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Iridium46 おそらく最後のパス@浜松市北区
イリジウム46(24905/1997-043C/IRIDIUM 46)がまもなく落下する。
本日14時の軌道情報では、軌道高度は195km×231kmとなっている。今週か来週か、もうまもなく落ちると思われる。
この衛星は、昨年のクリスマスに通過を撮影している(追記:5/11に落下した模様

昨日8日、ちょうどいい具合に明け方にやってきた。7日関西、8日中部、9日関東、と巡るタイミングで、浜松では運よく晴れてくれた。
近地点は日本の南海上。上空通過時でも高度は200km強しかない。イリジウム・フレアを起こすあの衛星が、超低空を飛んでしかも頭上に見えるという、めったにない機会。
通過予報は、時間を経るごとに遅れ気味。7日には、5分遅れ30°西ズレ、などという報告もあったが、Heavens-above、SatelliteTrackerともに、そこまでのズレはなかった。

撮影地は浜松市北区。月はなく、透明度も良い。撮影前には、みずがめ座η群らしきものが2つ見られた。
撮影時は太陽高度-8°ほど。目に見えて薄明が進んでいた。画角左がおおよそ南。

カメラはカシオEX-10。28mmF1.8に中華ワイコンを装着。動画撮影で画角が狭まることもあり、f=20mm程度と思われる。
TL(タイムラプス動画)の夜景モードにて、1/2sインターバルで撮影。各コマは0.4s露出。WBは曇り、+2.0EV、MFで∞にピント合わせ。

ちなみにこの夜景モードでのみ、露出時間が設定できるとのこと(カシオ Q&Aページ)。設定できるのは、インターバル間隔の8掛け、かつ最大0.4sになる。
出力される映像は20fps。つまり今回は10倍速の動画になる。これにガンマ補正、文字入れ等したものが冒頭の映像になる。動画編集ツールはAviUtl、使用フォントはあずきフォント



Heavens-above予報

前半

後半
映像から光跡を取り出してみた。
AviUtlで全てのフレームを抽出したのち、KikuchiMagickで比較明合成した。

1鎖線が0.4s、間隔が0.1sになる。前半画像は、4:11:15.5~4:12:37.0頃。後半は、4:12:41.0~4:13:26.5頃。
ちょうど0.1sに嵌った変化は写らないことになるが、フレアは全回写し込めたと思われる。天頂過ぎぐらいから数回、マイナス等級にフラッシュした。カキノキの葉陰に入ってなおフラッシュが見える。

以前撮ったころは、もう少しおとなしくゆったりしていたが、だいぶ回転数も上がっているっぽい。

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