原油値上がり以来、なかなか安売りの機会はなかったが、夏ごろに再び¥980/4Lが出てきた。たいていのものはカインズが安いが、エンジンオイルはD2が安い。
現在一般にはSMグレードが使われる。安売りのものはSLが多いが、もともとSJが入っていた車なのでこれで十分。ごくまれにSHオイルも見かけるが、これはとりあえず遠慮しておく。
準備するものは、新しいオイル3.5L(10W-30)、ドレンボルトのパッキン(ガスケット)、17mmレンチ、10Lバケツ、漏斗、空きペットボトル(500ml)、空きオイル缶、軍手、古新聞2日分、油落とし洗剤。オイルフィルタまで変える場合は4L使うが、2年に1回で十分というので、車検時に頼むことにしている。
ジャッキアップは面倒なので、自作カースロープ(カーランプ)に乗り上げる形で底上げ。命に関わるので、ブレーキを十分に掛けるとともに、輪止めをしっかりする。万が一動き出しても後方に行くように、乗り上げ方は十分考えて行う。
潜って見ると、すぐにオイルパンがあり、その後方にドレンボルトがついている。古新聞を曳き、レンチでゆっくり緩める。滴が垂れてきたらバケツを下に置き、もう十分緩んでいるので手でボルトを外す。このとき手が下にならないようにしないと、オイルを浴びる。やりにくければ、バケツの中にボルトを落としてしまってもよい。
オイルが出きるまで数分かかる。オイルキャップを緩めておくと出が早いという話も聞く。出きったら空きオイル缶に移しておく。バケツから移すには漏斗が要る。2Lペットボトルの上部を切り取って作ったもので代用する。古いオイルはガソリンスタンドが無料で引き取ってくれる。
右の写真では、向かって左の新品は滑らか面が、右の使用済みはオイルパン側が上になっている。穴内面壁の艶の様子から、後から接合したような痕跡がわかる。穴周囲にリブが付いたようになっている部分が、潰れ残った部分。
ボルトにパッキンをはめ、オイルパンに付け直す。手でいっぱいまで締め、レンチで増し締めする。トルクレンチは持ち合わせてないので、1/4回転弱回す。実際に回してみると、1/8回転ぐらいから急にきつくなる。その時点からパッキンが潰れていったのかもしれない。ドレンボルト
下部の準備が整ったら、上から新しいオイルを入れる。
オイル缶は4L。必要なのは3.5Lなので、500ml分は予めペットボトルに除けておく。ペットボトル漏斗を使って3.5L入れる。量はさほどシビアに考えなくても、これでオイルゲージのだいたい真ん中になる。分けておいた500mlは、次回のオイル交換に使ってもよし、機械メンテの注油に使ってもよし。グリスのように留まる用途には向かないが、熱くても寒くても一定の性能を発揮できるオイルなので使える。
オイルキャップを閉めたら試運転。数分回して下部に漏れがないのを確認したら終了。数日運用後に再確認するとより確実。
洗剤は、カインズで売っているピンクの粉のがいい。名前はそのまんま「油汚れ落しパウダー
オイル交換自体は30分たらずでできたが、片付けにはたっぷり30分以上掛かってしまった。
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