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1/8 雪に埋もれるフユイチゴ
梅一輪、一輪ほどの……なんてもんじゃない汗ばむ陽気、などと書こうとしていたのが先月末。すでにウメが咲き始めていた。

また暖冬か、と思っていたら立春寒波が到来。滅多に積もらない浜松でも雪景色になった。
いったんは緩み、やっぱりと油断したところで腰水が凍る。寒い時は凍え、そして緩む、そういえばこれが普通の気候だったとあらためて思った次第。

畑のウメは概ね2月に入ってから咲くのだが、今年は1月下旬に咲き始めた。とはいえ数輪ほころんだところで停止。本格的に咲き出したのは今月に入ってからなので、昨年のような超不作にはならないでくれそうな予感はある。
フキノトウも例年並みで、フキ味噌を味見したのが一昨日の話。

1月は暖かかったのか、最終週前週あたりから、地方ニュースでもスギ花粉の話題が採り上げられていた。我が高性能鼻センサーもわずかに湿りを帯びており、来つつある感じはしていた。
先月25日、満を持して作業に取り掛かる。湿らせたキッチンタオルで車のフロントガラスを拭き、黒ずんだ汚れを繊維ごと摘みとってスライドグラスに乗せる。水を一滴、サフラニンOをごく少量加えてカバーガラスを掛ける。
ワセリン等を使った定量的な手法ではないが、存在を確認するためには拭き集める方が確実。小一時間眺めているうちに、水分を吸った花粉が膨らみ、爆ぜるものも観察できた。
過去にも何度か見ているが、1月に見たのは初めてかもしれない。

顕微鏡はVixen FM-1500、カメラはスマホのSO-01M、接眼部に押し付けてのコリメート撮影。レンズが平坦なので、デジカメよりは楽に扱える。対物10x及び40x、接眼WF15xによって、150x、600xで観察。
花粉は概ね30μmなので、600xで覗くとステージ上に2cmぐらいのピンクの玉が乗っているイメージになる。


花粉観察の様子

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