その20日ほど前の5月11日、高度を下げたこの衛星と、おなじみのTELKOM3とが、低空をカッ飛びながら千葉県沖でクロスしていくパスがあった。薄明中とはいえ、なかなか無い好条件。
やや遠目の浜松からも、おおむね2等、明るいときは0等クラスと、ゆっくり増減光しながら飛ぶ姿が見られた。
なお、Iridium96はこれが見納めになったが、TELKOM3もあと1年ほどらしい。
冒頭は、Heavens-Aboveの予報を合成したもの。予報光度は、Iridium96が3.2等、TELKOM3が2.6等。
地上軌跡では、ほぼ同時刻に千葉県沖でクロスしているのがわかる。ほぼ真北に向かうのがIridium96。
天球図(観測地は浜松)では、春の大三角を駆け抜ける様子がわかる。真北へ向かい、スピカとアークツルスをかすめていくのがIridium96。
以下は、SatelliteTrackerでの予測と、撮った映像から合成した輝跡。および、そのときの映像。
AviUtlで編集、あずきフォント、比較明合成にKikuchiMagickを使用。
両衛星とも、高度が200km台前半。このあたりは、昨年運用を終えた「つばめ」が実用化実験をしていた超低軌道。何もしなければ間もなく落ちてしまう高度になる。
映像は、カシオEX-10、28mm、TL夜景モード、1/10sインターバル、+2.0EVで撮影。2倍速になっていることに注意。
撮影開始が間に合わず、衛星がフレームインした状態でカメラを固定している。
カメラが動くと星も動くが、動いてない光点も多数ある。
これらは撮像素子のホットスポット(ホットピクセル)で、静止画であれば自動で補正される。動画では撮って出しなので編集で消したかったが、上手い方法が見つからずそのままになっている。
2020/5/11 Iridium96とTELKOM3の近地点交差パス@浜松
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