期日前投票も済ませたし、台風では井戸も掘れないので、コロ助の大きさ(容量)でも測ってみることにした。
コロ助とは、手動式のオイルチェンジャーのこと。オイルゲージの穴から吸い出す、いわゆる「上抜き」をする道具。労力は要るが、車の下に潜らなくていいので重宝する。
製品には6Lと謳ってある。頭に相当する丸いタンクには目盛らしき線があるのだが、単位は書いてない。実際の容量も、以前の記事で書いたとおり、すっきりした値になってない。
現在はアマゾン発送になっているようだが、購入当時(2014年)は糸満市から空を飛んできた。外箱を見ても英語ばかり。これはもしやガイジンが使う単位なのでは、ということで調べてみた。
アメリカでは「ガロン」とかいう怪獣のような単位を使っている。1Lに近い単位としては、クォート(qt)という呼称があるらしい。「アメリカの単位(2)」ページがまとまって見易い。
あらかじめ空容器の重さを量り、その後ひと目盛ずつ水を入れて計量していくことにする。
秤は爺さんの形見のTOKICO製。12kg、3貫まで目盛が打ってある。少々くたびれているので、水入りペットボトルで校正しておく。最小目盛の0.05kg程度までは量れている模様。
左図が量った結果のグラフ。
縦軸は容量(L)とあるが、実際は量った重さ(kg)。空容器は800g。横軸はタンクの目盛。
まずは目盛の中央での値(青、橙)で量ってみた。
容器が透明でないので、水のシルエットで見当をつけるのだが、目盛部分は容器が厚くなるなどしており、なかなかうまく合わせこめない。グラフを見ても、やはりバラついている感じがする。
想定より少なめで、数字もきれいでないので、目盛上端合わせ(黄、緑)でも量ってみた。こちらは均質な薄い部分で影を見るので、比較的合わせやすかった。
グラフにはこれらのほかに、qt目盛である場合の理想値(茶)、リッター目盛である場合の理想値(水色)も書き込んである。
斜めの細い黒線は、qt目盛グラフと同じ傾きのもの、1L弱にある横線は、1qt=0.946Lを表している。
リットル目盛(L)かクォート目盛(qt)か、この差はグラフの傾きに相当する。
計測結果は、やはりクォートに近いように見える。目盛の下の方ではグラフからやや外れるが、全体としての傾きはおおむね一致する。
目盛間の差分を取ると、1qt前後になっている。
もっとも上の目盛上端で、実容量は5.5L程度。さらにギリギリまで上積みして6Lに届くかどうか、といった結果になった。
ちなみに、昨年入れた古オイルブレンドは、特に問題もなく1年持った。オイルキャップ裏を見ても、特段おかしい様子はない。
3.5Lのうち2Lが密閉・暗所・常温でのペットボトル保管のもの。中には8年物も混ざる。ちょっとドキドキしていたが無事車検を迎えることができた。
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