ペガサスネットが開発したのは、カラーエンコードという丸いバーコード。木の年輪のような形状で、橙、水色、緑、紫の4色を使う。中心から外方向、および円周方向の配置で情報を表す。単体で使うほか、半分に割って間に画像を挟み、その画像を含めた全体をコード化する用法もある。
120km/hでも読み取り可能で、解析は0.3秒で完了する。
画像を挟む用法では、データ量は90万文字程度まで可能。そのコードを専用サーバに送れば、情報検索もできる。この機能を携帯などに搭載すれば、ワンショット即情報検索、というようなサービスが提供できる。
1コード1000円、100コードから注文を受ける。通販、出版業界の利用を見込み、2~3年後に2000万円/月を目指す。
(円形バーコード)例
メジャーになった2次元バーコードのQRコードは、7000桁、3KB程度という。6倍ほどにまで増やした規格(iQRコード)もあるらしい。「90万文字」を額面通り受け取れば、iQRの90倍。もちろん、視覚に訴えるために任意の90万文字分のデータを持てるわけではないが、コードとしてのこの規模は大きそう。
ただ、あらためてカラーエンコードの説明GIFを見ると、データ量の大きさを利点とするのではなく、むしろ「送信する画像データ(JPEG)が90KB程度だからサーバも楽だよ」と読める。また90KBということは、「90万文字」というより「90万桁の数字」なのかもしれない。もっとも、9万バイトに90万桁の数字を当てはめる方法も考えつかないが……
情報処理能力は必ず進歩するので、いずれ将来に主流になるのは、説明GIFの言うところの「サーバーが過負荷状態!!」の「画像から情報取得」であるのは確実。
ともあれ、それまでのつなぎ規格として標準になれたなら、同県民としてちょっとうれしい。
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