まもなく27歳になるDC2 SiR。横に長いライトなので、磨きではある。どこのご家庭にもあるひと缶、ピカール液でポリカの表面を磨く。
ウェスにたっぷり目に取り、スコスコと適度な圧で10回もこするとキレイになる。夏日に一歩届かなかった日だが、汗を掻くようでは力の入れすぎ、そのぐらいの圧力。
溶剤が乾いてしまうと摩擦が大きくなるので、こすっている間に乾かないぐらいたっぷり使う。途中で注いでもいい。
こすり終えたら乾拭きをする。濡れが拭き取れたあとも粉物質が残るので、それもしっかり拭き取る。すべすべになっているので簡単に取れる。
一応、念を入れて30回こすった結果が冒頭の写真。
実物を透過で見ると、わずかに白っぽい濁りがあるが、おそらく材質の劣化なのでどうしようもない。表面の汚れ、黄化、荒れについてはクリアになる。
ちなみに「ビフォー」は、2年前のディーラー施工。詳細は判らないが、車検から返ってみたら謎の飛沫が付着して取れなかった。クレーム処理で磨いてもらったのだが、2年は持たない。
もっと以前には、万単位のお金を払って磨いてもらったこともあったが、こちらも次の車検の頃にはすっかり白んでいた。ピカール磨きよりは持ったような気もするが、気のせいかもしれない。金を払ってまで頼む価値はない。
ピカール磨きは何度も行っており、それだけではつまらないので、いくつかの磨き粉も試してみた。
左が年季の入ったピカール液 300g缶、中央がピカール ネリというペースト、右がウィルソンの超微粒子コンパウンド液。
適当にググると、ピカール一族の粒度やもう少し視野を広げた各種製品の一覧のようなページが見つかる。
粒子が大きければより速く楽に磨けるのでは、ということで3倍大粒(10μm)のピカール ネリを買って試してみた。結果はいまいち。いくらかは磨けるが、ピカール液の方が逆に3倍は磨ける。クリアになるまで磨ききるモチベーションが保てなかった。
逆に細かいものなら、なにか特別なご利益があるかもしれない。手持ちにウィルソンの超微粒子~があったので、ピカール後に試してみた。
結果、変化は判らなかった。透過光も反射光もいろいろ見たが判らない。磨けてないかというとそうでもないようで、真っ白な原液が薄い黄土色に変っている。
逆に言えば、ピカール液だけでコンパウンドまで済んだ状態、ということかもしれない。
いろいろググっていたら、カインズの液体金属磨き 300ml I-63が目に留まった。評判などを見ると、シャビシャビ気味であまり磨けないらしい。
カインズに問い合わせてみたところ、研磨剤は1μm以下のアルミナだそう。上記ウィルソン製品と同カテゴリのものと思われる。とすれば、目に見えて磨けるものではないのかもしれない。
300ml缶で400円弱とかなり安いので、実験してみてもいいかも。
だいぶ昔で詳細は忘れてしまったが、CPCペイントシーラントのメンテナンスクリーナ(ボトル形状は異なる)で磨いてみたこともある。前出らの研磨成分はアルミナなのだが、こちらは「珪藻土」。一生懸命磨いたが、一向に曇りが取れなかった記憶がある。
いずれにせよ、磨いても長持ちしない。持たせるにはウレタンクリアを吹け、といわれる。
吹いてきれいになるのはいいのだが、変に劣化が進むことはないのか、何1000円もかけて本当に長期間持つのか、そのへんの情報が見当たらなかったのだが、今般YouTubeで見つけることができた。とりあえず3年は持っているらしい。2年、1年の様子も見られる。
以下は、その施工の様子。真っ白でビビる。
吹き方の解説動画。
ちょっと方向が違うが、プロがスプレー缶でDIYする動画。
ちょっとした所作も参考になったりする。
0 件のコメント:
コメントを投稿
.