'14、'15とモミジイチゴが先鋒を務めたが、今年はカジイチゴ(R. trifidus)から。
5日に開花し、8日にはモミジイチゴ#2(R. palmatus)も続く。本格的に咲き出すのは10日ほど先だが、モミジイチゴ#1(R. palmatus)も、1花だけ開いた。
鉢底逸出のトヨラクサイチゴ系、自然発生のクサイチゴも、このころ咲き出している。
21日にはヒメカジイチゴ(R. × medius)似のカジモミジ#1、トゲナシイチゴ系のカジモミジ#2(R. trifidus × R. palmatus)が同時に開花。立ち性で実着きのいいタイプの、モミジイチゴ#3(R. palmatus)も咲く。
翌日には、トヨラクサイチゴ(R. × toyorensis)、ヒメバライチゴ#1(R. minusculus)が続く。
ニガイチゴ(R. microphyllus)らやクマイチゴ(R. crataegifolius)など、身近なものは芽吹き蕾を覗かせている一方で、高地系は総じて遅い。
エビガライチゴ(R. phoenicolasius)、クロイチゴ(R. mesogaeus)は、やっと芽がぐずりだしたところ。地上部の枯れるバライチゴ(R. illecebrosus)は、枯葉の中で展開した葉が見えてきた。ハスノハイチゴ(R. peltatus)、ミヤマニガイチゴ(R. subcrataegifolius)は、まだ芽が動かない。
【 和名、学名の出典等について 】
- 標準和名や学名は、基本的に「YList」ページを採用する。
- Ylistに掲載のないものは、 Wikipediaの「キイチゴ属」ページのものを使う。これには「※」を付す。
- 交雑種は、種レベルの扱いがあり特に著名と判断したものはそれを使う。それ以外は独自名を付す。和名は両親から「イチゴ」を取った合成名、学名は両親を「×」でつないで連名とする。いずれも母体を先頭にする。
- 例:カジイチゴ(R. trifidus)を母体にコジキイチゴ(R. sumatranus)の花粉を付けたもの → カジコジキ(R. trifidus × R. sumatranus)
- 雑種は、入手個体を「F1」とみなす。特に必要がなければ「F1」とは記載しない。その子は「F2」となる。たとえばファールゴールドの実生は、「ラズベリー・ファールゴールドF2」と記す。
- 同種が複数株ある場合は、和名の後に番号を付す。従前1株だったものは、それを#1とする。
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