江間充裕さん(江間博物館)は、浜松市浜北区の人。授業中の眠気覚ましにプリントの端で折りはじめ、「実力はあるが運がない」という妙な自信から千羽鶴を折りだし、ライバルの出現で火が点いて、ついに現在では2mm角まで折れるようになったという。
2mm角を折っていると、五感が研ぎ澄まされ、遠くの話し声や物の落ちる音が聞き取れるそう。20分ほどで折れるが、このスケールになると心身の調子次第で失敗もあるとか。
物は試しで、7mm角で折ってみた。なんとなくラッキーそうというだけで、深い意味は無い。ちなみに江間さんが「日本一ブック」に千羽鶴を申請したときのサイズ。
鶴を折るのは何年ぶりだろう。
新聞チラシの隅をカッターで切り取り、指の上で折っていく。折り鶴の最大の難関、翼を作るところでペースが落ちる。指先の湿気でふやける。紙が毛羽立ってくる。なんとか開いて翼を起こし、毛羽立ちは羽毛表現、ということにして進める。しかし次の、尾と首を細く折り込むところで、分厚くてもはや折れないことが判明。しかたなく、豊満なまま折り返して、折りアヒルの完成とした。
所要20分ほど。結構集中した感はある。
千羽折る気も、さらなる微小サイズに挑戦する気もないが、薄目の紙で湿気と上手く付き合っていけば、もうワンサイズ先ぐらいは折れそうな感覚は得られた。ただしアヒルだが。
大きい方は、比較のために折った7cm角の鶴。直後に折ったせいか、半紙でも折っているような感覚……
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