前々日が雨で、空は掃除されつつも泥濘は引いているという、ちょうどいいタイミング。一歩早かったが、色づき始めの木々も散見された。やや標高のある麻布山登山道では、文化の日あたりでピーク過ぎだった経験もあるので、半月経ったいまごろが最盛期なのかもしれない。
エスコート第一で撮るものも撮れなかったが、見晴らしのパノラマだけはしっかりゲットしてきた。
以下に、MS-ICEによるパノラマ合成写真、およびカシバードによる山名確認画像を貼っておく。
竜頭山山頂の南には電波施設があり、その東側は伐採されており、絶景ポイントのひとつになっている。
'15夏のダイヤモンド富士では記述はなく、'17~'18のパール富士記事にはあるので、ここ3~4年ぐらいに伐採されたものと思われる。
北の外れから眺めると、小笠山のエコパスタジアムあたりから、入手山、無双連山あたりまでが見える。御前崎の突出が見えたので、山並みの向こうが駿河湾沿いだということは判った。
この日のように見通しが利く日は、伊豆半島までが望める。肉眼では、山影なのか雲なのか判別できなかったが、細長~い雲の下あたりに半島の山並みが写っている。
この伐採地の南端から望めば、もう少し北まで、富士山も見えてくる。南アルプスや麻布山、バラ谷の頭などは、だいぶ左で林に隠れている。
山頂から南に150mほど、小高いところに東屋がある。そちらの案内板には、南アも見える、とある。
東屋は東西に遮るものが無く、吹きっ晒しの絶景ポイント。温度計がかかっていて、お昼時で9.5℃だった。
南に樹があり途切れるものの、東を向けば、南アから前述の富士山や伊豆半島などが続き、小笠山まで。西を望めば、小笠山から天竜川、浜松の街並み、浜名湖、愛知に渡る山並みなどが見える。
上手くすれば、渥美半島や三河湾も見える。浜名湖の畔には三岳山が確認でき、風力発電の風車も撮ることはできた。
東屋では、16歳から82歳という御家族御一行様や、浜北からという単独行と出会う。会話などに忙しく、東方パノラマは撮り忘れた。
西向きで撮ったものは、露出に失敗。よく見えないので以下には、普通のパノラマ、Yimgで強補正かけたパノラマ、カシバード画像、の3枚を貼っておく。
補正は、階調補正「60%」+ウェーブレット「強」。カリカリに仕上げたら、なんとか浜名湖対岸やアクトタワーの影も見えるようになった。
写真では、本宮山の左あたりが特に白く霞んでいる。計算上では、このあたりに伊勢湾が見え、その向こうに紀伊半島の台高山脈がそびえている。本宮山よりやや高めに見える。
ただし200kmもの彼方。日没でシルエットになれば見えそうだが、冬至の日でも太陽はかからない。見える日はあるんだろうか。カシバード画像でも計算範囲外にしてあるので描画はされてない。
少し時間があったので、通行止めになっているスーパー林道の様子も見てきた。
浜松市の林道情報では、山住神社から麻布山登山口までが通行止めとあるが、例によって常光寺山登山口の先でゲート封鎖になっている。カモシカ館の広場までは車で行ける。
その先の探索はできなかったが、ゲートには冬季封鎖の看板が掲げられていた。日付は、12月20日~3月31日、とある。もうこのまま今年は締め切り、というつもりのよう。
通行止めの原因については、「これより6.2km先/路肩決壊の為」とあった。
ゲートから6.2kmだと、5.3kmほどの麻布山登山口を通り越してしまう。山住峠からと考えると、ホオジロの門の次の左カーブあたりになる。今まで崩れたことのない場所かもしれない。
なお、ゲート封鎖位置などを書き込んだ地図は、4月の記事に貼ってある。
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