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2024/8/1 ハスノハイチゴら

8/1 ミヤマニガと仲間たち

8/18 ついに狂い咲き
クソ熱い。盆を迎えて酷暑が猛暑に落ち着いたかと思ったのだが、昨日の玄関先はまた41℃。息をすると喉が熱い。
今年からはガッツリ遮光して葉水もたっぷりで、万端整えたはずのハスノハイチゴが枯れこんできている。ミヤマニガは狂い咲き。

梅雨明け後は、たった2度の通り雨のみ。畑のサツマイモが黄ばんで、ツユクサやヤブカラシが枯れそうな状況。
台風7号も、発生直後こそ浜松直撃の可能性もあったのだが、どんどん東へ逃げてしまった。

何もする気が起きないのだが、貧乏性はなかなかしぶとい。せっかくの盆休みということで、久々の林道散策にいってきた。滝汗でビタビタになりながら。


天竜スーパー林道(林道 天竜線+林道 野鳥の森線)は一昨年から、野鳥の森線の北半分にあたる麻布山登山口~水窪ダムまでが、ずっと通行止めになっている(WebArchive)。工事期間が「当分の間」では判らないので様子を見てきた。
水窪ダムから麻布山登山口までの舗装路を登る。11km余、標高差760mの往復道程。一部ショートカットしたのは秘密。

つまるところ、目新しい損壊ではなく2021年の焼き直しのような状況だったので、その地図を再び貼っておく。
ポイントは2ヶ所。地図内の「路肩決壊」「路肩決壊②」。当時のまんまその現場、ではないのだが、ほぼその場所になる。



ダムの畔に車を停めて歩を進める。

ダム南岸、ミテラ沢の左岸を行く。沢に入る前にゲートがあるが鍵は開いていた
その先、ふとんかご積みの上に、マタタビとサンカクヅルの群落、若実を見る。雌雄異株で実りがあるのはうれしい。雌株ながら木天蓼も散見。

沢沿いに入ると、度重なる補修工事の影響か、路面がダート化している。550m等高線が道と戯れている辺り。



法面工事跡を通過すると、麻布一号橋を渡って右岸に。沢を離れて標高を稼いでいく。
随所で小規模な落石、土砂崩れ、路面剥がれ、倒木など、いつもの風景が続く。

通行止めとは関係ないが、810m等高線と交わるあたりに麻布2号橋がある。
土砂が迫り、この橋の下はほぼ埋まっている。やばいのかといえばそうでもなくて、どうやら傾斜が穏やか過ぎて流れてくれない模様。1979年12月竣工、45年選手でこのきれいな状態なところからも想像できる。
10年後ぐらいには埋まり始めるだろうか。



土砂の奥には小さな水流も見える。



その先でニホンジカの白骨死体を見た。
骨は粉砕されて道路一面に散らばっている。獣に食われたのちに車で轢かれた感じか。画像左端あたりには毛皮の残骸も。

生体としては、ニホンジカ、アナグマ、ニホンカモシカと出遭った。



ミテラ沢源流部は3又になっている。その西側にあたる麻布6号橋。相変わらずの大量の砂礫だが、ここは無事。
最も新しい2013年竣工の橋。もともと橋がなかったところで、崩壊時には記事にもしている。



その先は「ヲシ沢橋」。橋の銘版にはこう記されているが、じつは「ヨシ沢橋」という話もある。市の林道橋等長寿命化計画pdfのページ5にその名前がある。
相変わらず大穴補修が痛々しいが、これも無事。



3又の中央。麻布5号橋も無事だが、はるか川底にいたシカの親子に気を取られて、橋は撮り忘れ。

3又の東。ここが一つ目のポイント。
これは麻布山登山道である尾根を基点とする沢筋になるが、ここが再び崩落。一部の路面アスファルトを道連れにしている。
地図の路肩決壊の文字半分上のカーブがここ。ちなみにこの地図を作ったときの決壊現場は、本件より少し南へ行った直線部分なので、実はまったく別。



逆側から。
一部ダート化、および一部路肩決壊。通れないほど酷いわけではないが、底が抜けているので直すのは大変そう。
ここは頻度が高く土砂量も多くなるので、新たに麻布7号橋をかけないと難しそうな気がする。



遠目に見るとこんな感じ。
尾根が登山道になっていて、そこから崩落しているのが写真右上あたり。左上の禿は、ミズナラ東屋を抜けた先のあの禿げた見晴らし。
中央の橋は、前述のヲシ沢橋(ヨシ沢橋)。



しらばらく南下して、1000m等高線の「1000」の文字と並行に走るあたりは、かなりダート化が進む。
もともと苔生して水気の多いところに重機が乗ったせいか、もうかなりグズグズ。



そして路肩決壊②



以前抜けたところが、結局また抜けた模様。青文字「9.6」を目印にすると判る。

2021年の記事では「土嚢だし仮復旧なのかな」と疑問を挟んで書いていたが、やはり仮だったのだろう。
あのころの野鳥の森線は南半分にも工事があって、なんとかしてどちらかを開通させたい状況だった気もする。



振り返る。
北側に真新しい拡張がされている。去年あたり落ちたのか。



ここも遠目に眺めてみる。

左の網状は地図にある2013崩落地。右側が本件。
やや古い部分と今回抜けた古い部分が見える。真新しい左側は、木々に隠れて見えない。



その先、登山口までは、多かれ少なかれ荒れてはいるが、めぼしい損壊はなし。
登山口広場には、山の日振替の午後だったが、3台ほどの車両あり。
コガネ沢林道工事用の仮設事務所とトイレが置かれており、トイレは緊急時には使わせてもらえそうな雰囲気ではあった。


ざっと見てきたが、土砂等を除ければ4輪でも通れないところはない。現状でも2輪なら楽勝。
ただ真面目に補修するとなると、「路肩決壊②」は擁壁の作り直しから必要。となれば来年開通も厳しそう。
尾根からの「路肩決壊」はさらに問題で、とりあえず通すだけならすぐにも可能だが、ちゃんと直すには橋の架設も考えざるを得ないのではないか。
路面の荒れ方も、車では腹を擂りそうな酷いところがある。結局、どこまでやりきるかの匙加減しだいなのだが。

全線開通はいつになるんだろう……

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