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天竜スーパー林道は4月に冬季通行止めが解除される。天竜区のお知らせによれば、秋葉神社までと、水窪・山住峠経由のカモシカと森の体験館(カモシカ館)までは、通年通れるらしい。

常光寺山登山口 カモシカ館敷地の北端に常光寺山の登山口がある。通行止め期間中であれば、人もなくのんびり登れるだろう、と目論んで出向いてみた。
が、すでに数台の車。3組と犬が先に登っていった。ほかにも数台の偵察車両あり。
標高約1120m。山頂は1438.5mで標高差320m。ただし途中に100m級の鞍部がある。

登山口の北のゲートは閉められている。

サクラは冬芽 カモシカ館にはサクラが植えられている。下界では満開の今でも、やっと冬芽が膨らみかけたところ。モミジイチゴも同様。
平地に比べて、秋葉山近辺で半月、水窪に入った奥では1ヶ月程度、季節が遅れる。

登山道1 バイケイソウの芽吹き 霜柱 登山道はスーパー林道に沿って登っていく。初めは緩く、ときどき急登もあり、ところどころで景色も見える。南方には出発点のカモシカ館、竜頭山などが、北方には野鳥の森やその観察小屋、その先には地肌のあらわな麻布山も見える。残念ながら天候が万全でなく、靄のかかった状況だった。

スーパー林道一帯にはバイケイソウがとても多い。山菜採りへの注意看板もよく見かける。ようやく芽吹いたところ。取水場(?)には、開きかけたフキノトウもあった。
足元にはまだ霜柱もある。長いものでは5cmに達するものも。


モノレールに遭遇 登山道2 登山道3 登山道4 徐々に西に向きを変えながら登っていく。多少岩もある。
いつの間にか、右手にモノレールを見る。見たところ、ミカン園のそれと変わりないようだが、こんな山奥で……


小ピーク やがて1390m余の小ピークに着く。その先には山頂が見えるが、道が続いている感がない。
道はここから右に90°折れ、北へ迂回する尾根道になる。


モノレールをまたぐ モノレールのスイッチバック モノレールとお別れ 比較的なだらかな道をいくと、右手を走っていたモノレールが山道を横切り、そして林の中へ消えてゆく。その後、右手には大きな崩落地が現れる。ここを回避するためだったよう。
さらに進むと再び左手から横切る。1420mほどのなだらかな頂部付近でスイッチバックし、右手北側へ山を下っていく。
山道は左手へ続く。


山道5 山道6(鞍部) 山道7 山道8 モノレールと別れると一気に下る。撮るのを忘れてしまうほどの、急なつづら折りの下り。短い鞍部を抜けるとひたすら登り。地図で確認すると高低差は100mほどもある。


山頂 山頂、逆から 山頂看板 三角点 祠 そして山頂到着。三角点と山頂の看板。見晴らしはある程度ある。山頂北には、小さな祠がある。常光寺山というが、廃寺跡や謂れ紹介看板などは見当たらず。
先行していた犬連れご夫婦が昼食中。さっそく昼にする。


雪が舞い始めた 霞むカモシカ館 まもなく風が幾分強まり、雪が舞い始める。スタート地点のカモシカ館が白く霞む。
休憩もそこそこに急ぎ下る。想定時間は1時間半。登りは10分オーバー、下りは雪の後押しもあり1時間かからず。



帰りに、かささぎ大橋の東の通り沿いにあるバスパニ(BAS PANI)に寄ってみた。「ネパール・インドのカレー料理」とある。ディナーのセットは1500円程度から。
座ったテーブルにはナイフとフォークしかない。ネパールではスープをナイフで食うのか? と見回すと、別のテーブルにはスプーンが山盛り。小物を飾った棚は傾いているし。
ただ、カレーもチキンもスープも美味かった。量も十分にある。インドカレーというと大概辛いが、日本の辛口の少し上程度。いくつか行った中では最も優しい味。

帰り際には雹に遭った。東方では雷鳴が轟いている。1cmほどもあり、ルーフに、フロントガラスに、叩きつけて飛び散る。撮る余裕もなく退散。飛来物による損傷は「限定+A」保険も利いたはず……などと考えつつ逃げるように川を渡ると、そこはもう降っていなかった。磐田・袋井・森あたりに集中していたようだ。

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