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ひとつのカテゴリに分けたくなるほど難しい、ダイヤモンド富士@静岡県最南。今年も達せられず。限界値が判ったのがせめてもの収穫か。

2011年に初めて見たダイヤモンド富士(っぽいもの)は秋葉山第二P付近でだった。眠い目をこすりつつ夜道を向かったのだが、朝焼けと日の出の美しさは心に刺さった。以来、天竜スーパー林道沿いを中心に何度か観望できている
その延長線で挑戦しているのが、静岡県内最南、県内最遠におけるコレ。浜松市北区の陣座峠付近で見られる。限界の地なので、太陽が北に出張った夏至の頃にしか見られない。しかし夏至は梅雨の真っ只中。そんなときに、富士山までの120kmに雲が無く、その先の太陽も見えなくてはならない。

2013年ごろから始めているのだが、いまだにクリアな画は撮れてない。
2015年は笠雲2018年は予測ハズレ2019年は強烈な画像処理で見えたっぽいが、2020年2021年、そして今回も、曇天および晴れても脇の出、だった。
なおダイヤモンド富士の定義は、山頂お鉢から最初に日の光が差す、こととしている。

今年の夏至は、6/21 18:14。夏至の日は21日だが、日の出がもっとも夏至点に近いのは22日になる。ひとまず観望ウィンドウを、前後3日みて6/18(土)~25(土)とおく。
曇っても出かけたのだが富士山が見えたのは、19日(日)および20日(月)の一瞬だけだった。25日も晴れたっぽいが、確実に脇の出であることが判ったので不貞寝していた。
間もない27日には、過去2番目に早い梅雨明けとなって猛暑の一週間が来るのだが、夏至の週はしっかり梅雨だった。


映像は19日。
前日は終日、断続的な雨。草木は濡れたままで、撮影地に着けばもう濡れ鼠。愛知県側からは、窪地に溜まった霧が吹き上げられ越境してくる。
夏至の61時間半前なのだが、わずかに脇の日の出だった。山頂との差は1秒もない。夏至から2日半までが限界っぽい。
強拡大画面で富士山の手前に見えるのが秋葉山。やや右寄りの木々の切れ間がおそらく上社あたり。つまり秋葉神社からダイヤモンド富士は見えない。
引いた画で、山裾に富士山が乗っかっているが、その左の山頂が浅間山(上の浅間)。

撮影機材は、デジファミスコ(カメラはEX-10、f≒1120mm)、DVS2500HD(f≒45mm)、Caplio R2(f≒135mm)の3種。aviutlで時刻入れなど多少の加工をした。
DVS2500HDの早送り場面は20倍速。Caplio R2は5sインターバル撮影を動画化したもので、速いところは150倍速、日の出付近は7.5倍速になっている。



2022/6/19 ダイヤモンド富士もどき@静岡県最南(浜松市北区)

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