自然農などで米ぬかとともによく登場するのが「油かす」。小腸揚げが掛かってしまうので「油粕」で検索した方がいいかもしれない。
自然農におけるその多くは、菜種油を絞った残りかすを乾燥した砂状のもの。一般的には、発酵させて団子にした肥料をよく見かける。
その搾りかすは「菜種ミール」ともいう。去る19日、日経新聞に気になる記事があった。
菜種ミール在庫急増 バイオ燃料ブームの余波 廃食用油高騰 飼料向けコスト高に
見出しの類を抜き出してみたが、かなり分かり難い。ロジックを整理する。
菜種油を絞ると、残りかすとしてミールが発生する。基本的には油の需要に沿って生産するわけだが、副産物があまりに増えてしまえば油の生産にも影響が出かねない。いまは在庫が5年ぶりの高水準という。
ミールは主に飼料として使われる。養豚などが減っているのも理由のひとつではあるが、主たる原因はバイオ燃料ブームである、というのが日経新聞の見立て。
バイオ燃料は、廃食用油から再生航空燃料(SAF)を作るなどする。このため廃食用油の相場が上がり、数年前の倍ぐらいになっている。
菜種ミールは飼料に使われるのだが、大豆ミールなど競合品に比べて栄養価が低い。それを補うために再生した廃食用油を添加していたのだが、前述の通り相場が上がってしまったため、飼料生産に菜種ミールを使いづらくなった。
ということらしい。
'21にも在庫が積み上がり、廃油価格が駆け上がっている'22に底を打っているのは、取引のタイムラグだろうか。
ともあれ、バイオ燃料への流れは今後も止まることはなさそう。となれば、この在庫増の傾向も止まることはない。
ホームセンターを覗いてみても、20kg袋が2000円に消費税、ぐらいだったのが、逆に1割ぐらい値下げしているのを見かける気もする。
無料の糠まではいかないまでも、運賃だけの鶏糞並みになる日も近いのか!?
などと糠喜びをしていたら、26日付ではこんな記事が出ていた。
Jオイル、純利益4%減 今期ミール採算改善で上ぶれ
こちらは、減収減益ながら純利益が従前予想よりは上がっている。原料相場が軟調だったことやミールの需要が底堅いことなどが寄与、とのこと。(ソースのIRリリース)
こちらのミールは菜種だけではないようだが。
おおむね今後も軟調に推移、あたりとみてよいのかな。
since 2007.8 by K-ichi
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