鉢植えのシランが咲き揃った。
9日、やや小ぶりで控えめな口紅シランから始まり、僅かに遅れて無印と覆輪が続く。20日を過ぎて、ようやく白花も咲き始めた。
例年は軒並み4月下旬、口紅は5月に入ってからのこともある。白花が通常ペース、それ以外が今年は異様に早い。
2009年に8号鉢に植え、草むらの防波堤代わりに並べてある。
刈ればよさそうなものだが、逸出トヨラクサイチゴやらカラムシやらときにネナシカズラやら、なかなか根絶やしにするには忍びない連中の住処だったりする。
株の増殖力は、無印もしくは覆輪が強い印象。一方で、実生発生率が高いのは白花。
花後は放置なので、種はどんどん飛んでいく。ラン科なので、そこいらでぽこぽこ生えるものではない。が、この白花シランだけは別。
そもそもこの白花は、いつの間にかモミジイチゴの鉢にいた、出自不明な株だったりする。植替え時に、「ライトグリーンの透明感のある球根っぽいもの」があったので、捨てずにおいたら白いシランが咲いた、というもの。
サラセニアの方が先輩だが、もう肩を並べる。ちなみに左のハエトリソウの鉢のはネジバナ。
こちらもよく生えるが、それを凌駕する出現率。タカサゴユリに匹敵するかもしれない。
栄養繁殖の覆輪、実生の白花。
口紅は大きさも花数も控えめでか弱い……と思ったら大間違い。
口紅シランは、8号プラ鉢(菊鉢)を真っ二つに裂こうとしている。7年も植えっぱなしなので、仕方ないといえば仕方ない。
覆輪は割れなし、白花は一箇所割れが入っている。口紅は対向する2箇所を裂き、いまにも割らん勢い。
ちなみに4年前にはまだ割れてなかった。
since 2007.8 by K-ichi
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