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立須を遠望@浜松市北区細江町
NHK大河ドラマ、おんな城主 直虎。スタートして2ヶ月余が経った。
番宣を兼ねた関連番組も多く、家族に乾杯では、柴咲コウらが井伊の地をブラついていたらしい。次郎柿は次郎法師とは関係ないですよ、柴咲さん。

幼少期の数話のオープニングでは、岩峰上空からの空撮映像が使われていた。この岩場は「立須たちす」という。
写真中央の岩肌(三岳鉱山跡)の上、木々の中から僅かに覗く岩がそれになる。
その映像に、立須から見える様々を説明書きとともに加え、シームレスなスライドショーにまとめてみた。

ちなみにこの写真は、映像内の「現在の井伊谷」シーンの左端あたりから撮っている。




立須からの眺望映像
第1話では、子供たちが「はちまんさま(=渭伊神社)」で鬼ごっこをしていた。あの大岩はその裏山にある。「天白磐座てんぱくいわくら遺跡」というらしい。
飛び込んだ滝は見覚えが無いなぁ……と思っていたら、中津川市の「高樽の滝」だそう。

井伊谷いいのや、奥山、川名かわな伊平いだいら祝田ほうだ……なじみの地名もよく出ている。
ちなみに川名は、ドラマと違って平板に発音する。じつは川奈もそうらしい。サンバではなく産婆!と川奈出身者が吠えている。気持ちは解る。

関連旧跡の位置については、ググると相当な量のページがかかる。推進協議会のページがよくまとまっている。井伊谷にある関連ポイントは、映像内でも図示してある。

先日死んでしまったが、亀(直親)らは、現在の足切観音あしきりがんのんのあたりに住んでいたという。
一般的な呼称は「あしきりがんのん」、建屋としては足切観音堂になるが、GoogleMapでは足切観世音と表示される。御本尊は足切観世音菩薩だが、所を表すには相応しくない。Web上には、その表示に倣ったページも散見される。

ストーリーに関しては、史実を追う「おんな城主直虎 | 戦国武将列伝Ω」と、ドラマを追いつつ歴史も深掘りする「大河ドラマ特集 注目の見どころ応援サイト」が読みやすい。


立須への道程
撮影地の立須に関しては、だいぶ前から取り上げていた。
パノラマ撮影をしたり、夜景を撮ったり。裏道に建設された風車群を眺めたり。
パール富士に挑戦したこともある。H2A F30のロケット雲や、イプシロン打ち上げを撮ったのもここ。その光跡は映像に登場する。
立須直下の跡地ほか、関連の鉱山跡地について書いたこともある。

この「立須」も、GoogleMapは間違っている。位置が隣の山頂になり、表記は「立須峰」。地理院地図でも、現地の案内板でも、一般の呼称でも、立須であり「たちす」。やはり倣ってしまっている登頂報告など多数あり、困ったもの。
画像の薄紫が登頂ルートになる。狭いながら車で風車までは行くことができ、#1の向かいに入口があり、案内板も整備されている。

立須からは、天竜の山々、富士山、西遠の街並み、太平洋、浜名湖などが眺められる。計算上は紀伊半島まで見える。

立須の北側は木々に阻まれて見通せない。山を下ると川名地区になる。気の短い爺様、直平の管轄がこの地。
西隣には三岳城址のある三岳山があるが、映像には出てこない。その向こう、ふた山ほど越えると、しののお里、奥山地区になる。

三岳山から左に目をやると、富幕山とんまくやま坊ヶ峰ぼうがみね尉ケ峰じょうがみねなどが並ぶ。
尉ケ峰左の遠目の山並みは湖西連峰。富士見岩や廃寺跡は尉ケ峰に隠れる。富幕山、坊ヶ峰らとともに、静岡・愛知県境を担う。
湖西連峰の左、浜名湖の向こうは湖西市。計算上では、このあたりに紀伊半島も見えることになっている。透明度の高い日に、夕日が海面(伊勢湾沖)を照らす頃合を見計らえば、シルエットが見えるかもしれない。

浜名湖手前は細江町。直親が住んだ祝田は同町内。さらに手前が引佐町いなさちょうの井伊谷地区。現在は井伊谷の一部が神宮寺町じんぐうじちょうとして分割されている。
映像に見える湖は、浜名湖の北東の一部。注ぎ込む川は都田みやこだ川。北区最高峰、鳶ノ巣山とびのすやまを源とし、川名や祝田を経由して浜名湖へたどり着く。
GoogleMapは、この鳶ノ巣山もひどい間違い方をしている。

浜名湖から左には、浜松市の市街地。中心には、ぴょこっとアクトタワーが立つ。見通しの利く日には、市街の向こうに分厚く遠州灘があり、太平洋に浮かぶ艦船も見える。天竜川河口付近の風車らも見える。
さらに左へ振ると、エコパスタジアムを擁する、丘のような小笠山。さらに左には、木に隠れがちな新東名。街明かりはこのあたりで途切れる。

その先は、静岡県西部の山々、宝永山を脇にした富士山、南ア深南部の山並み。その手前には、浜松風力発電所の風車群が並ぶ。
天竜の山は、目いっぱい覗き込めば、バラ谷の頭、黒法師岳、房小山、鋸山……あたりまでは見える。それ以北は、丸い観音山と裏山の植林に隠される。


立須は、アクセス容易で広遠佳景。ただし、侵食された石灰岩柱なので、絶壁あり、尖った箇所あり、浮石あり、深い穴あり。
命にしろゴミにしろ、落し物には十分気を配ってもらいたい。

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