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台風4号がやってきた。


豪雨の去ったころの衛星画像(気象庁
昼間は、断続的に強い雨が降り、雲の流れも早く、台風近しの感はあったものの、暴風雨というほどではなかった。

台風4号は、四国と紀伊半島を視野に入れつつ北上。17時過ぎに、和歌山県の紀伊半島南端に上陸した。それに前後して、浜松市北区でも暴風雨が始まる。

台風は半島東岸を舐めるように駆け上がり、伊勢湾をまたいで20時過ぎ、愛知県東部に再上陸した。昨年のような直撃ではもちろんだが、豊橋あたりへの上陸も、東隣の浜松には同等のインパクトがある。
バケツで浴びせられるような猛烈な雨と、よろけるほどの強い風。木造の我が家は、ずっと震度1相当。外の木々は波打ち、満開間近のバラも横倒しになる。
川の氾濫の可能性があるということで、避難勧告や避難準備情報まで出た。各所で停電も起こった模様。

そんな台風も、21時を過ぎるとぱったりと雨が止んで暴風メインになり、22時を過ぎるとすっかり静かになった。

雨が止んだところで外を眺めてみると、遠くの橋の付近に消防の赤色灯が光っている。ところどころで、オレンジ色の煌きも見える。よくよく見ると、電柱の変圧器や鉄塔の碍子から、多数のオレンジ色の火花が飛んでいた。
ジリジリを唸りながら派手に放電し続ける様は少し心配になったが、1時間もするとほぼ収まった。台風による塩害で、こういう放電が起きるらしい。ググってみると、電気関係でいうレベルの「塩害」が起こるのは、海から2km程度までとのこと。当地から直近の塩水までは5km以上、海までは20kmもある。ただ、植物に対する塩害は、10km以上離れても起きているようで、塩分が飛んできてはいたのかもしれない。


レーダー画像(気象庁)
改めて、雨の様子を、気象庁のレーダー画像で見てみる。

静岡県中西部は、17時の上陸のころから色づき始める。その後は、台風の動きに合わせた全体の雲の動きとは別に、狙ったかのように派手に塗り続けられる。
台風が愛知・静岡県境を北上し、浜名湖の真北に差し掛かる21時ごろになって、ようやく他の雲に引きずられるように、しぶしぶ退いていく様子が伺える。

ここまでの嵐に遭うと、気になるのは壊滅的に崩壊していた天竜スーパー林道。今年はまだ行ってないが、この豪雨では、傷口をさらに大きくしたのは間違いなさそう。

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