6月に帰還し燃え尽きた「はやぶさ」。命と引き換えに送り届けられたカプセルは、すぐに確認され、翌日には回収された。
本来は、イトカワ着陸時にプロジェクタイルを撃ちこみ、立ちのぼった砂をキャッチしてカプセルに収める算段だったが、「撃ちこんだ」確認はできないまま。それでも、着陸時の衝撃でなにかしらがカプセルに入っているかもしれないという期待で、3年延長60億kmを経て帰還させた。
日本へ戻ってからは、クリーンルーム内でカプセル内部を慎重に捜査。テフロン製のヘラでかき集めた約1500個の微粒子(10μmスケール)を調べた結果、かんらん石、輝石、斜長石などの鉱物を発見。成分比率が地球上のものとは大きく異なり、全てに同じ傾向が見られることから、イトカワ由来の鉱物、と断定した。
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