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浜松市内からも、時と場所を選べば富士山は見える。ただ、100km前後もあるため、夏場の黒い姿はなかなか見られない

パール富士と格闘していた頃、ダイヤモンド富士についても調べていた。

浜松からの富士山はだいぶ北寄りなため、太陽がもっとも北に来る夏至のころが望ましい。その頃であれば、あまり山奥に入らずに見ることができる。また、日々の位置の変化も少ないため、観望場所をあまり変えないですむ。そうでない場合、たとえば竜頭山の東屋では、5月半ばと7月下旬の1日ずつ程度しか見られない。

夏至を含む1週間程度なら、北区からも見られる。立須のあたりでは無理で、もう少し北上する必要がある。天竜区までいけば余裕が持てる。スーパー林道沿いで言うと、秋葉山あたりが南限で夏至のころ、それより北で前後期間観望できる。

時期と場所はなんとかなっても、天気はどうにもならない。夏至の頃といえば梅雨真っ只中。しかも今年は、5月に梅雨入りという力の入りよう。普通なら難しい時期だが、幸いにもここ数日は晴れが多く、梅雨明けを思わせる真夏日、猛暑日が続いている。

画像は、カシミール3Dによる予習の様子。
実際の太陽は、この計算結果よりやや南寄りに見えた。ダイヤモンド富士の撮影は6/30に行ったが、この画像は7/2として計算している。

パール富士では、夕暮れに昇るというレア条件が揃わない限り、富士山のシルエットは見えない。その姿を浮かび上がらせるには、すそ野から山頂へ少しずつ見えていくタイミングがいい。
ダイヤモンド富士では、太陽光線が強烈なので、山の姿は既に見えている。またある程度顔を出すと、強烈な光のために普通には撮影が難しくなる。パール富士よりシビアに、山頂からポッと出るタイミングが望ましい。


6/30、4:28ごろ。50mm相当。WBは太陽光。ピントは∞。その他は自動。カメラはRICOH CaplioR2

一定の高さまで靄が掛かり、薄墨の山々が折り重なったその向こうに、ぽっかりと富士山が浮かぶ。紺色だった空は青みを増し、ねずみ色一色の雲も、下部が茜に染まってくる。
なんとも幻想的な風景。


4:31ごろ。

高い雲から赤味が引いていく。低い雲はひときわ明るく染まる。山の向こう側にあると思われる、富士山の左側の雲は、熾火を見ているよう。赤橙色がどんどん明るさを増していく。
時間的に日の出のタイミング。おそらくこの時点で、富士山頂では御来光が拝めている。


4:42ごろ。135mm相当。

ダイヤモンド富士、5分前。周辺の雲が黄金色に輝く。


4:46ごろ。

熾に見えていたものは、雲として見えるようになり、上に掛かるものは眩く金色に輝く。雲だけでなく、周辺の空気まで色づいてくるような感じ。いつ出てもおかしくない明るさ。



4:47ごろ。ダイヤモンド出現。

剣ヶ峯の右脇から一点の光。「あ、」と言ってる間の1秒2秒で二点になり、すぐつながって弧が判るようになった。


半分ぐらい出たところ。ちなみに太陽は、約2分で直径分動く。

肉眼直視でも、なんとか半分程度出ている感じは判る。が、かなり眩しい。写真にもゴーストが出始める。
このコンデジは、露光補正が多少かけられる程度で、絞りやシャッタースピードなどの設定はない。サングラスをかけるなどすれば輪郭が写せたかもしれないが、明部が少ないために露光過多になりそう。多くは望めない。


写真や映像で見るのと、実際に光が変化していく様子を体験するのとでは、心に響く度合いが違う。
日の出の早い夏至近くで、日の出前に遠出するには、2時、3時という時間帯から準備しなくてはならない。さすがに辛いものがある。ただ、十分ペイするだけの感動は得られると思う。

撮影については、特に連射が得意なカメラでないかぎり、ビデオ撮影の方が適していそう。日の出の瞬間の変化は、本当に秒単位。刻々と変わってしまう。今回は、一点の光の画は撮ることができなかった。

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