酷暑が終わったと思ったら、振り返ることなく冬へ向かっている感がある。
変化に乏しいので2ヶ月まとめ。それでも乏しい。
撮影は、特に断りがなければ10/31。
エビガライチゴ(Rubus phoenicolasius)
剪定したところからまた伸びたので、さらに剪定した。
カジイチゴ(R. trifidus)
カジイチゴは、冬芽になると思いきや葉を展開してしまったりして、季節感というか「けじめ」がないというか、相変わらずな感じ。この小さい芽は、さすがに冬越し用と思われる。
クサイチゴ(R. hirsutus)
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クマイチゴ(R. crataegifolius)
丸い冬芽。
コジキイチゴ(R. sumatranus)
主人であるバラを押しのけつつあるコジキイチゴ。地植えと比べると貧弱。肥料は多少与えているが、8号鉢による根域制限は厳しそう。カジイチゴなど大型になる種は、この程度の鉢では難しい。
ナワシロイチゴ(R. parvifolius)
毛深い。
ニガイチゴ(R. microphyllus)
ちょっと無残な姿のニガイチゴ。紅葉が始まっている。
典型的な白い幹肌に真っ赤な冬芽。
バライチゴ(R. illecebrosus)
昨年はコガネ子にやられたようで枯れ野原だったが、今年も似たような状況。バラ他にも被害が出たため、オルトランDXを散布してある。バラは復活しているので、効いていることは間違いないが……。
基本的に草本に近い種なのだろうか。自生は小さな苗を数箇所で見たきり。一応この鉢は、咲いて生ったことから、成木であるとは思う。
いかにも冬芽、というものは、ほとんど見られない。
ヒメバライチゴ(R. minusculus)
バライチゴに対してぜんぜんヒメでないヒメバライチゴ。モミジイチゴなどに比べれば小型だが、しっかりしている。
冬芽は黄緑色で楕円形。一風変わっている。
フユイチゴ(R. buergeri)
下草のフユイチゴがシーズンイン。10月に入ると、ぽつりぽつりと熟し始める。
5日ごろに第1果、徐々に進んで11月に入る頃には盛りになった。生っている期間は長く、年越しの雪の中に赤い実を見ることもできる。
開花後、いったん萼を閉じ、熟す間際に再び開く。
托葉は、手のような面白い形をしている。
今頃はほとんどなくなっているが、若い枝には残ることがある。
モミジイチゴ(R. palmatus)
キレハ株。肥培のおかげか、ややふくよかな雰囲気になってきた。
冬芽は真っ赤で、プリっと太くツンと尖る。いい感じに育っている。
雑種:カジコジキ(R. trifidus × R.sumatranus ※※)
カジコジキは、勢いのあるものないもの様々。右下の鉢は、コガネ子被害に遭い全滅。気付いたときには、軽く引っ張るとすっぽり抜ける有様で、薬剤散布も時すでに遅し。
雑種:コジキカジ(R. sumatranus × R.trifidus ※※)
コジキカジは全体に元気いっぱい。
雑種:カジモミジ(R. trifidus × R.palmatus ※※)
カジモミジの小型の方はまだ青々としているが、大型の方(トゲナシイチゴ)は紅葉が始まった。
小型の方は、ぷっくりと綺麗な赤い冬芽を作っている。昨年同様だが、はたして蕾は入っているのか。
大型の方は、副芽を持つものもある。托葉が、幅広、幅狭の両方ある。雑種であるだけに、カジよりの幅広、モミジよりの幅狭、というところか。
雑種:トヨラクサイチゴ(R. × toyorensis)
順調。
雑種:ヒメカジイチゴ(R. × medius)
ヒメカジイチゴも紅葉し始めた。冬芽も順調。
ブラックベリー・エバーグリーン(R. laciniatus ※)
初年度の爆発的勢いが嘘のようにおとなしい。剪定もバッサリやった。しかし棘も冬芽もしっかり。
ブラックベリー・ソーンフリー(R. fruticosus ※)
ここから小枝が出ることを想定して、「行灯仕立ての骨組み」仕立てにしてみた。今年枝はかなりよく伸びたので、思い切り良くカットしてある。
ボイセンベリー(R. ursinus × R.idaeus ※)
ボイセンベリーは、脱走して下草になりそうな勢い。剪定の際、一部の先端部が草むらの中で根付いているような手ごたえだった。切ったまま放置しておいたが、はたして……。
ラズベリー・インディアンサマー(R. idaeus ※)
インディアンサマーは秋果が生った。蕾が枯れたのを確認して諦めていたが、10/6に若実を発見。撮影も当日。花は見逃した。
10月末にはここまで熟した。冬芽もできている。ただ、枯れた蕾やその付近の節の詰まり具合が、普通でない気もする。
ラズベリー・ファールゴールド(R. idaeus ※)
ファールゴールドは秋果無し。枯れこんだ頂芽が生きていれば、できたかもしれない。冬芽もできたが、きれいなものは数が少ない。
今年も中下部を中心に、褐変ひび割れが発生した。頂芽が枯れたのも関係あるのかもしれない。褐変したところの芽も、たいていは生きてはいる。病気なのか素性なのか環境なのか。いまだに原因は判明せず。
学名出典:
無印……YList
※……Wikipedia キイチゴ属
※※……文献無し
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