since 2007.8 by K-ichi


シフトレバー前に設置
ネット損保では先頭をいくソニー損保。新しい保険商品が出るにあたり、トライアルの募集を行っていたので試してみた。

新たなそれは、「やさしい運転キャッシュバック型」といい、来月から発売の予定とのこと。
契約者は、ドライブカウンタを自車に設置。その結果から保険料がキャッシュバックされるというもの。ベースとなる保険料は5~6%割高だが、計測結果の点数が高ければ結果的に割安になる。

ドライブカウンタは、各種能書きからすると加速度センサのみが搭載されている模様。設置後しばらくは、環境チェックと思われる予備計測期間があり、その後、発進/停止回数がカウントされていく。

このトライアルは、以下のような状況で行った。
平日は短距離の通勤。往復で10km無い。流れのある通りへの合流があるので、朝一には急目の加速がある。
週末は田舎でミカン収穫などがあり、急登、悪路がある。終了間際の年末年始には遠出、長距離を走る機会があった。


分厚い封筒が届く

内容物一式

カウンタ裏面
Webから申し込むとメール返信があり、数日で封筒が届く。蛇腹つきの厚めの封筒。中身は、ドライブカウンタ(トライアル用)と返送用封筒および取説の類。
カウンタの車への設置は容易い。車にホルダ(ケース)を両面テープ、もしくはマジックテープで取り付け、そこへカウンタを嵌め込む。縦置きも横置きもできる。
ホルダにセットすると、ホルダの突起がカウンター裏面のマイクロスイッチを押す形になり、「ピロリッ↑」音とともに起動する。マイクロスイッチは、型式シール左上の穴から見える。

しばらく予備計測期間があり、その後「ピロリロッ↑」音とともに本計測が始まる。
予備計測期間は通勤1往復半で終わった。

やさしい発進、停止をカウントするとあるが、停止のみカウントしているようにも見える。
しばらくすると点数も表示されるようになる。急ブレーキなどとは関係なく、一定時間ごとに更新される。
急加速、急停止が起きると、「ピピッ」音とともにカウントがクリアされる。

滞りなく走行していると、当然ながら回数は増えない。渋滞にハマって、進みつ緩めつを繰り返すと、一気に回数が増す。
エンスト回避でのアクセルオン、急登での坂道発進、幹線合流での加速などでも「ピピッ」音が鳴ることがある。なぜ鳴るのか不明なこともあった。

当初69点、その後は54点から60点台中盤をふらふら。後掲グラフのように、カウンタの閾値が判ってくると回数も稼げてくる。
カウント100回毎に、「ピロリロリロリロリ↑」と派手に鳴る。ところがカウント数が3桁になっても、点数はなかなか上がらない。前半戦の成績が、足を引っ張っていると思われる。
計測期間の最終盤、年越しの長時間ドライブが入り、ここで回数を稼ぐ。なんとか75点まで上げられた。

総運転時間は、トライアル期間の1ヶ月で13時間(カウンタ表示より)。


成績レポート
トライアル用のカウンタは、1ヶ月経過で「返却」表示になる。メールでの返送催促もある。
返送期日は、申し込みの40日後あたり。ただし計測期間が30日に満たない場合には、10日間延長してもよい、ともある。

返送用封筒でホルダとカウンタを返すと、10日余でレポートができた旨のメールが届く。レポートは、パスワード付きpdfで全4ページ。画像は、そのpdfファイルを貼り合せたもの。
急アクセル、急ブレーキともに「強め」で発生頻度は「標準」。すべての評価が星2つ。短期間、短時間であり、一発のミスの比重が大きい。スレッショルドを認識できた前後、前半2週程度とその後との平均と考えれば、こんなところか。

成績表の最後には、「『やさしい運転』に向けて」というアドバイスページがある。
ふんわりアクセル、車間距離に余裕、早めのアクセルオフ、アイドリングストップ。いずれもエコドライブの基本で、エゴドライブにならない程度には実行している事柄であり、あまり参考にはならない。

75点という結果は、やや割安になる計算だが、これ以上はちょっと難しいか。
自己の責でない事由……飛び出し、トリッキーな他車、悪路等……でアラームが鳴ると、だいぶ残念感がある。これに保険料という金銭が絡むとなれば尚更。
つねにカウンタを意識してしまうのも、少々負担感がある。

正直な感想としては、この商品はちょっとつらい

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

試したあと、保険料が他とそんなに変わらないのを確認して保険に入りました。
そんなに危険な運転はしてないのですが、駐車場入口が上り坂になっていて、アクセルとブレーキを交互にすると一気に点数が下がるようです。2か月で現在45点程度。
長距離ドライブはあまりしないので、これから点数あげられるかわからないですね・・・

K-ichi さんのコメント...

どうしても通らねばならないトラップがあるとつらいですね。
トランスミッションが何か判りませんが、なんかこう「もっさり」と通過する手段を考えないと……

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