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ニホンミツバチ(?)
浜松市北区、郊外ではあるが一応引佐町の中心街。田畑と住宅街が混在する、かつて井伊の治めた地

つい先日満開だったキンカンが、蜂の楽園と化していた。一大勢力はミツバチ。よく見かける、オレンジ色のセイヨウミツバチより黒っぽい。ニホンミツバチか、と思ったのだが、黒っぽいセイヨウ種もあるらしい。判別には後ろ羽の脈(翅脈)を見るのだとか。

写真はスマホ撮影をトリミングしたもの。補正が強めで、細部が写し取れていない……コンデジでちゃんと撮るべきだった。

そんな中にまばらに、しかし存在感を発揮しているのがクマバチ。重低音の羽音は迫力がある。まっ黒で、でっぷりして、オレンジ色のストールを纏っているのが特徴。
迫力には圧されるものの、性格は温和。撮ろうと寄ると、スッと向こうへ行ってしまう。

さらに眺めていると、クマバチ同等サイズで完全に真っ黒、なヤツもいた。やや痩せてはいるものの、でかくて、ツヤツヤで、まっ黒で、重低音。
花から花へと飛びまわるうちに、ときおりクマバチともやりあっている。「ちょっとあんた! どきなさいよ。」「あんたこそ! どきなさいよ。」マツコ・デラックスの声で脳内アテレコされる。

このまっ黒、外来種のタイワンタケクマバチというらしい。中国台湾などに生息し、竹に巣を作る熊蜂。
Wikipediaによれば、日本へは中国から入ってきたと考えられ、2006年に豊田市で発見、現在は中部地方から京都あたりまでに広まっているとのこと。
あらためてググってみると、2018年には尼崎(兵庫)で見つかったとか、昨夏、久しぶりに北区で駆除したというブログ記事などもみつかった。どうやら暖かい方面へ分布域を延ばしている模様。

やっぱり解像度がよくないが、様子をいくつか貼ってみる。
タイワンタケクマバチは、羽根の収め方などによっては、大きな便所蜂や超デカい蝿に見える瞬間もある。


タイワンタケクマバチ

タイワンタケクマバチ

タイワンタケクマバチ

クマバチ

クマバチ

クマバチ

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