since 2007.8 by K-ichi

熊伏山へ行ってみた。

はるか昔に登ったことはあるのだが、「ちょっとそこ」と騙されて、昼も水筒も無しで往復しただけだった。
その記憶では、いくらか開けた山頂ながらさほど眺望もなく、特段特徴のある山ではない……のだが、とある本で見た分布図から、再確認しておこうという気になった。
キイチゴの世界という本にあるコレ。


キイチゴの世界 p156と、その原著の図

The Distribution of Rubus in Japan : 1. Distribution Mapsという論文から図を引用され、一部改変しているとのこと。よく見ると2点追加がある。福島県の安達太良山あたりと、すぐそこの三国境。
この辺りは天竜川が県境なので、標高はさほどない。とはいえ、200m台の川面から1000m超まで駆け上る険しい山地ではある。熊伏山とは微妙にズレている。
伐採等の撹乱後に一時的に発生しただけかもしれないが、まぁ何はともあれ行ってみよう、ということで、思い出のおさらいも兼ねて出向いてみた。
ちなみにこの辺りは、小和田駅とか富山村とか、小ネタの産地でもある。


浜名区のうちからは、かなり開通してきた三遠南信自動車道が便利。一気に佐久間の天竜川のほとりまで行き、R473で乗り継いでR152に合流。水窪市街へ1時間で着くとは近くなったものだ。
北上し、草木トンネルで道路が立派になったところで脇道に出て、足神神社、青崩峠方面へ。
長らく工事中だったこの道は、一部ダートながら終点まで行けるようになった。そこからは、兵越峠方面と青崩方面への山道が出る。案内に従えばすぐに青崩峠に着く。

2時間で山頂、という道を3時間かかって登る。


天国への階段

北面が盛大に崩れているので、天国への階段がいくらかあるが、トラロープが行く手を阻む。


まもなく天国への階段

何ということもない整備された登山道だが、右手のブナの底が抜けている。


北には遠山川渓谷

たぶん遠山川渓谷。


南に開けたところ

南も崩れたところがあり、眺望がある。
スーパー林道・野鳥の森線付近などが一望。


山頂は色づき始め

10月半ばだったので、道途中も山頂も、一部で色づき始めた程度。

小低木は、サワラの実生とミヤマシキミの茂みとモミツガ系の苗……わずかに、モミジイチゴ、クマイチゴ、ミヤマニガイチゴ。
あとは、ささやかなヌメリスギタケモドキと齧られたタマゴタケが一本。
明るめな針広混交林とはいえ、ちょっと光は足りない印象。いくらか苔むしたところもあるが、戸中山山塊に比べればだいぶ控えめで乾いている。

ハズレかな……

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