ところが今年のGWは、竜巻が起きるなど荒れ模様。明ければすぐ梅雨入り(後に訂正)。盆休みもずっと雨。シルバーウィークはファイザー2発目で発熱。おとなしくしてろ、ということか。
それでもなぁ……ということで、近場の鳶ノ巣山近辺をぶらついてみた。かつての引佐町の、現在は浜松市北区の最高峰になる。地理院地図によれば、標高は706m。GWに登ってみると、名古屋からの二人連れや、磐田からの孫連れ老夫婦などに出会った。
年明けには湖西連峰を散歩してきたが、おちばの里駐車場はほぼ満杯だった。知名度がある山なら、もっと人出があったのかもしれない。
まずは、取付き。
地理院地図に加筆してある。
鳶ノ巣山へは、東海自然歩道を兼ねる林道・鳶ノ巣線から登る。この林道には3ヶ所、休憩ベンチが備わっている。赤丸がそれ。
それぞれは右から、道の駅方面から登ってきて林道との出会い、川宇連から沢を遡り尾根を登った先、頂上への最短ルートの取付き、になる。
赤三角は登山口。ここからは県境尾根伝いに山道がある。途中、作業道造成で抉られているが、ともかく尾根を行けば、669.9三角点を経由して頂上に至る。
登山口然とはしてないが、地図中央の赤丸から枝尾根を北上する、または562標高点から尾根を伝って681標高点を経由する、というルートもある。
前者は、取付く際に背丈ほどの法面を上がる必要がある。枝などにしがみつけばなんとかなる。後者は、急登や藪っぽいところがある。尾根が分かれるところもあるが、概ねリボンや踏み跡があり、迷いそうなところには私設案内板もある。最悪でも、南に下れば林道に出会うので心配は要らない。
そして、この林道・鳶ノ巣線へのアクセス。
これも地理院地図を加工したもの。だいぶ引いた縮尺になる。
まずは西方面から。
地図中央より左上(鳶ノ巣山の左下)あたりに、小さな薄赤い丸印をつけてある。この3差路が、舗装路でもっともアクセスがいいと思われる駐車可能な場所。
ストリートビューでは、トリK氏による写真がある。墓地と上水施設のある所で、広場のようになっている。
遠方から向かう場合、「秋葉ゴルフ倶楽部」を目指すと判りやすい。場違いに良い道の愛知県道505(渋川鳳来線)が通っているので東へ向かい、突き当たる丁字路で左折して同県道442(鳳来佐久間線)へ乗り、まもなく左ヘアピンで小川を渡ったらすぐ右折、六本松集落を抜けて道なりに行けば3差路に着く。
浜松方面から向かうには、R257で北上し、新東名連絡路を跨いだら静岡県道47(引佐六郎沢線)へ右折、渋川市街で同県道298(渋川鳳来線)へ左折、道なりに越境すると愛知県道505と名前が変わる。その先にゴルフ場への交差点があり、これが前述の丁字路になる。かつては悪路だった静岡県道47も、渋川市街まではほぼ2車線化している。県境付近で路肩が見えないところが、悪路といえば悪路。
似た道程で、静岡県道47から三遠南信道(R474/E69)へ乗り、寺野ICで下りて渋川市街へ向かい、同県道298へ合流、という道順もある。三遠南信道は飛ばせるが、下道が良くなっているので遠回り感もある。
寺野ICから寺野集落を北上する手もある。「秋葉GC」の小さな立て札が各所に立っているので、それを目印に集落を抜け林道へ入る。尾根近くに、コンクリ舗装の取って付けたような丁字路があるので右折、越境してすぐの丁字路も右折。県境沿いの林道を進めば、愛知県道505に接続する。山中の道は狭く長く、時に苔生し、季節によっては路肩の草が覆いかぶさっている。舗装路面自体は悪くない。
Googleマップに訊ねると、三遠南信道を鳳来狭ICまで行き、愛知県道519(七郷一色名号線)で朝霧湖右岸を南下、同県道442を経由し浅川地区を通って向かうルートが示される。
この道は、車が通らないのに橙色線で示されるほどの狭隘路。退避スペースも無い。5月の時点では、朝霧湖右岸は通行止め。さらには、存在しない道まで通る鬼のようなルートになる。
東方面からのアクセス。
道の駅・くんま水車の里に車を止めて林道を歩く、というのもメジャーなルートのひとつ。2枚目の地図の右端、「道の駅」とあるのがそれ。GWの磐田の一家はこれだった。
ひたすら西へ西へ、かなり長い林道(市道?)歩いたのち、案内板に従って山道に入り、何100mも行かないうちに一番東のベンチ(1枚目地図の一番右の赤丸)に着く。
この林道は封鎖されているわけではないらしいので、車でも奥まで入れそう。
「冬が好き」氏のレポートがとても詳しい。ほぼ舗装、とのこと。
最後に南方面から。
南から川宇連を抜けて登っていくルートは、2009年や2017年に記事にしている。
R257で北上、静岡県道47で渋川市街、左折して同県道298。若しくは三遠南信道・寺野ICから渋川市街方面へ向かい、県道298に合流。北上するとY字路があるので、右にとって県道から離脱。川宇連川沿いにひたすら北上すれば、285標高点に着く。直進は行止りでゲート封鎖、右折すると林道・川宇連Ⅰ線が始まる。
直進した先には、559標高点付近への山道があったのだが、2017年時点では完全に藪に埋もれている。林道を行き止まりまで行き、沢を越えて尾根に取り付けば、2番目のベンチ(1枚目の地図、右から2番目の赤丸)あたりに出ることができる。
川宇連Ⅰ線やその先の鳶ノ巣線は、やや荒れてはいるが、車で行けないこともない。Googleカーも2番目のベンチまでは来ている。そのまま行けば愛知県側へ抜けられる。
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