梅雨前線にへたれ台風4号が加わった長雨が、ようやく明けた昨朝。抜群の透明度の向こうに、「ぬめっ」とした富士山が見えた。
この時期に、浜松から富士山が見えること自体珍しいのだが、どうやら笠雲をかぶっているらしい。頭部がすっぽり隠れるような、深皿のような形態。
これは! と思い、より良い撮影場所を求めて移動。しかしそのわずかの間に、にわかに湧き出したものにすっぽり包まれてしまった。
30分前には、いかにも笠雲らしい笠雲をまとった姿だったのだが……
6/22の富士山の様子@清水
世界遺産入りが決まった清水から、1時間ごとの撮影。4時から20時までの画像を使う。
8時過ぎには、つるんとした笠雲がかかっている。見間違いではなかった。
笠雲は、6時、19時にも見える。1時間として持たないようで、思いのほか変化が早い。
浜松市北区からのダイヤモンド富士(曇り)
今年も予定していなかったが、何気に富士山ネタが湧いてきたことと、夏至前後には北区でも見られるということで、挑戦してみた。
撮影機材は、あいも変わらずDVS2500HD(720pムービー)とCaplioR2。
朝、見上げると天気は曇り。ただ、ごくわずかに切れ間もある。週間予報等を勘案すれば、今朝がおそらくラストチャンス。そのときに切れるのを祈るしかない。
現地に着くと、富士山は見えた。手前に重なる秋葉山もよく判る。ただ、雲が富士山の向こうにかかっている。
映像は、DVS2500HDで撮ったものの、「夜景モード」がオンになっているという大失態。ビギニングで感度を稼いでいるのか、富士山の形すら危ういピンボケ状態。
CaplioR2では、手持ちで連写していたので、これを1分あたり2枚程度選び、AviUtlで紙芝居様に作ってみた。
ちなみに手持ち連写では、1280×960ファインモードでも、20枚/分以上撮れた。かつてインターバルモードでこなせなかった理由が分からない。
当地の日の出時間は、4:33ごろ。撮影開始時点で、すでにその時間を迎えている。
日の出前は、茜色から黄金色に空の色が変わる。その瞬間が、本来の地平線に太陽が顔を出したときと思われる。
結局、肉眼ではダイヤモンド富士は見られなかった。日の出の瞬間が判らなかった。写真で見ると、4:46ごろに急激に光度が増しており、おそらくこのときに出たのだろう。
今年は、昨朝がベストコンディションだったのかもしれない。
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