MSXに触れるきっかけを作ってくれた、亡きM.T.君。新し物好きの家で、居間には1万円/インチ以上したであろう、32インチの超大型テレビ(当時)。これにMB-H2をつないで触らせてもらっていた。
時代は流れ、いま目の前には27インチのLCDが座っている。これにMSXturboRをつないでみた。
U2711の設定は、DynamicContrast機能を切り、BrightnessとContrastを調整した。1:1(ドットバイドット)では表示が小さすぎ、2:2や3:3というモードもないので、Aspect固定モードとした。turboR側はライン出力(コンポジット出力)を使う。LCD画面をCaplioR2で撮影。
標準的な起動直後のBASIC画面。
LCDは縦1440ピクセルあるので、MSXの1ドットはLCDの6ピクセル角程度になっている。細かいマス目が見えるが、これはU2711がコンポジット信号をデジタイズして作ったピクセルと思われる。
ゴーストが見えるが、そこそこきれい。
背景色を黒にしてみた。
やや癖のある表情ながら、比較的きれいに見える。
背景が黒になったためにゴーストが見えなくなったのが大きい。
ここまでの画面モードは、SCREEN1の256×192ドット。インターレースを考慮しない標準的なNTSCレベルの画質。次に横解像度が実質2倍の480×192ドット、SCREEN0:WIDTH80として起動してみた。
乱視が悪化したよう。
背景を黒にしてみる。
ゴーストが見えなくなり、すっきりくっきり乱視が悪化。見るに耐えない。
512+αの画像を640サンプルしたのでは、サンプリング定理に反してしまう。このあたりの問題ではないかと想像するが、どうしようもない。
つぎに、コンパル製アップスキャンコンバータ「あぷこん」を経由させてみた。かつて1万円弱で購入したもの。
やや眠い気がするが、ゴーストは見られず素直な印象。
背景を黒にしてみると、好印象も吹っ飛ぶ色着きだった。程度のかなり悪いアクロマートで輝星を撮ったよう。この規則性のない青は、どういう着き方なのだろう。
SCREEN0にしてみる。
かなりカラフルだが、乱視は起きてない。普通に読める。テレビにライン接続したときとよく似た印象。
予想はつくが黒くしてみた。
滲みはともかく、飛んで弾けて着いている色は何なんだろう。
どちらも一長一短。ただ、ある程度解像度を上げないと不便であり、乱視で読めないよりはセロハンを通してでも読めた方が良い。あぷこん経由で使うことになりそう。
しかし、標準色であるCOLOR 15,4,7(ホワイト文字ブルー背景シアン周辺)は、よく考えられた組み合わせだとあらためて感心。
そんな結論としたつもりが……
漢字モードを使ってみると、困ってしまった。CALL KANJI3として、512×424ドット(縦はインターレース使用)で使ってみると、あぷこんでは潰れてしまう。この画像では単純に潰れているが、実際には点滅している。あぷこんではU2711のようにプログレッシブ化はしてないよう。
悩ましい。
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