。透明感のあるこの画を、SCREEN12(自然画モード)で表示させることにする。単純256色のSCREEN8による表示モードも用意。
自然画モードは、MSXにおける最大発色数19,268色が可能なYJKという方式で、NTSCのYUV信号に似せたもの。輝度Yは各ドットに5bitずつ与え、それ以外は4ドット分ひと括りにしてデータを減らす、という特殊な仕様。MSX2+パワフル活用法に載っていた変換方法を利用して、24bitRGBから変換している。ボタンを押した画、押してない画をそれぞれ別ページに描画しておき、キー入力で切り替えている。
HEUP.BMP、HEDN.BMPがこれらファイル。

数字部分は、画像ファイルからスプライトに変換し、表示している。
HENUM.BMPがこのファイル。
ボタン画、数字画、ともにWindowsのビットマップ形式(24bitカラー、256*212ピクセル)を使っており、ファイルを差し替えることで表示を変えることができる。

音声も同じフラッシュから借用。
turboRで追加されたPCM機能を使い、システムタイマを使った15.980kHz、8bitで再生している。それ以前の機種では、PSGのボリュームレジスタ操作による疑似4bitPCMが行われていたので、そのモードも追加。さらに、カセットI/F+1bitサウンドポート(キークリック音)による録再ソフトなどもあったので、その機能も試用できるようにした。
ファイルは、8bitPCM、モノラル、16kHzのWindowsWAVE形式。36KB以下でこのフォーマットであれば置き換えることが可能。
HE16K.WAVがこのファイル。

このように、一部実験的な要素も含むソフトであるので、画面の初期化などは特にせず、処理内容は見せる方向で、エラー処理もほどほどにしていろいろ試せるようにしている。

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