イトカワから戻ってきた、小惑星探査機「はやぶさ」が帰還した。
当初は、月軌道あたりでカプセルを分離した後、地上落下軌道から離脱して、自らは人工惑星となる予定だった。しかし、イトカワ着地後の度重なるトラブルにより、また確実にカプセルを投下するために、己の身を挺することとなった。
1月に地球引力圏通過軌道に乗った後、徐々に軌道修正を重ね、日本時間6月13日23時前、「はやぶさ」はオーストラリア上空へ突入、カプセルはウーメラ立入制限区域(WPA)の砂漠地帯に落下した。映像は、各機関が撮影したものをつなぎ合わせたもの、とのこと。
0:18~ 和歌山大(USTREAM)
1:18~ NASA
2:02~ NHK
2:42~ 7NEWS
3:14~ NASA
NHKあたりならやってくれるのではと期待したものの、民放を含めてテレビ中継は一切なし。とりあえずつながった和歌山大によるネット中継を見ていた。
画質はそれほど良くなかったが、徐々に明るさを増して2、3度フラッシュして消えていく姿を拝むことができた。画面には、アークトゥルス、スピカ、土星が映っていたが、それらよりはるかに明るい。フラッシュ時には周囲の雲が相当に照らされており、当初予想の-5等級はもちろん、満月クラスの明るさはあったのではないかと想像する。そのうちの一度は黄色味を帯びているように見えたが、7NEWSなどの映像を見ると、たしかに何かが飛び出してそれが黄色く燃えている。和歌山大の映像ではカプセルは確認できなかったが、他社映像では本体に先行し薄い尾を引きながら燃え尽きずに落ちていくのが見える。
7年、60億kmの長旅を終え、しっかりとカプセルと届けて散っていく姿は、たかが機械とはいえ感じるものがあった。
日が変わる頃には、読売オンラインに写真が出ていた。複数の輝線になっていて、バラバラに砕けたのが想像できた。毎日.jpには、光り始めだけが写った失敗作も。
翌朝のNHKニュースでは上記映像を放映。これだけ撮りに行っているならやればいいのに、と思った人は多かったはず。
まもなく、落下地点を確認したとの報。翌日午後には、落下した画像も公開され、カプセルは無事回収された。内容物が確認され結果が出るのは数ヶ月先という。
ちなみに、大気圏突入時の熱は、空気との摩擦によると言われるが、実際は違うらしい。「サンプルを熱から守る再突入カプセル」という記事がある。はやぶさの帰還カプセルには、シャトルなどに使われる耐熱タイルでは間に合わないため、アブレータという特殊なプラスチックが使われているという。これは、自らが気化することで熱を奪って守る、というもの。ロケットエンジンなどでも使われる。
since 2007.8 by K-ichi
Wed__ Wed2010/06/16
__ Wed
2010/06/16
Sat__ Sat2010/06/05
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2010/06/05
鉢に生えたカタバミ、アカカタバミを適当にむしってきて、丸めて潰しながらこすり付ける。こするというよりも汁を塗りつけるイメージ。葉っぱ10枚ほどを使い3分ほど揉んだけで、60年前の光沢が蘇った。
カタバミなどには水溶性シュウ酸塩が含まれており、それによって酸化銅が還元されるとのこと。塩酸で酸化銅を溶かせるのは酸化銅が塩化銅になって水溶性になるため、という。この場合、シュウ酸銅になるということだろうか。
Tue__ Tue2010/06/01
__ Tue
2010/06/01
ここ数日はひと月遡ったような清々しさ。昼間はそれなりに気温は上がるが、朝夕は一枚羽織りたい。
エビガライチゴ(Rubus phoenicolasius)
15日ごろから開花、先月末に最後の花が咲き終わった。中央に橙色の雌蕊、周囲に花粉を吹いている雄蕊、真っ白な花弁、真っ赤な毛を纏った萼を持つ。初めは花弁はほとんど閉じており、その後やや開いて雄蕊は花粉を出す。授粉後は萼を再び閉じ、熟すのを待つ。アップの写真の蕾状のものは、すべて授粉したもの。
かなりたくさん咲き、ほとんど授粉したよう。細かい白いゴミのようなものは、近くのクワから飛んできた、クワキジラミの蝋物質。
シュートも順調に成長。1mを超えた。3出複葉が基本だが、ナワシロイチゴなどと同様に、元気のいいときは5出(2対)羽状複葉も見られる。
カジイチゴ(R. trifidus)
早いものは先月上旬から熟し始めた。花期は長く、ようやく終わったところ。花と実が同居する。ヒヨドリが常に狙っているため、ネット等で保護しておかないと収穫は望めない。
新芽の先端には、あいかわらず毛虫が巣食う。展開前の新芽を糸で綴り、黄色っぽい毛の少ない毛虫が内部を食い尽くす。一見正常に見える芽も、いつまでも展開せずやがて膨れてきてそれと判る。テデトールで対応していたが、いちいち開いて処理するのは骨が折れる。浸透性を謳った園芸用殺虫剤をかけておくと、手で開かずとも内部に届き、あとは自力で葉を展開してくれる。
いままでひとつも成功しなかったカジ×ナワシロ。花粉がちょうどいい場所に落ち着くように、セロハンテープで仮止めする方法を採ってみた。とりあえずは授粉した模様。今月半ばには熟しそう。
同様にナワシロ×カジも行ったが、こちらは全滅だった。
クサイチゴ(R. hirsutus)
特筆することなし。
クマイチゴ(R. crataegifolius)
27日熟す。施肥したおかげか、去年のように熟す前に終わることもない。
1mまではいかないものの、シュートはかなり元気がいい。鉢底から一部逃げた。
コジキイチゴ(R. sumatranus)
小苗のため諦めていたが、18日、開花を見つけた。若実もあったところから、上旬には咲いていたよう。シュートも60cmほどまで成長。
鉢の主たるバラは圧倒的に劣勢に。
ナワシロイチゴ(R. parvifolius)
先月5日頃から咲き始め、現在は花は終わっている。大量に咲くも、授粉率は低いよう。授粉し萼がつぼんだものはこの程度。
ナワシロ×カジがうまくいかないのは、このあたりの問題もありそう。
ニガイチゴ(R. microphyllus)
月末あたりから熟し始めた。30日撮影。
バライチゴ(R. illecebrosus)
27日、諦めていたが、シュートの先端に蕾が出、開花した。おそらく瀕死の前年枝が結果母枝となり、地際にあった冬芽から出たもの。
うつむき加減に蕾をもたげ、朝からゆっくり開き始め、翌朝あたりで全開に。直径5cmほど。クサイチゴ風だが、毛がなく雄蕊が多く、やや雰囲気を異にする。前年の虫害の影響で、樹高はヒメバライチゴよりも小さいぐらいだが、花の様子は明らかに違う。
ヒメバライチゴ(R. minusculus)
21日撮影。
葉が異なる以外はクサイチゴによく似る。無事に赤く熟した。やや粒が少ないか。
フユイチゴ(R. buergeri)
どのどん伸びている。それ以外は特筆することはなし。
モミジイチゴ(R. palmatus)
開花時の天候の具合か、今年はやや歯抜けが多い。順調に熟していき、終盤にさしかかっている。シュートも1mほどにまで成長した。21日撮影。
雑種:カジコジキ(R. trifidus × R.sumatranus ※※)
成長は悪い。30cmほど。虫害に遭ったため殺虫剤を散布。特徴はコジキカジと変わりない。
雑種:コジキカジ(R. sumatranus × R.trifidus ※※)
シュートが70~80cmほどになった。葉も大きい。6月1日撮影。
コジキイチゴのような羽状複葉ではなく、3出複葉で、頂葉が3裂、側葉が2裂になる。幹はコジキイチゴの毛の少ないバージョン、といった感じ。
雑種:カジモミジ(R. trifidus × R.palmatus ※※)
シュートが1m近くに成長。少し虫に食われた。
3号株だけは相変わらずコンパクト。
雑種:トヨラクサイチゴ(R. × toyorensis)
15日、熟した。激しく歯抜けなのは相変わらず。
施肥したおかげで、7出複葉の片鱗が見える葉も出てきた。頂葉より側葉が割れやすい。基本形は3出掌状複葉にも見えるが3出羽状複葉。カジイチゴより毛が多め。
実生も同様だが、棘が散見される。
実生は、羽状が強く出るもの、小葉の丸いものなど、やや変化が出る。
雑種:ヒメカジイチゴ(R. × medius)
大量に開花、結実。熟したものから萼が開く。先月半ば頃から熟し始めた。
ブラックベリー・エバーグリーン(R. laciniatus ※)
ほとんど動きがなかったエバーグリーンも、5月に入ると急激に活動を開始。いつの間にか咲き実っていた。
ブラックベリー・ソーンフリー(R. fruticosus ※)
ブラックベリー系は総じて遅い。エバーグリーン同様、5月になってから急激に成長。
ボイセンベリー(R. ursinus × R.idaeus ※)
蕾のまま果ててしまったものも多いが、実ったものは順調に育っている。
シュートは1mを超えてきた。匍匐気味で脱走を試みたため、知らずに踏んでしまったものもある。
ラズベリー・インディアンサマー(R. idaeus ※)
今春の花はなし。秋果に期待。
ラズベリー・ファールゴールド(R. idaeus ※)
インディアンサマーに同様。
植え替えたことで、例年夏に皮が剥ける被害が改善されればよいが……
学名出典:
無印……YList
※……Wikipedia キイチゴ属
※※……文献無し
エビガライチゴ(Rubus phoenicolasius)

かなりたくさん咲き、ほとんど授粉したよう。細かい白いゴミのようなものは、近くのクワから飛んできた、クワキジラミの蝋物質。
カジイチゴ(R. trifidus)
新芽の先端には、あいかわらず毛虫が巣食う。展開前の新芽を糸で綴り、黄色っぽい毛の少ない毛虫が内部を食い尽くす。一見正常に見える芽も、いつまでも展開せずやがて膨れてきてそれと判る。テデトールで対応していたが、いちいち開いて処理するのは骨が折れる。浸透性を謳った園芸用殺虫剤をかけておくと、手で開かずとも内部に届き、あとは自力で葉を展開してくれる。
同様にナワシロ×カジも行ったが、こちらは全滅だった。
クサイチゴ(R. hirsutus)
特筆することなし。
クマイチゴ(R. crataegifolius)

1mまではいかないものの、シュートはかなり元気がいい。鉢底から一部逃げた。
コジキイチゴ(R. sumatranus)
鉢の主たるバラは圧倒的に劣勢に。
ナワシロイチゴ(R. parvifolius)

ナワシロ×カジがうまくいかないのは、このあたりの問題もありそう。
ニガイチゴ(R. microphyllus)
バライチゴ(R. illecebrosus)
うつむき加減に蕾をもたげ、朝からゆっくり開き始め、翌朝あたりで全開に。直径5cmほど。クサイチゴ風だが、毛がなく雄蕊が多く、やや雰囲気を異にする。前年の虫害の影響で、樹高はヒメバライチゴよりも小さいぐらいだが、花の様子は明らかに違う。
ヒメバライチゴ(R. minusculus)
葉が異なる以外はクサイチゴによく似る。無事に赤く熟した。やや粒が少ないか。
フユイチゴ(R. buergeri)
どのどん伸びている。それ以外は特筆することはなし。
モミジイチゴ(R. palmatus)
雑種:カジコジキ(R. trifidus × R.sumatranus ※※)
成長は悪い。30cmほど。虫害に遭ったため殺虫剤を散布。特徴はコジキカジと変わりない。
雑種:コジキカジ(R. sumatranus × R.trifidus ※※)
コジキイチゴのような羽状複葉ではなく、3出複葉で、頂葉が3裂、側葉が2裂になる。幹はコジキイチゴの毛の少ないバージョン、といった感じ。
雑種:カジモミジ(R. trifidus × R.palmatus ※※)
シュートが1m近くに成長。少し虫に食われた。
3号株だけは相変わらずコンパクト。
雑種:トヨラクサイチゴ(R. × toyorensis)
施肥したおかげで、7出複葉の片鱗が見える葉も出てきた。頂葉より側葉が割れやすい。基本形は3出掌状複葉にも見えるが3出羽状複葉。カジイチゴより毛が多め。
実生も同様だが、棘が散見される。
雑種:ヒメカジイチゴ(R. × medius)
ブラックベリー・エバーグリーン(R. laciniatus ※)
ブラックベリー・ソーンフリー(R. fruticosus ※)
ボイセンベリー(R. ursinus × R.idaeus ※)
シュートは1mを超えてきた。匍匐気味で脱走を試みたため、知らずに踏んでしまったものもある。
ラズベリー・インディアンサマー(R. idaeus ※)
今春の花はなし。秋果に期待。
ラズベリー・ファールゴールド(R. idaeus ※)
インディアンサマーに同様。
植え替えたことで、例年夏に皮が剥ける被害が改善されればよいが……
学名出典:
無印……YList
※……Wikipedia キイチゴ属
※※……文献無し
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