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キイチゴ類が続々と熟してきた。

9日にはカジイチゴ(Rubus trifidus)、中旬過ぎからヒメバライチゴ(R. minusculus)、トヨラクサイチゴ(R. × toyorensis)、ヒメカジイチゴ(R. × medius)なども続く。モミジイチゴ(R. palmatus)もタイミング的にはそろそろだが、今年は授粉がうまくいかなかった模様。

クマイチゴ(R. crataegifolius)やニガイチゴ(R. microphyllus)、コジキイチゴ(R. sumatranus)も、若い実をたくさんつけている。
園芸種のボイセンベリー(R. ursinus × R.idaeus ※)も順調。
トゲナシイチゴ相当のカジモミジ(R. trifidus × R.palmatus ※※)は全てダメだったが、カジモミジ(小葉)には、不恰好ながらひとつ残っている。
コジキカジ(R. sumatranus × R.trifidus ※※)も花ガラが残るが、受粉しているのかは微妙。


カジイチゴ

トヨラクサイチゴF2

トヨラクサイチゴ

ヒメバライチゴ

ヒメカジイチゴ

オランダイチゴ


ヒメバライチゴは、なかなかしっかりした実がつかない。媒介の虫がいないわけではないはずだが、綺麗な形にならない。もともとひと株だった一鉢しかないので、もしかしたら自家不和合性が強いのかもしれない。
この傾向は、フユイチゴでも見られる。

トヨラクサイチゴは、相変わらず実着きが悪い。施肥をしたためか数は着いたが、個々を見るとやはり歯抜け。自生地でもほとんど実は着いていない。
一方でその子(トヨラクサイチゴF2)は、実着きがよい。親と見比べると、小葉は太めで裂の入りは少なめ。単に個体差と思っていたが、そうではないのかもしれない。
実は赤色。実の大きさ、粒の大きさや数はカジイチゴ相当。風味はクサイチゴに似る。
かつて自生地で一度だけ見た赤いまともな実は、この稀な実生株に着いたところだったのかもしれない。

ヒメカジイチゴはよく実を着ける。かつて実着きが悪かったのは、肥料切れだったためのよう。
畑の片隅からもらってきた株は赤、カジモミジ(R. trifidus × R.palmatus ※※)作成の際に発生した株は橙色。……と思っていたが、あらためて畑由来の株を見ると真っ赤ではなく、後者もよく熟せば、片親と思われるニガイチゴと同じ朱橙色といった風。トヨラクサイチゴの件もあり、赤と黄は、赤が優性になりそう。

ボイセンベリーは、きれいな花を(略)が効いたようで、バラゾウムシの被害はかなり抑えられた。

おまけのオランダイチゴ(Fragaria × ananassa)は、いわゆる栽培種のストロベリー。
草むらに逸出して、そのまま育っている。あまりに丈のある草は刈ったが、基本放置。病気も虫も問題ないようで、立派な実を着けていた。ただ、時期を過ぎた実は、ナメクジか何かで穴だらけになっている。


ナワシロイチゴ

エビガライチゴ

エビガライチゴ拡大

バライチゴ

ソーンフリー

エバーグリーン


これから咲いていくものも。
野生種では、苗代の頃に咲くというナワシロイチゴ(R. parvifolius)が4日に、似た咲き方のエビガライチゴ(Rubus phoenicolasius)が16日に、バライチゴ(R. illecebrosus)が19日に咲いた。
残るは、手許にあるものでは、真夏に咲くフユイチゴ(R. buergeri)ぐらい。

園芸種は、ラズベリーのインディアンサマー(R. idaeus ※)が2日に、5日にはファールゴールド(同)が開花。
ブラックベリーはだいぶ遅れて、ソーンフリー(R. fruticosus ※)が一昨日、エバーグリーン(R. laciniatus ※)が昨日開花した。



学名出典:

無印……YList
※……Wikipedia キイチゴ属
※※……文献無し

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