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先日挑戦したダイヤモンド富士@浜松。反省点も見え、時間的にもまだいける、ということで、日曜早朝に再トライしてみた。

カシミールで確認すると、10日は天竜線(天竜スーパー林道の山住以南)と久保田線(至、春野)との辻あたりで見られそう。ここは、富士山は頂部しか見えないものの、車で直接乗り着けられて便がいい。またちょうど日曜で、タイミングもいい。

4時半前に着いてみると、息を呑むような見事な雲海。標高にして400mあたりだろうか。下界は雲に沈み、山々の頂が島のように浮かんで見える。雲上はすっきり晴れ上がり、富士山もよく見える。


撮影機材は、前回と同様のRICOH Caplio R2と、動画用にKENKO DVS2500HDを使用した。適当な板材に1/4インチのナット、ボルトを装着し、即席マルチプレートを作成。両機を三脚に同戴。Caplioの方は微調整も必要なので、20年選手のバル自由雲台 に載せてある。

静止画は10秒インターバルで引いた画を撮り、動画は日の出の瞬間を目一杯拡大することにした。
映像の合成はAviUtlを使用。癖にてこずりながらも、なんとかまとまった。




7月10日4:52.11ごろ、ウグイスの声とともにダイヤモンド出現。
残念ながら山腹からのよう。前回のようなツブツブにもならず。

前回もやや南よりに見えた気がしたが、やはりずれている。直径の1/3ほど南に、30秒ほど遅れて見える。カシミールの計算結果ではど真ん中だったのだが、掲示板(#14042)によればバグがあった模様。次期バージョンで直すとのこと。

同戴しているCaplioの、インターバル撮影の音も気になる。電子音は消してあるので、機械的な音。これはどうにもならないか……


【 DVS2500HDについてのメモ 】

これは、ハイビジョンを謳った廉価ビデオカメラ。以前ベイシアで8800円で購入したもの。
撮像素子は5M画素1/2.5型CMOS。レンズはl=7.5mm、F=3.0のパンフォーカスで、マクロと通常を手動で切り替える。SD/SDHCカードに対応しMP4(H.264)で720pの録画ができる。単3乾電池4本で動作するが持ちは良くない。ズームはデジタル4倍であり、35mm換算で標準~180mmに相当。
画質はおおむねそこそこ。最短焦点と1/3ほどズームしたあたりの2箇所では、かなりクリアな画が得られる。ただし、1/3ズームの少し手前が最も劣悪画質であり、ステップズーム機能もないため、フィールドでこのピンポイントを狙うのは難しそう。


【 AviUtlでの映像作成についてのメモ 】

AviUtlには、連番画像から映像をつくる機能がある。現在使っているバージョン(0.99g2)、及び環境では次のことに注意する。最新バージョンでは必要ないかもしれない。

 ・ 元になる映像ファイルが必ず必要。AviUtlで読み込めれば何でもよい。
 ・ 画像ファイルはBMPに限定される。JPEGは読めない。また入力プラグインで、DirectShowは優先度を下げておく。そうしないとBMPファイルがまっ黒になる。
 ・ fpsは読み込み時に設定する必要がある。何倍速にするか考えてから読み込まなくてはならない。
 ・ 完成時と同等以上長の音声ファイルは必須。音声なしを作ってしまうと、音声ありファイルを結合しても音がなくなる。音が短いと、結合時に音ずれする。

60倍速部は以下のように処理した。
 0-a.使うファイルはBTJ32などでBMPに変換しておく。
 0-b.サウンドレコーダなどで音声ファイルを作っておく。必ず完成時より長くする。
 1.デジカムで撮ったMP4ファイルを6fpsで読み込む。
 2.1フレームを開始フレームと終了フレームに指定し、切り出す。
 3.最も番号の若い画像ファイルを「追加読み込み」する。これで一連が読み込まれる。
 4.先の1フレームを、指定して削除。元ファイルのデータを一掃する。
 5.音声ファイルを読み込む。
 6.AVIファイルに保存。

30倍速映像は3fpsで読み込む以外、同様に作成。
最後に、60倍速映像を29.97fpsで読み込み、30倍速映像、デジカム映像を追加読み込み。拡張編集や部分削除など編集をして、再びAVIで保存。
静止画映像は2度エンコードされることになるので、無圧縮ファイルを使ったほうが好ましいと思われるが、今回はすべてWMP9コーデック、One-Pass、100%qualityで処理した。

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