中心は隣県を通ったが、浜松は本体東側の南風をまともに食らった。家が揺れる揺れる。歴代2位だけのことはある。
そして大停電。市内27万戸、県内60Hz地域で66万戸の電気が止まったという。最後に復旧した天竜区は、土曜までかかったとか。
スーパー、コンビニが真っ暗。信号は軒並み消灯。でも東名高速の陸橋と、大通りどうしのいくつかの交差点だけは点いている。
ところどころで街路樹が折れ、屋根がめくれる。電線の復旧工事があり、全体に緩慢な交通。テレビの中の出来事だった電気の無い生活も、貴重な体験ではあった。
そんな状況の山道は、想像通りのスギヒノキの枝葉がてんこ盛り。
翌晩、昔に還った浜松でも眺めようかと立須を目指すも、あまりの様子にあっさり断念。めったにない機会だったが、その先に歩が進まなかった。
20日も経てば復旧もしてるだろうと、再び立須へ出向いてみた。
道は掃除され、損傷もなし。三岳山越えの市道は、以前からの通行止め(土砂崩れ。工期は12/7まで。冒頭地図で上辺切れたあたり。)は継続中ながら、立須へのアクセスはまったく問題はなかった。
最近は倒壊やブレード破断などのニュースも聞くが、風車らは何事もなくゆったり回っていた。
来ついでなので、三岳山にも登っておこうと向かう。
立入禁止
倒木により非常に危険のため、立ち入り禁止といたします。
三嶽神社から西へ向かうと、三岳山の登山道が始まる。
入口に、なにやらバリケードが置いてあった。多少のことでも止めておく、安全第一は管理の基本。
この先で右に折れ、広めの道が北へ伸びる。やがて西へ折れつつ山道らしい道に変わる。おおむね地図の点線にそって道がある。
そしてふたたび北へ向き、勾配も急になってくる。
あー、倒れてる倒れてる。
さすがにあの台風では倒れるよなぁ。
頑張って耐えたけど、伐られる運命。
道を塞いでるが、くぐってクリア。
アオキの藪へ、高巻いてクリア。
またか。
……。
ちょっと道を外してみる。
どうしても登れないほど酷くはないが、登山道はまともに歩けない状態。
この山は、土壌もしっかりし傾斜もさほどではないので、倒木を避け道を無視して尾根を目指せばなんとかなる。
この日は普段履きで舐めてかかったので、このあたりで撤収とした。
帰路、参道を見上げると、大木がその先を塞いでいた。
冒頭地図に記した×印は、倒木が多く見られたおおよその場所。
三岳山は南西に開けている。
その開けた、井伊谷~三岳集落を経た風が集まった先、山頂東側の谷筋の上部で倒木が多く出たように見える。
台風接近中は南東から巻いていた風が、台風通過とともに西よりに変わって直撃、そんな風向変化も影響しているのかもしれない。
2018/11/24追記:
倒木の箇所は、地図の×印より気持ち北よりか。
現在も倒木についてはまったく手付かず。ただし、通行者はある程度いた模様。
跨いだり潜ったりしつつ、記事中にある通れない2箇所のみ山側へ迂回する(高巻く)。踏み跡ができており、晴れた日ならさほど苦労なく登頂できそう。
ただし、山頂とは逆の、尾根鞍部から東へ向かう二の城跡方面への道は、倒木の先端がわさわさと積み重なって見通せない状態。
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